こんばんは、管理人の緑茶です。
本日は日記記事です。
先日、とある工場を見学しました。そこは、納品された原料を加工して出荷する工場。長年の悩みは「納品書」と「支払い」の突合でした。理由は、この業界では注文数と納品数にバラつきがあり、分納が常態化しているからです。たとえば、4月の発注500個が「5月に300個、6月に150個、同じく6月に50個」といった具合で分納されます。これが複数の原料で毎月発生します。
たとえば5月だけ切り取ると、工場側の受け取りはこんな感じです。
このブログは概ねテキストのみで構成され、管理人が見たアニメやニコ生、ゲームなどの 感想を残しているものです 毎週 火・木・日 更新ですが、不意にそれ以外の曜日に更新したりします。 ■リンクフリーではありません!!■(詳しくは本サイト内へのリンクやURL掲載についてをみてね)
こんばんは、管理人の緑茶です。
本日は日記記事です。
先日、とある工場を見学しました。そこは、納品された原料を加工して出荷する工場。長年の悩みは「納品書」と「支払い」の突合でした。理由は、この業界では注文数と納品数にバラつきがあり、分納が常態化しているからです。たとえば、4月の発注500個が「5月に300個、6月に150個、同じく6月に50個」といった具合で分納されます。これが複数の原料で毎月発生します。
たとえば5月だけ切り取ると、工場側の受け取りはこんな感じです。
<あらすじ>
小手指向陽・高校1年生。
特技は「気持ちよくさせすぎちゃう超絶マッサージ」!
学費を稼ぐため、スポーツ強豪校・星和大付属高校の寮の管理人となった向陽。
そこで出会ったのは、曲者揃いの美少女アスリートたちだった——。
新時代のマッサージ・ラブコメ、ここに開幕!
<レビュー>
本作はいわゆる今期のアダルト寄りラブコメ枠にあたります。
地上波では当然ながら放送基準により一部の表現が規制されていますが、
実際には有料配信版への誘導を兼ねた“お試し放送”としての側面が強い印象です。
作品としては、単なる刺激描写に依存せず、ラブコメとしての軽快なテンポと
「マッサージ」という独特の設定を軸に構成されているため、
地上波でも十分に楽しめる内容に仕上がっています。
惜しいのは作画面です。
カットごとに品質の振れ幅が大きく、特に日常パートでは
顔や体のバランスが崩れたり、作画が不安定になる場面も見受けられます。
本作はアクション重視のアニメではないため、
原画と動画の差によるブレではなく、演出段階での品質統一不足が目立ちます。
ただし、要所要所では非常に完成度の高いシーンも多く、
ヒロインたちの可愛らしさや色気の描写は高水準。
いわば「高低差」ではなく“明確な山谷”があるタイプの作画と言えるでしょう。
物語は2〜3話ごとにメインヒロインが入れ替わる形式を採用しており、
常に新鮮さを保ちながら進行します。
すでに“攻略済み”のヒロインも同じ寮に暮らしており、
シリーズを通じて登場人物が増えていくため、
結果的にハーレム的展開へと自然に移行していく構成です。
このあたりの展開処理が意外に丁寧で、
単なるエピソード消費型ではなく、過去のヒロインたちも
物語上の役割を持って再登場する点は好印象です。
視聴を重ねるほどキャラクターへの愛着が増していく“キャラモノ”として
一定の完成度を感じさせます。
ジャンル的には“深夜アニメのアダルト寄りラブコメ”に位置しますが、
エロティックな要素よりもむしろ、ギャグとテンポ感に重点を置いた作りです。
規制シーンはあるものの、それだけを目的とした構成ではなく、
コメディとしてのテンポとキャラクターの反応劇がメインになっています。
全体として、視聴者に“ちょっと背徳的な笑い”と
“軽めの恋愛コメディ”を同時に提供するタイプの作品です。
性的な要素を売りにしながらも、物語としての誠実さを捨てていない点が評価できます。
■ 総評
作画のムラや演出の粗は見受けられるものの、
ヒロインの魅力や構成の工夫により、作品全体の印象はプラスに転じています。
むしろ、シリーズとしての伸びしろを感じさせる作品であり、
「アダルト枠=軽薄」という固定観念を少し覆す力を持っています。
