2017年2月28日火曜日

火曜は本(ほん)の日 ~3話 バレンタインデー 後編~

火曜は本(ほん)の日 ~3話 バレンタインデー 後編~


こんばんは!管理人の緑茶です。

当サイトでは火曜は本の日ということで7回(当初予定では6回)に分けて
全3本の短編小説を掲載します。

 
本日は第7回目ということで、企画最終話の最終回になります。


なお、短編形式なので各話独立した別のお話なので、この話からでも是非!


では、よろしければご贔屓によろしくお願いします。
 
 
※前編・中編を読んでいない方向けに↓に全編バージョンも用意しました。

~バレンタインデー~ (ばれんたいんでー)(全編一気読み)


後編のみはこちらからー↓


~ バレンタインデー ~ (ばれんたいんでー) 後編


  
嫁のトーンが急に明るくなりまして
 

「義理チョコだってのに、そんなに男気を見せるなんて見直したわぁ。私が何か
 あげたら凄い利子がつくかしら?」

急にそんな話を始めました。

 
平助は突然上機嫌になった嫁になにやら得体の知れない恐ろしさを感じずには
いられません。
 

そんな平助を横目に、嫁は自分のバッグを持ってくるとなにやらガサガサと
探し始めました。
 


平助は恐ろしいものでも出てくるんじゃないかと戦々恐々としておりますと
嫁が念を押すように平助に尋ねます。
 

「ねぇ。バレンタインのプレゼントには利子がつくのよね?4月なら5倍。5月なら
 6倍!そんな感じにホワイトデーから一ヶ月遅れるごとに1倍づつ増えて
 いくのよね??」

 
こんなに念を押すのであれば「何か」企んでいるに違いない。平助はそう察すると
大慌てで条件を上乗せします。
 
 
「もちろん増えていくよ!でもな、ちゃんとバレンタインの贈り物じゃなければ
 無効だぜ!気持ちが入っていなければバレンタインとは呼べないね!」

 
「まず、現金は駄目。プレゼント感がないし小遣いみたい。金券的なものは駄目!」
 


とりあえず、1万円渡されて4月に5万にしろなんて言われたらたまったものじゃない
と平助は真っ先に「金」を禁止します。


 
それでも安心できない平助は続けざまに
 

「それから、義理チョコじゃあるまいし「今から用意するもの」は駄目。そんな
 バレンタインの夜に用意もしていないモノなんて気持ちが足りないからな!」
 


続けて「今から高額なものを準備する」という行為自体を封じ込めにかかります。
 


嫁はキョトンとしながらも、笑顔で無言のままうなずきました。




まずは危険なプレゼントを今から用意されないように条件を増やして一安心する
平助。


 
ホッっと胸をなでおろしていると、嫁は相変わらず笑顔のまま



「なぁに?利子目的で何か用意するとでも思ったのぉ?」
 
と平助に笑いかけます。


 
しかし、平助はその嫁の瞳の奥に計り知れぬ一閃の輝きを感じ取り、再び不安を
感じ始めます。

 
嫁がバックから探し物を見つけたような表情を見せたので、平助はもう恐ろしくて
居ても立ってもいられなくなりさらに条件を追加します。
 

「あ、あれだ!俺に関係のない品物をプレゼントって渡すのもナシ!そんなん
 事前に準備していたかわからないし!やっぱり、プレゼントってのは俺にちなんだ
 モノでないと!」

 
これでもか!と平助が出した条件を聞いた嫁。しかし平然と
 
「何?大丈夫よ!ちゃんと事前に準備されたアナタに関係するモノだから~」
 
と笑い飛ばします。


 
平助は「これはもしや今年は本当にチョコか何かプレゼントがあるのかも」と
期待を持ち始めます。

 
ですが、その期待と同時に「利子の話」を大きくしすