2024年2月29日木曜日

ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season(一部レビュー)

<あらすじ>

3学期を迎え、DクラスからCクラスに昇格した綾小路たちは、林間学校へと向かう。

これまで敵として争っていた他のクラスの生徒たちとも協力しなければ、

高得点を得ることができない状況、そして何よりボーダーラインに届かなかった

グループからは退学者が出るというルールに慄く一同。

波乱を呼ぶ激動の3学期が今、幕を開ける!

<レビュー>

よう実3期の第2エピソードのレビューです。

エピソードは「林間学校」と「クラス内投票」の2つに分かれています。


「林間学校編」では、いわゆるユニットシャッフルが行われます。敵味方に関係なくメンバーをシャッフルし、これまでにはない組み合わせで新鮮さを出そうとしたエピソードです。


「よう実」では、各クラスの「裏ボス」が中心となってクラスを組織し、戦略を練る物語が主軸です。そのため、個人的にはユニットシャッフルの試みはあまり響きませんでした。印象に残る頭脳戦は少なく、確かに新鮮さはありましたが、同じクラスの生徒が密かに裏で協力し合う様子は組織戦の雰囲気を感じさせました。しかし、「よう実」の世界観には少し違和感がありました。


一方で、「クラス内投票」編は大いに興味を引きました。これも組織戦ではなく、学校側との駆け引きがテーマですが、裏ボスがしっかりとその役割を果たし、悩み、策を練る様子が「よう実」らしいエピソードで、楽しく視聴できました。


特に、一ノ瀬が「誰も退学にさせたくない」という意志と、1-Dの伊吹をはじめとする生徒たちが「龍園を退学にさせたくない」と願う心情が、最終的に綾小路の見事な機転によって解決されるシナリオは素晴らしかったです。


さらに、一ノ瀬と同様に「誰も退学にさせたくない」と願いつつも、行動力や資質が劣る平田が解決策を見出せずに絶望し、「闇落ち」する過程は、非常に迫力があり印象的でした。これまでの優等生の仮面が剥がれ落ちるシーンは特に印象深いです。


1年生の物語もいよいよクライマックスに近づいてきました。本作品は毎週の視聴が楽しみです。



2024年2月27日火曜日

葬送のフリーレン「一級魔法使い試験編」(一次試験)(一部レビュー)

<あらすじ>

一級魔法使いを目指すことになったフリーレンとフェルン。

第一次試験は、3人1組のチームで、試験場内に生息する「シュティレ」を日没までに捕獲し、全員が揃っていることが合格条件となります。

<レビュー>

この物語では、ユニークなキャラクターたちが限られた空間の中で、「シュティレ」という数も種類も未知の鳥を捕まえるために奮闘します。特に興味深いのは、他のチームから「シュティレ」を奪う戦略も容認されている点です。このルールにより、「シュティレ」の捕獲自体が難しいため、多くのチームが互いに奪い合う戦略を選びます。


物語は新たな展開を迎え、フリーレンたちの周りには新しいキャラクターが続々と登場します。学園ものではありませんが、同じ目的を持つ者たちが試験の場に集まることで、多様なキャラクターが登場します。この作品の素晴らしい点は、多くのキャラクターが登場しても、主要人物と脇役を明確に区分けしてくれることです。重要なキャラクターは物語を通じて巧みに紹介されるので、覚えきれないということはありません。


試験編の魅力の一つは、多彩な魔法が登場することです。フリーレンたちは基本的に「ゾルトラーク」という攻撃魔法を使用しますが、他の魔法使いはそれぞれ個性的な魔法を駆使し、その見た目や効果には目を見張るものがあり、興味を引きます。


また、これまで魔族と人間の戦いが中心でしたが、試験編では人間同士の戦いが展開され、戦術の幅が広がっています。


フリーレンたちが「シュティレ」の独特な特性を見事に捉える一方で、魔物に襲われてしまうチームもあり、単なるハンティングを超えた深い物語が繰り広げられます。このシナリオは、単純な試験を超えたドラマを提供してくれ、読者に深い印象を与えます。




