2025年11月16日日曜日

【軽い日記的なもの】AIによる脅威の文字認識!

こんばんは、管理人の緑茶です。

本日は日記記事です。


先日、とある工場を見学しました。そこは、納品された原料を加工して出荷する工場。長年の悩みは「納品書」と「支払い」の突合でした。理由は、この業界では注文数と納品数にバラつきがあり、分納が常態化しているからです。たとえば、4月の発注500個が「5月に300個、6月に150個、同じく6月に50個」といった具合で分納されます。これが複数の原料で毎月発生します。


たとえば5月だけ切り取ると、工場側の受け取りはこんな感じです。

原料A:発注4月分 500個、発注3月分 100個、発注1月分 25個

原料B:発注4月分 100個、発注3月分 200個、発注2月分 100個

原料C:発注3月分 100個

——結果、「今月いくら支払うのか?」の計算がとても複雑になります。理屈の上ではExcelで整理可能ですが、最大の障壁は“手書きの納品書”でした。


現場では出荷時に「原料○ ○月分 ○個在中」のように手書きします。ところが、この文字がとにかく読みにくい。人間でも“7か9か”迷うレベルで、他の情報(個数や過去の入庫履歴)から推測したり、最悪は電話で確認していたとのこと。こうなると電子化の入口で詰まり、まずは手書き帳簿に集約→事務員がExcelへ手入力、という二度手間・三度手間が日常でした。


そこで導入されたのが、AI機能付きの文字読み取りサービス。過去の伝票を大量に読み込ませて現場の“書き癖”を学習させており、カメラの前に伝票をかざすだけで、数十秒でExcelに自動転記してくれます。驚いたのは、その転記精度。先ほどの「7か9か、いや1かも…」という殴り書きでも、過去データとの照合で7・9・1を高精度に判別。書き損じ、枠外へのはみ出し、枠内を塗りつぶして下に書き直した文字まで、まとめて読み取っていました。


実際に何枚か見せてもらいましたが、正直「日本語でお願いします」と言いたくなるレベルの文字でした。それでもおおむね30秒ほどで解析→自動転記。人の癖を覚え、場数で強くなるタイプのAIは、紙書類のデジタル化においてはまさに“最後の砦”だと感じました。


これはすごい。そう思う一方で、雑な人間が生み出していた“仕事”をAIが奪うという皮肉も感じます。読む・揃える・確認する——人間の丁寧さに依存していた工程が、学習済みAIによって次々に自動化されていく。便利さに救われながら、どこか置いていかれるような不思議な感覚。忘れないうちに、日記として残しておきます。


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