<あらすじ>
中学で失恋100回を達成した愛城恋太郎は、
高校でこそ彼女を!と願い訪れた神社で、現れた恋の神様から
『高校で出会う運命の人は100人いる』と告げられる
しかし神様いわく、運命の人と出会った人間は、
その相手と愛し合って幸せにならなければ死んでしまうという。
次々に待ち受ける運命の人との出会いーどうする恋太郎?
どうなる100人の彼女!?
<レビュー>
主人公と目を合わせただけで強制的に一目ぼれさせられ、主人公が好きで好きでたまらなくなるという設定のハーレムアニメです。
ハーレム系ですが、下ネタ要素はなく、増え続けるヒロイン(彼女)全員と円満で平等な関係を維持しようとする主人公努力を描いたギャグアニメと言っても良いと思います。
登場する女の子は個性的に可愛いですし、二股ならず三股とぶっ飛んだ状況が男性には刺さりそうな作品になっています。
個人的には複数の女性とお付き合いすることが、男性にとってどれほど気を使いめんどくさいのか、そういう視点でも見て頂きたい気がします。
さて、ここまでシナリオや設定について解説しましたが、実はこのアニメ最大の良いポイントは、アニメの動きにあると思います。
事あるごとに昭和的な手法を令和に落とし込んだようなアニメーションが使われており、動きのあるシーンは少ないのですが、その分動きのある描写は凄く良くできていて制作側の熱意を感じます。
4話では名もないモブのサラシーマンが、名刺で殴りあうシーンや、くつろいでいた猫がヒロインたちの殺気でおびえて逃げてしまうシーンなどが代表的なシーンです。
使いまわしのカットや、止め絵が目立つ作品ですが、たんなるコストカットではなく、ユーザに刺さるシーンを作るために緩急をつけていることが伝わってくるのと、使いまわしのカットも綺麗に書かれており、作画面で印象良い作品です。