2024年2月25日日曜日

ガンダム SEED FREEDOM(レビューその3)【ネタバレあり】

<あらすじ>(公式情報)

C.E.75、戦いはまだ続いていた。

独立運動、ブルーコスモスによる侵攻……

事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする

世界平和監視機構・コンパスが創設され、

キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。

そんな折、新興国・ファウンデーション王国から、

ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。

<レビュー>

ガンダム SEED FREEDOMレビュー最終回です。今回もネタバレを含みますので、これから作品を見る人はご注意を。


最後は本作のもう一人の主人公「アスラン」を中心にお話しします。


まずTVシリーズでは、もっとも裏切りの多い男としてザフトとアークエンジェルの両陣営をフラフラしていたイメージですが、今回は「ターミナル」というキラとは(つながりはありますが)別組織に属しています。

 

この設定が非常に効果的で、同じ陣営にしてしまえばTVシリーズ同様にキラの相棒として他のキャラの出番を奪いまくってしまいます。

 

しかしこの設定で別組織になっていることで、ルナやシンといったデスティニー組やアグネスのような新キャラが輝く構図になっています。

 

良くも悪くも組織人であるアスランが不在であることで、キラが個人技能では優れていても組織をまとめることが得意としていない部分も引き出され、物語を面白くしています。

 

中盤、闇落ちしているキラに対して拳でキラを更生させる展開では、あのスーパーコーディネーターであるキラを圧倒する戦闘力を見せたり、謎のシャア専用カラーのズゴックに乗ってキラを助けたりと存在感は抜群なのに、心が読めるシュラとの戦いでは、あえてカガリのキスシーンを妄想してシュラを混乱させるなど、ギャグ要員としてもスぺックの高さを見せてくれました。

 

そして最終戦ではしっかりキラと協力して視聴者の見たいシーンも見せてくれて素晴らしいキャラクターでした。


さて3回にわたった本作のレビューもこれで終わります。作品内にはまだまだ多彩な小ネタやキャラクターが登場しますので、ぜひ劇場で楽しんでください!



2024年2月20日火曜日

軽い日記的なもの「アレルゲン検査」

こんばんは!管理人の緑茶です。


感染症にかかって熱はおさまりましたが、いまだに倦怠感が抜けず、日記が続いて申し訳ないのですが、あと1回お付き合いください。


次回はアニメのレビューを掲載します。


さて、アレルギーについての小話です。みなさんはアレルギーをお持ちですか?不安な方は病院で検査を受けられるので、1万4千円もしますが39種のアレルゲンを検査してもらえます。


スギやヒノキなど、季節的にわかりやすいものもありますが、ネコやイヌなど普段身近にいて気が付かないアレルゲンも調べてくれるのでお勧めです。

 

自分のアレルゲンを知っておけば避けることも容易になりますので、謎の体調不慮の原因が判明するかもしれません。

 

自分は大丈夫・・・と思っていても1つくらいはあるかもしれません。

 

花粉の季節が本番になる前に、一度いかがでしょうかー



2024年2月18日日曜日

2024年版「若者世代の心理分析」

まだ感染症から回復していないので、先月ボツになった記事を再構成して読み物として掲載します。

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新しい年を迎え、若手社員を中心とした新年会にゲストとして参加する機会がありました。そこで耳にした若者たちの声を基に、私たちの仕事や人間関係に対する考え方について深く考察し、その思考を共有することで読者の皆さんとの共感を深めたいと思います。掲載にあたり、参加者からは許可を得ていますのでご安心ください。


まず、若手社員たちに対して「出世したいですか?」という質問を投げかけたところ、意外な答えが返ってきました。多くの人が「したくない」と回答し、中には「してしまったが不本意」と感じている人もいました。続いて「彼氏彼女は欲しいですか?」という質問をしたところ、「積極的には望まない」「相手による」という回答が目立ちました。


一見、これらの答えはネガティブな印象を受けるかもしれませんが、実際にはもっと複雑な背景があります。出世に関しては、責任の重さや仕事に奪われる時間の増加が懸念されるため、若手社員たちは出世を望まない傾向にあります。しかし、彼らはスキルの向上や視野の拡大に非常に積極的で、仕事を通じて成長し続けたいという強い向上心を持っています。


恋愛に対しても同様に消極的な態度を示していますが、これは単に異性に対して興味がないわけではありません。自分のタイプであれば関係を持つことに喜びを感じますが、その関係が自由や個人の時間を制限するものであれば避けたいと考えています。


このような考え方の背後には、「リスクを負いたくない」という共通の思考があります。経済的な不安定さや終身雇用制度の崩壊など、現代社会の不確実性が高まっている中で、若者たちは自分の時間や自由を大切にし、無駄なリスクを避けようとしています。彼らは自分を磨き続け、可能性を広げることに集中したいと考えており、出世や恋愛といった伝統的な価値観に縛られることなく、新しい価値観を模索しているのです。

一言で言ってしまえば、自分磨きを続けていかないと終身雇用ではないので不安だし、そのためには時間が必要で出世や恋愛で貴重な20代の時間を消費したくないのです。

この分析から、私たちは若者たちの思考や価値観を理解し、彼らが直面する現代社会の課題に共感することができます。彼らは自分たちの将来に対して真剣に考え、自分自身の幸福を追求するために、伝統的な枠組みを超えた選択をしているのです。




2024年2月15日木曜日

超軽い日記的なもの「気合だ!」

こんばんは!管理人の緑茶です。


さて、流行りの感染症にかかりました!絶賛発熱中です!

意味が分からないくらい高熱なのですが、今月は1日休載しているので気合で日記を掲載します。


ネタ帳からの抜粋になりますが「ぎょう虫検査は消えていた!」という記事です。

ある程度の年齢の方であれば、小学生時代にお尻にシールを貼って検査する「ぎょう虫検査」に覚えがあると思います。


なんと最近はなくなっているそうです。その理由は「検出率が0.1%程度になったから」ということのようです。


開始当初は3割だった検出率が0.1%になるなんて人間に目をつけられた生物は、滅亡まっしぐらということなのでしょうか。


ということで、できるだけ人間に目をつかられないようにひっそりと生きていこうと思います。(駄文失礼しました)





2024年2月13日火曜日

豚のレバーは加熱しろ(終)(一部レビュー)

<あらすじ>

現代で豚のレバーを生で食べて意識を失った冴えないオタクが異世界に転生したと思ったら、ただの豚になっていた!

人の心を読むことができる「イェスマ」という種族だという、豚と心を読める美少女の、いちゃラブファンタジーがいま始まる!

<レビュー>

放送延期で最終話だけが残されていた本作。ついに最終話「豚のレバーは加熱しろ」が放送されました。

 

まずは最終回の全体的な感想ですが、制作陣の熱意は伝わったものの、予算不足顕著で悔しい最終回となりました。

 

もう、口パクどころか止め絵でフェード、パンなどのカメラワークとセリフだけで尺を持たせている印象です。

 

そのセリフも最終回だけにアニオリで変なことも言えず、ずっとお別れを惜しむセリフ回しだったりして、せめてアニオリ要素を足して1時間番組すれば物語としては評価されたのではないかと思います。

 

それでずっと、止め絵や背景のカメラワークが続くわけですが、ジェスが最後に主人公と散歩するシーンがあります。

 

そのシーンの1カットですが、ジェスがくるっと回って「あっちへ行こう」と指さすシーンがあります。そのシーンだけはかわいらしいジェスが衣装をなびかせて美しく回ります。

 

ここまでの流れで予算がなく、ほとんど動きがなかった作品なので、本来ならこんなカットは無くても良かったはずです。

 

しかしこのシーンがあることで、制作陣の無言の表現というか作品への情熱がにじみ出ていると感じました。きっと時間も予算もない中で最後にジェスを可愛く動かそうという粋な計らいだろうと思います。

 

全話通せば何だかんだで面白いシナリオでしたので、よろしければ配信サイトなどで視聴してみてはいかがでしょうか!