深夜枠ラブコメとしては安定感のある構成と、適度に遊び心を取り入れた演出で、視聴後の満足度は高いです。
刺激的な要素を含みつつも、あくまでコメディとして成立している点に制作者の“自制と計算”が感じられました。
やや好みが分かれる作品ではありますが、ラブコメのテンポやキャラ描写を楽しみたい視聴者にはおすすめできる一作です。
この作品はフィクションです。
登場する人物・地名・国名などすべて実在のものとは無関係です。
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自衛隊が国有シェルターの人々を地方に退避させた翌日。
光ファイバーの損傷で通信が途絶していた一つの私有シェルターでは、大きな動きが始まっていた。
そのシェルターの代表は、日本有数の実力者、大荻山《おおぎやま》剛三郎《ごうざぶろう》である。
彼は他のシェルターとの通信が途絶したあとも、巨大な受信装置を使い、エーテルの妨害を受けながらもラジオ波を拾い情報を集めていた。
そして、国有シェルターの避難民が一斉に地方へ脱出したと知ったのである。
もともと切れのある思考力と先見性を持ち合わせる大荻山は、容易に自分たちが「切り捨てられた」と理解した。
大荻山のシェルターは内閣シェルターに匹敵する規模・設備を備えた大規模なもので、収容人数一万人、備蓄資材は六か月分という、ある種要塞に近いものだった。
大荻山という絶対的な権力者のもと、治安も維持されている。
しかし、この切り捨てによって大荻山は揺れていた。
ーー自衛隊の軸足が変わった。舞岡がしくじったか。使えぬ男だ。
大荻山は、政治的なパイプ役として舞岡を筆頭に「帝都復権党」を支援し、影響力を発揮していた。
だが、切り捨てられたということは影響力の低下を簡単に想像させる。
そしてその事実が、大きな決断を迫った。
ーー救助を待つべきか。自力で脱出すべきか。
ーー救助を待つのであれば、あと五か月以上は持つだろう。だが都民を脱出させたということは、私有シェルター民は死亡扱いの可能性がある。
ーー自力脱出の場合、このシェルターに避難している約八千人の移動は可能だろうか。兵ではない一般人も多い。
だが彼は僅かに口角をあげると、すぐに結論を出す。
ーー私は聖職者ではない。全員を助ける必要もないか。
決断の速い大荻山は、すぐに私兵のリーダーたちを招集した。
「リーダー諸君。これから話す内容は重要機密だ。よいな」
そういうと、しばらく整列したリーダー十人を見回し、一人のリーダーの前に立った。
「携帯電話を見せろ。当然、電源は切れているな? 無線も見せてみろ」
リーダーは即座に携帯電話と無線の状態を提示した。
それを見た他のリーダーも、当然のように同じ行動をとる。
「よろしい。では説明する。我々は二日後の夜、シェルターを脱出する。脱出はタラメアから買い取った最新鋭の戦車『YA-24』と装甲車『DD-24』を使う。ヘリは使えん。破棄する」
YA-24、DD-24、この二つのキーワードにリーダーたちは動揺を隠せない。
この二つの兵器は民間人である大荻山が保持していること自体が違法である。
しかも両兵器ともに同盟国「タラメア合衆国」の最新鋭機で、国としても国内にあってはならない兵器なのだ。
リーダーの一人が一歩前に出ると質問を投げかける。
「よろしいでしょうか。最新鋭機とはいえ、両機とも一台しかありません。他、通常の移送車両などを合わせても全員の脱出には足りません。徒歩随伴となりますと機動力を活かせません。機動力を活かすため、一括脱出ではなくピストン輸送でよろしいでしょうか」
「その必要はない。タラメアの最新兵器だぞ。それを目撃した民間人は存在していいのか? 駄目だろう普通に。つまり私兵と、信頼できる私の友人だけで脱出する。だったら精々三百人だ。物資用の輸送トラックも使えば移動できるだろう」
それを聞いた女性のリーダーも、一歩前に出る。
「では、約七千五百名を残置となります。食料もそれなりに残すことになります。またヘリなど使用できない兵器の秘匿性に問題が残ります。機密保持の観点から、ピストン輸送による全員脱出を意見具申いたします!」
大荻山は呆れた表情でこれに答える。
「機密保持は当たり前だ馬鹿者。脱出人員を選別するということを正しく理解しろ。我々が脱出したあと、このシェルターでは非常に大きな火災が起こる。悲しいことだ。そして消火に有毒ガスが自動的に使用される。外に出るハッチは故障して動かない。換気システムも火災で停止中。とても心が痛い出来事だが、残された人々は焼かれて死ぬか、毒で死ぬか、火災で食料も燃料も失って飢えて死ぬ。全滅だ。だが、火災で機密事項は焼失。死人に口はない。つまり、問題はない」
女性隊員の表情が濁る。それを大荻山は見逃さない。
「だが、君が正義感から残りたいなら残ってもいいぞ。その場合は私の意思に反するということになる。意味は分かるな?」
女性は黙って一歩さがると敬礼し、
「脱出に尽力させていただきます」
と大きな声で宣言した。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
二日後の夜、情報を開示することなく脱出作戦は、残された人々に気付かれることなく始まった。
大荻山の言葉通り、シェルターの治安部隊を含む私兵と、大荻山の愛人、大荻山のシェルターで保護していた財界の要人のみがDD-24(タラメア製最新型装甲車)に搭乗していた。
大荻山は自ら指揮を執る。
「自衛隊の通信を傍受していたが、やつらは視力と聴力で獲物を捜すらしい。夜目は効かず活動も限定的ということだ。闇に紛れ静かに行動しろ。ライトは赤外線を使え。いいな」
大荻山の車列はゆっくりと、埼玉方面——つまりR連隊とベルガンの戦闘の影響で高熱により地形が均され、比較的瓦礫が少なく、車両の残骸によって車列が目立たないようなルートを目指す。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆
同時刻。
お台場上空に浮かぶ神の居城「デスランド」。
ヴァロンが一人、執務室にこもり、強化されたベルガンとサーチとの新しい連携方式について思考を巡らせていた。
そこへサーチからの連絡が入る。
「ヴァロン、ポイント129に人間の兵器を発見。映像を送るわね」
すると、ヴァロンの眼前にエーテルを使った視覚共有能力により、サーチの視界が映し出される。
「随分と明るいな」
思わずヴァロンが口にする。
「創造主様のお力で、光の増幅能力と映像の補正能力が強化されたからでしょう。それで、この車列どうしましょう?」
もちろん映し出されているのは大荻山らの脱出車両だ。
大荻山は闇に乗じたつもりだが、それは前回のR連隊とベルガンの戦いで得た情報である。
サーチがいれば新月でもない限り丸見えなのである。この日の状態であれば、日中とさほど変わらない程度の視界を確保できていた。
「ぶっ潰そうぜ!」
ベルガンが通信に割って入る。
「ベルガンの気持ちもわかる。サーチ、映像を拡大できるか? あと、周囲に迫撃砲やドローンの姿はないか?」
ヴァロンの眼前の映像が一気に拡大される。
「1、2、3……十両編成。先頭は見慣れない戦車。後続も見慣れない輸送車。残り八台は軍用車ではないな、輸送トラック、乗用車というところか」
すると気配もなく、神がヴァロンの後ろから声をかける。
「ふーん。最新型のタラメアのおもちゃじゃないか。面白そうだね。な、ヴァロン!」
「急に現れないでください! 創造主様、お言葉ですが今回は私が指揮をとらせていただきます。私の存在理由を奪わないでください!」
神はケラケラと笑う。
「いやだね! 面白そうなおもちゃを前に譲るわけがない。ヴァロンはさ、もっとこう細かいのとか、面倒くさい消耗戦とか、退屈だけど指揮が必要なやつを頼むよ」
ヴァロンは呆れたような目で神を横目に見つつも、食らいつく。
「いえいえ、これも十分つまらないと思いますよ。結果の見えた出来レースです。強化されたベルガン。周囲には五万近い同胞、サーチも健在、さらにエーテルの影響で人間は精密機器が使えません。瞬殺ですよ」
「そういうとこだよヴァロン君。君は手堅い。優秀だけど面白みがない。君がやろうとしているのは、そうだなー例えるなら将棋のプロが小学生相手に全力で叩き潰すようなものだよ」
「駄目ですか?」
