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2024年2月25日日曜日

ガンダム SEED FREEDOM(レビューその3)【ネタバレあり】

<あらすじ>(公式情報)

C.E.75、戦いはまだ続いていた。

独立運動、ブルーコスモスによる侵攻……

事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする

世界平和監視機構・コンパスが創設され、

キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。

そんな折、新興国・ファウンデーション王国から、

ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。

<レビュー>

ガンダム SEED FREEDOMレビュー最終回です。今回もネタバレを含みますので、これから作品を見る人はご注意を。


最後は本作のもう一人の主人公「アスラン」を中心にお話しします。


まずTVシリーズでは、もっとも裏切りの多い男としてザフトとアークエンジェルの両陣営をフラフラしていたイメージですが、今回は「ターミナル」というキラとは(つながりはありますが)別組織に属しています。

 

この設定が非常に効果的で、同じ陣営にしてしまえばTVシリーズ同様にキラの相棒として他のキャラの出番を奪いまくってしまいます。

 

しかしこの設定で別組織になっていることで、ルナやシンといったデスティニー組やアグネスのような新キャラが輝く構図になっています。

 

良くも悪くも組織人であるアスランが不在であることで、キラが個人技能では優れていても組織をまとめることが得意としていない部分も引き出され、物語を面白くしています。

 

中盤、闇落ちしているキラに対して拳でキラを更生させる展開では、あのスーパーコーディネーターであるキラを圧倒する戦闘力を見せたり、謎のシャア専用カラーのズゴックに乗ってキラを助けたりと存在感は抜群なのに、心が読めるシュラとの戦いでは、あえてカガリのキスシーンを妄想してシュラを混乱させるなど、ギャグ要員としてもスぺックの高さを見せてくれました。

 

そして最終戦ではしっかりキラと協力して視聴者の見たいシーンも見せてくれて素晴らしいキャラクターでした。


さて3回にわたった本作のレビューもこれで終わります。作品内にはまだまだ多彩な小ネタやキャラクターが登場しますので、ぜひ劇場で楽しんでください!



2024年2月11日日曜日

ガンダム SEED FREEDOM(レビュー)【ネタバレあり】①

 <あらすじ>(公式情報)

C.E.75、戦いはまだ続いていた。

独立運動、ブルーコスモスによる侵攻……

事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする

世界平和監視機構・コンパスが創設され、

キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。

そんな折、新興国・ファウンデーション王国から、

ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。



【レビュー】

本作『ガンダム SEED FREEDOM』は、『ガンダムSEED DESTINY』から2年後の世界を舞台にしています。DESTINYや初代SEEDのキャラクターたちのその後の物語が描かれています。


本記事ではネタバレを含む内容を掲載していますので、視聴予定の方はご注意ください。


物語は、SEEDおよびDESTINYのシリアスな部分に焦点を当てた前半部分と、キラとラクスを中心に展開するシリーズの締めくくりとも言える後半部分に大きく分かれています。


前半部分では、ラクスとキラがすれ違いながら生活し、新たに登場するキャラクターが洗脳能力を使って二人の間に入ろうとするなど、辛い展開が続きます。さらに、核が使用されファウンデーションが崩壊するなど、暗いストーリーが進行します。


しかし、物語の後半では展開が一変します。アスランが登場し、落ち込んでいたキラを励ますために彼を直接叩きのめすシーンは非常に爽快です。この部分は、ガンダムシリーズの伝統である「叩かれて立ち直る」テーマを見事に表現しています。


また、シリアスな展開の中にも突如としてギャグが混じる点が本作の魅力の一つです。特に、シンが敵の洗脳攻撃を受けずに済むのはステラの守護霊に守られているからという設定は、SEEDの世界観では衝撃的でその映像と共に笑いを誘いました。


この部分、テンポ・爽快感・そして没入した瞬間にカウンターのように出てくるギャグ。どれも名人芸としか言いようがなく、危うく映画館で爆笑してしまうところでした。


ネットでは「ステラガード」なる謎のワードも飛び交いました。そしてもう一人、この洗脳&先読み攻撃が通用しなかった男、それはアスランです。


しかし、今回の記事は長くなりすぎたので続きは次回の掲載で語りたいと思います。


本作は細部にわたって情報量が豊富で、劇場で何度も観たくなるような作品です。是非、複数回視聴して本作の全貌を楽しんでいただきたいです。




2024年2月4日日曜日

ガンダム SEED FREEDOM(レビュー)【ネタバレなし】

<あらすじ>(公式情報)


C.E. 75、戦いはまだ続いていた。独立運動、ブルーコスモスによる侵攻…… 事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする世界平和監視機構・コンパスが創設され、キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。そんな折、新興国・ファウンデーション王国からブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。


<レビュー>


ガンダムSEED DESTINYの2年後を描いた作品です。DESTINYや無印のキャラクターのその後を描いています。

シナリオに関わるネタバレについては、もう少し間をあけてから掲載します。今回はネタバレのない範囲でのレビューです。


さて、まずは視聴後の印象ですが…非常に良いです。よくあるアニメの続編を描いた劇場版で見られがちな「あってもなくても良いような当たり障りのない内容」や「劇場版なのにアニメの次のクールを宣伝するかのような大人の事情が感じられる内容」が一切ありませんでした。


視聴者が求める絵、状況、セリフを、視聴者の想像を超える形で全力で提供している作品でした。その完成度は非常に高いです。


「劇場版なので初見にも配慮する」という下心のようなものもなく、序盤からSEEDファンに向けた情報量が多く、濃密な作品になっています。


戦闘シーンは細かく凝られており、フレーム単位での動きが早すぎて見切れない箇所があるほどです。


構成もダレることなく、シリアス、ギャグ、バトルなどの興味深いシーンが間髪入れずに詰め込まれています。その展開の速さゆえに、映画館で買ったポップコーンを食べる暇がないかもしれません。


最後に、個人的に高い好感度を持ったのは、敵対する勢力の機体です。4体の敵のリーダー機がカラーバリエーション違いの同型機である点です。商業的には形を変えてプラモデルを多く売りたいところですが、物語の情報量が多いため、異なる機体を登場させると情報過多になることは明らかです。味方も新型機に乗っており、敵味方の区別がつきにくくなっています。


そこは情報を整理し、「これが敵」という明確な記号で示している点が、作品や視聴者への配慮を感じさせます。


SEEDファンであれば、見て損はない作品であり、非常におすすめの作品です。


冒頭6分が公開されています↓