 



2024年2月11日日曜日

ガンダム SEED FREEDOM(レビュー)【ネタバレあり】①

 <あらすじ>(公式情報)

C.E.75、戦いはまだ続いていた。

独立運動、ブルーコスモスによる侵攻……

事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする

世界平和監視機構・コンパスが創設され、

キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。

そんな折、新興国・ファウンデーション王国から、

ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。



【レビュー】

本作『ガンダム SEED FREEDOM』は、『ガンダムSEED DESTINY』から2年後の世界を舞台にしています。DESTINYや初代SEEDのキャラクターたちのその後の物語が描かれています。


本記事ではネタバレを含む内容を掲載していますので、視聴予定の方はご注意ください。


物語は、SEEDおよびDESTINYのシリアスな部分に焦点を当てた前半部分と、キラとラクスを中心に展開するシリーズの締めくくりとも言える後半部分に大きく分かれています。


前半部分では、ラクスとキラがすれ違いながら生活し、新たに登場するキャラクターが洗脳能力を使って二人の間に入ろうとするなど、辛い展開が続きます。さらに、核が使用されファウンデーションが崩壊するなど、暗いストーリーが進行します。


しかし、物語の後半では展開が一変します。アスランが登場し、落ち込んでいたキラを励ますために彼を直接叩きのめすシーンは非常に爽快です。この部分は、ガンダムシリーズの伝統である「叩かれて立ち直る」テーマを見事に表現しています。


また、シリアスな展開の中にも突如としてギャグが混じる点が本作の魅力の一つです。特に、シンが敵の洗脳攻撃を受けずに済むのはステラの守護霊に守られているからという設定は、SEEDの世界観では衝撃的でその映像と共に笑いを誘いました。


この部分、テンポ・爽快感・そして没入した瞬間にカウンターのように出てくるギャグ。どれも名人芸としか言いようがなく、危うく映画館で爆笑してしまうところでした。


ネットでは「ステラガード」なる謎のワードも飛び交いました。そしてもう一人、この洗脳&先読み攻撃が通用しなかった男、それはアスランです。


しかし、今回の記事は長くなりすぎたので続きは次回の掲載で語りたいと思います。


本作は細部にわたって情報量が豊富で、劇場で何度も観たくなるような作品です。是非、複数回視聴して本作の全貌を楽しんでいただきたいです。




2024年2月8日木曜日

活動レポート 2024年1月

 管理人の緑茶です。こんばんは!

 今回は先月の活動レポートとなります。


【実績】

 作家関連のお仕事は・・・・0(ZERO!)

 今月も安定の0!(ZERO!)でした。


【雑感】

年が変わりました。本年もよろしくお願いいたします。年始早々大きな災害もあって波乱の24年となりそうですが、こちらのサイトではできるだけエンタメを継続して発信していく予定です。少しでも気晴らしになれば幸いです。


『レビューの話題』------------------

作品を一通り視聴して良いレビューが描けたのではないでしょうか。最近はべた褒め系の記事よりも良い部分悪い部分をしっかり述べて、その上で魅力を語れるように工夫しています。ネガキャンにならないように注意しているのですがちょっと不安です。

 

『DQXの話題』-------------------

とりあえずVer7発売までは縁遠くなりそうです。やることが多すぎて手が回らないのです。そろそろピラミッドと万魔とか古い周回系は簡略化するかなにかで時短をしてもらいたいですね。


『Youtubeの話題』-----------  

気のせいかスキップ不可の長尺広告が増えたような印象があります。折角Youtuberが冒頭5秒にキャッチーなシーンを入れて即離脱を対策しているのに、台無しになっているような。スキップ不可の広告は動画の後半に入れた方がよい気がしています。 

  

『その他の話題』-------------------

モーションキャプチャー製品のサンプルをシコラさんと見学してきました。100万円クラスのは凄い精度なんですが、スタジオ設備が必要だったりして難しそうです。ソニーの5万円位のキャプチャー製品が金額的にも機能的にも妥当かなって二人で話していました。同人でもモーションキャプチャーが検討できる時代なんですね。


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 以上で今回の活動レポートは終わりです。

 それでは長文お付き合いありがとうございました!

 今月も引き続き更新しますのでズズズイッとよろしくお願いします!!