「駄目じゃないけどさ、面白くないだろ。だからここはさ、盤面を整えてやろうよ。まず、エーテルの濃度を下げてタラメアのおもちゃが百パーセント性能を出せるようにする。それから、ベルガンはこの前の戦いで兵を減らしすぎたので、今回は兵なしで戦うこと。つまりこっちの手駒はベルガンとサーチのみ。相手は全力。一人でも逃がしたら俺たちの負け。どう? ワクワクしないか?」
悪い笑み。とても神とは思えない表情である。
「指揮は、このヴァロンに任せてもらえるんでしょうな?」
明らかに不満の声。神はしぶしぶ応える。
「だーめ! でもさ、俺も口出ししないから、ベルガン、サーチでやってごらんよ。それでヴァロンが必要になったら、お前たちからヴァロンに協力を求めるのは認める。これでいいだろ」
ーー創造主様の最高の譲歩か、仕方ない。
ヴァロンは渋々了承し、すぐに大荻山の車列の周囲のエーテル濃度が下げられた。
神は楽しそうに宣言する。
「リベンジ戦を始めるぞー!」
ベルガンは返事をしない。
だがその目には燃える意思が強く出ていた。燃えるような闘志と、凍るような怒り。サーチはベルガンを分析して直感した。
あの人間は運が悪い――と。
ドワンゴのコンテンツの一つとして人気を博していたRPGアツマールですが
結果として採算がとれなくなり2022年に閉鎖となりました。
閉鎖前に一度分析しているのですが、当時はまだサービス中だったので控えめに書いていました。
閉鎖から年月も経ち、そろそろ改めて分析してみたいと思います。
結論としては「コンテンツの拡大方向を間違えて強みを失った」これに尽きると思います。
アツマールの強みはツクールMVと手を組んだ気軽なフリーゲーム公開プラットフォームでした。
試作や体験版などを作った製作者が気軽にアップして、遊んだほうもコメントという形で気軽にフィードバックできるというライトなコミュニティは、ドワンゴの得意とするニコニコ動画と同じ設計の一つの完成形でした。
しかし、弱点も同じでした。それは気軽にアップされたデータを消せない。ストレージの容量を圧迫し採算を悪化させるという部分です。
一応作者ごとにアップロード上限はあったものの、いくらでもアカウントを作り直せるので実質無限ストレージになってしまいました。また非公開にして残すこともできるのでプラットフォームに一切貢献しないゴミデータが蓄積しやすいのも弱い部分だったと思います。
ストレージの維持には費用が必要なので、ドワンゴは広告を入れたり課金製作者への優遇を強化しました。そして、これが最大の悪手で、人気作が出るとその作品を上位に出し、プレーヤーを呼ぶため(つまり広告や課金の原資)を確保するための目玉に据えました。
その結果どうなったかというと、サイトを開くといつも同じゲームが上位に並び尖った新作や人気が出そうなタイトルが埋もれる結果になりました。
新しい人気作が出ないので、ずっと既往の作品が上位にいます。そしてその中には、ちょっと性的な表現のゲームもありました。内容的には文句なしに面白い作品ばかりでしたが、開くたびに同じ顔、そしてちょっと性的となると、おそらく女性層からプレーヤーが減り始めたのではないかと思います。
そしてその頃、製作者側も良くない方向にあったと思います。がんばって大作を作成しても埋もれてしまうため、試作や出オチゲー、体験版、釣りサムネなど全体的な新作の質の低下が起こりました。
なぜなら、少ない労力で数を出した方が、埋もれても見つけてもらえる可能性が増えるからです。そうなると毎日のように似たような作品が出ることになります。いわゆるデフォルト素材を使った雑なRPGです。コンセプトなども特になく、プレーヤーが遊んで後悔するようなタイプです。
そんな中、コンセプトを明確にした作品は頭一つ抜けました。「実写」「フルボイス」「●●すぎる勇者系」などです。これらは分かりやすいコンセプトのおかげでゲーム実況者の目に触れて、アツマールのシステムとは別ルートで名を挙げていきました。
それでも桁違いのプレイ数を誇る上位ゲーム層には後発では勝てず、すぐに埋もれてしまうため「実写2」「フルボイス2」など同じ作者がより過激にバージョンアップして人気の維持を図りました。するとアツマールはさらに固定化されています。
(最上位)超人気作・不動の名作
(上位)企業案件・コラボ作品
(今の人気作品) 「実写」「実写2」「実写3」などなど
---ここまでがユーザの目に留まりやすい---
(普通の新作)
(デイリー人気作)
(既存作品のジャンル別人気作)
こうなると新鮮味もありません。ユーザは態々スクロールして下の方の作品を遊び機会は減っていきます。
そして遊んだとしても雑ゲーに当たる確率も増えていました。
何度か雑ゲーにあたれば、もう今のユーザは手堅く人気作で遊ぶか、アツマール自体に興味をなくします。
するとプレーヤーが減るので、製作者はさらに焦り、奪い合うために奇抜・お色気・ネタゲーなど、まずはクリックさせることに集中していきます。
それらを求めてゲーム実況者は見に来るようになりますが、どんどん質が落ちていくため動画映えしない作品も増え、唯一の「下層からの浮上ルート」になっていたゲーム実況者も別のプラットフォームやフリーゲームではなく製品版のゲーム実況に移行していきました。
こうして、プレーヤーが減ってしまったアツマールは増え続ける雑ゲーのデータ容量の負荷に耐え切れず採算割れとなり閉鎖になった。
当時製作者として、そしてプレーヤーとして参加していた私の分析です。感じ方は人それぞれで全てが真理や真実だとはいいません。
しかし、超人気作や企業案件、今の人気作は別ページに送り出し、サイトを開いたときには運営が遊んで面白かった新作がまず並び、その下に投稿順の新作が並ぶようなページ設計であれば、少なくとも新鮮味と一定の質の担保はされるため、プレーヤ離れは起きなかったのではないかと思います。
<あらすじ>
異世界転移を経て学園に戻ってきた
アインズ、カズマ、スバル、ターニャ、尚文たち。
2組には新たな転校生オットーとガーフィールが加わり、
1組にも謎の転校生たちが現れる。
彼らの学園生活の行く末やいかに――?
<レビュー>
本作は、一話完結型の人気異世界作品キャラクター総出演によるドタバタギャグアニメです。
最大の特徴は、まったく異なる世界観のキャラクターたちが「学園」という箱庭を舞台に交流するという、いわば“ファミコンジャンプ的なお祭りクロスオーバー”的な要素にあります。
通常のアニメでは「主役」「準主役」「脇役」と明確に役割が分かれ、登場頻度や演出の強弱も変わります。
学園ものでは特に、脇役キャラは名前すら与えられず、場合によっては顔の描き分けすら行われないこともあります。
そうすることで主役の存在が際立ち、作品全体に濃淡がつくのが一般的です。
一方で、『異世界かるてっと』のような群像劇的作品では、登場人物全員に主役級の個性とキャラ立ちを持たせています。
これほど多くのキャラクターを一人の作者が均等に描き分けるのは通常不可能ですが、
異なる原作作者が作り上げたキャラクターたちを一堂に集めたアニメだからこそ実現できた珍しい試みといえるでしょう。
そのため非常に新鮮で、すでに第3期を迎えながらも毎回飽きずに楽しめる構成になっています。
さらに本作は、複数の人気作品をまとめている性質上、異なるファン層が共通の作品を楽しむという特殊な状況を生んでいます。
しかし、その点についても丁寧な配慮がなされており、各キャラの性格や設定は原作準拠。
登場頻度やセリフ回しもバランスよく調整されているのが印象的です。
たとえば、出番が少ないキャラがいた場合でも、数十秒程度のショートギャグや掛け合いが用意されており、
ギャグアニメとしてのテンポを崩さずにファン満足度を維持する工夫が見られます。
人気作品のキャラをただ寄せ集めた“雑なコラボ”ではなく、
各キャラの個性をしっかり生かしてコメディに昇華している点に強い好感が持てます。
あえて難点を挙げるなら、シリーズを知らない視聴者にとっては「誰だこれ?」というキャラも少なくない点です。
ただ、その場合は“よくできたモブ”程度に受け止めても十分に楽しめる構成となっています。
総じて、異世界ファンにはもちろん、
テンポの良いギャグや多作品コラボを楽しみたい方にもおすすめの作品です。
連日行われる内閣シェルター内でのタラメア合衆国への対応問題会議。