2024年2月6日火曜日

冬アニメミニレビュー6作品

本日は恒例の中間レビューです。初見から4~5話見続けた印象も踏まえてレビューしていきます。


1作品目:ダンジョン飯



ダンジョンの最深部を目指すため、ダンジョンに住むモンスターを食べながら進む本作。テーマは食なんですが、肉食植物を食べたり、虫を食べたり。面白いのですが絵ずらでリタイアしそうです(笑)



2作品目:即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが



何でも思うだけ殺せる主人公の無双の物語です。最近は相手がその能力に気が付いて間接的に殺そうとしたり、分身を使って殺そうと工夫するのが面白いですね。弱点あるのかなー



3作品目:悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません



人知を超えたLv99の転生者の無双の物語です。

主人公が空気を読まないので無意識に周囲を巻き込んだ騒動が毎回楽しく視聴できます。何気に作画も良くできていて良作です。



4作品目:月が導く異世界道中 第二幕



今のところは新キャラである「勇者」にスポットライトが当たっていて別作品を見ているような印象です。王道なバトルファンタジー感が強化されているので、ファン層が広がりそうです。


5作品目:望まぬ不死の冒険者



意図せずスケルトンに転生した主人公が人間に戻るため、クラスチェンジを繰り返して様々なモンスターに姿を変えて暮らしていく作品です。とても興味深いテーマなのですがちょっとテンポが遅めです。


6作品目:ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する



死に戻りで過去6回分の人生経験を活かして7回目は怠惰に過ごしたい…と思っている主人公が色々あって聖女的な扱いを受ける作品。凄く女性受けしそうです。男性が見ても面白く展開が読めない作品です。



以上、6作品の途中レビューになります。

今のところ切ってしまった作品はありません。

このほかフリーレンや佐々木とピーちゃんなども試聴しているので、いずれレビューを掲載したいと思います。



2024年2月4日日曜日

ガンダム SEED FREEDOM(レビュー)【ネタバレなし】

<あらすじ>(公式情報)


C.E. 75、戦いはまだ続いていた。独立運動、ブルーコスモスによる侵攻…… 事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする世界平和監視機構・コンパスが創設され、キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。そんな折、新興国・ファウンデーション王国からブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。


<レビュー>


ガンダムSEED DESTINYの2年後を描いた作品です。DESTINYや無印のキャラクターのその後を描いています。

シナリオに関わるネタバレについては、もう少し間をあけてから掲載します。今回はネタバレのない範囲でのレビューです。


さて、まずは視聴後の印象ですが…非常に良いです。よくあるアニメの続編を描いた劇場版で見られがちな「あってもなくても良いような当たり障りのない内容」や「劇場版なのにアニメの次のクールを宣伝するかのような大人の事情が感じられる内容」が一切ありませんでした。


視聴者が求める絵、状況、セリフを、視聴者の想像を超える形で全力で提供している作品でした。その完成度は非常に高いです。


「劇場版なので初見にも配慮する」という下心のようなものもなく、序盤からSEEDファンに向けた情報量が多く、濃密な作品になっています。


戦闘シーンは細かく凝られており、フレーム単位での動きが早すぎて見切れない箇所があるほどです。


構成もダレることなく、シリアス、ギャグ、バトルなどの興味深いシーンが間髪入れずに詰め込まれています。その展開の速さゆえに、映画館で買ったポップコーンを食べる暇がないかもしれません。


最後に、個人的に高い好感度を持ったのは、敵対する勢力の機体です。4体の敵のリーダー機がカラーバリエーション違いの同型機である点です。商業的には形を変えてプラモデルを多く売りたいところですが、物語の情報量が多いため、異なる機体を登場させると情報過多になることは明らかです。味方も新型機に乗っており、敵味方の区別がつきにくくなっています。


そこは情報を整理し、「これが敵」という明確な記号で示している点が、作品や視聴者への配慮を感じさせます。


SEEDファンであれば、見て損はない作品であり、非常におすすめの作品です。


冒頭6分が公開されています↓



2024年2月1日木曜日

休載のお知らせ

本日は深夜作業により帰宅予定がありません。

誠に恐縮ですが、休載となります。

次回、日曜日の更新を頑張ります!!