「先送り論」が50%を占めるこの議論は、まるで議論をすることで実質的な先送りを達成しているような、答えのないタラレバの応酬であった。
そんな中、与党と一部の野党が手を組んで通した決議があった。
「国有シェルター民 地方避難措置」である。
文字通り、今もなお東京の地下に設置された三つのシェルター「埼玉側シェルター」「千葉側シェルター」「神奈川側シェルター」の国民を茨城、埼玉、山梨に集団避難させるというものである。
議論の場には、モニター越しに研究者の篠原《しのはら》涼音《すずね》が重要性を説いた。
「皆さんこんにちは。自衛隊UFB研究室長の篠原です。失礼ながら職務上、顔は映せませんし声も変えさせていただきます」
いかにもAIが作成した男性の顔がモニターに映し出され、変声機を通した篠原の、いつもより平板な声が響く。
「議員の皆さん。資料1をご覧ください。こちらがR連隊の残存数と東京周辺の自衛隊の配置状況です。赤く塗られている部分は兵器、もしくは兵士が不足しているエリアになります」
手元の資料を見ると、国有シェルターの周辺以外、ほぼすべてが真っ赤に染まった地図。
「先日の戦闘で一定のUFBは倒しました。ですが、雑魚を蹴散らしたにすぎません。その雑魚ですが、東京都内にはまだ五十万以上いるようです。さて、そのうちの十万がどこかの国有シェルターへ攻めてきたとします。シミュレーションが資料2になります」
1時間置きの自衛隊とUFBの勢力状況が24時間分並んでいた。
「このシミュレーションに、王とか女王と呼ばれるUFBは含んでいません。単純に雑魚十万を相手にしたとしても、24時間以内に東京周辺の自衛隊の残存戦力の95%が消滅します。これはかなり自衛隊が善戦する想定です」
「しかし、前回は自衛隊側が準備を整えて先手を取り、善戦しました。では、後手に回り防衛戦になった場合はどうでしょう。資料3になります」
そこには、たった10時間で全滅するという結果が書かれていた。
一人の議員が立ち上がる。
「バカバカしい! 迫撃砲も、レールガンも、無傷で残っているのだ! 今回も近づく前に叩き落としてやる! こんなものはシミュレーションと呼ぶものか!」
篠原は想定していたかのように返す。
「前回は時間をかけてUFBを事前にロックオンしておきました。一度ロックしてしまえば多少移動しても自動で補正できます。しかし、このケースは突然襲ってきたことを想定しています。ご自慢の迫撃砲も、レールガンもロックオンなしで……いわば、目を閉じた状態でどれだけ精度が出ますか? 熟練の砲兵で10%。レールガンのように特殊な兵器であれば5%程度です。仮に20%命中したとしても80%が残ります。つまり八万が弾幕を突破します。
味方に近すぎるUFBには迫撃砲もレールガンも使えません。最新の対地対空車両はほとんど残っていません。時速100kmで超低空から迫ってくる人型の的に対して、戦車砲が当たると思いますか? 仮に全弾命中したとしても、一万も倒せません。UFB七万との接近戦に、どうやって勝つおつもりですか?」
議員は何かを言い返そうと思考を巡らせるが、ロジカルな説明に自己矛盾しか生み出せず、力なく黙って腰を下ろした。
この後は篠原の独壇場だった。自衛隊が考えた迎撃プランの弱点を説明したり、内閣シェルターが陥落するシナリオを未来予測のように具体的に説明したり、たった30分。この短い時間で反対する議員は一人もいなくなった。
どちらかと言えば、内閣シェルターにいる自分たちの身の危険を直視することで、避難に肯定的な議員が大幅に増えたくらいだった。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
決議の翌日、大仲の演説が各メディアで報じられた。
「防衛大臣の大仲です。今、この国はご存じの通り、大きな国難に直面しております。全国民の皆様が東京の状態を知り、不安に過ごされていることも承知しております。その中で、特に国有シェルターに避難している皆様はずっと、太陽の届かない地下で過ごされております。率直にご説明すると、国有シェルターの皆様に地方への避難をお願いいたします。避難先は確保してあります。期日は明日、自衛隊が皆様をご案内いたしますので、日の当たる新天地へ避難をお願いいたします。急なお願いで心苦しくはありますが、R連隊が一部のUFBを退けた今、この瞬間が移動の好機なのです。ご協力をよろしくお願いいたします」
このニュースは一気に拡散した。
一部の国民は、R連隊がUFBを駆逐して、地上に戻れることを期待していた。しかしそれは、政府が隠蔽したR連隊の損耗率を知らないからである。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
国有シェルター内。
「ねえ、本当に地上に出られるの?」「……『地方へ避難』って言ってたろ」
「東京、もうダメってことじゃないのか……」
「でもさ、陽の当たるとこに行けるなら……もう何でもいいよ」
誰かのため息と、誰かの小さな笑いが交じり合い、ざわめきがシェルターの天井に反響した。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
翌日、大仲の予告通り、昼には各シェルターに自衛隊の先導部隊が現れた。受け入れ先の地方自治体からも多くの車両がシェルターの出口に集結していた。
こうして、その日の夜には、あれだけの人数が避難していたシェルターから、すべての人々が避難を終えた。たったの10時間で、各シェルター合計で五十万にも上る都民の大移動を完遂させた大仲と自衛隊は、世界から賞賛を集めた。
しかしタラメア合衆国の指導者たちは違っていた。尋常ではない脱出速度を成功させた要因を分析し、それが大仲や津田といった与野党の議員、そして足立・仲原といったR連隊の生き残りが、R連隊凱旋直後から地方への脱出を計画し、根回しや車両の調達を進めていたことが分かった。
そのことから、UFBがいかに脅威であるのか。それを再認識する結果となった。
そして私案にすぎなかった、ある一つの案――
「トーキョー・ステイビライゼーション」と名付けられた、東京一帯を核で“安定化”させる計画が、タラメアの中で多数を得る勢いで浮上し始めていた。
<あらすじ>
自分の名をつけた主人公「コノハ・マグノリア」が可憐に活躍する、恋と魔法の冒険ファンタジー。
中学生の頃に自ら執筆した物語の世界へ転生した佐藤コノハは、なりたかった主人公「コノハ」ではなく、
その妹で稀代の悪女「イアナ・マグノリア」に転生してしまう。
――新感覚!死亡フラグ回避ラブコメ誕生!
<レビュー>
自分の小説の世界に転生してしまう「悪女転生系アニメ」です。
最近の流行に沿って「悪女」とは言いながらも、実際には根は善良な性格で、周囲のイケメンたちから次々と好意を惹かれてしまいます。
近年は「聖女」「悪女」「追放」「令嬢」×「転生」という組み合わせの作品が非常に多く、正直、タイトルだけでは混乱してしまうほどです(笑)。
しかも、どんなタイトルでも主人公は実は善人で、それに気づいた周囲がヒロインを支えていく――という定番の王道展開が多いため、差別化が難しいジャンルでもあります。
そんな中で本作は、「自分の黒歴史(=過去に書いた小説)」の世界に転生してしまうという点が特徴的です。
物語を執筆してから年月が経っているため、内容を断片的にしか覚えておらず、
本来なら未来を知っているはずの主人公が、記憶の曖昧さから後手に回ってしまうのが面白い設定です。
しかし、後手に回ることで物語に緊張感が生まれ、さらにシリアスな場面でその記憶がよみがえることで、
後手から一転して主導権を握る展開が訪れる――このバランスが非常に絶妙です。
また、ヒロインが原作者であるため、物語そのものに介入し、不幸なイベントを回避しようとする過程で世界が少しずつ歪んでいきます。
ところが、まるで修正力が働くかのように、再び本来の不幸なシナリオへと戻ろうとする。
この「運命の修正」が描かれることで、主人公が知り得ないエピソードが新たに発生し、自己創作と運命のせめぎ合いという興味深い構図が生まれています。
全体としては、王道の設定やネタを重ねていくタイプの作品ですが、
「自作世界への転生」というテーマをうまく生かして個性を出しており、
転生ファンタジーが好きな方には十分おすすめできる作品です。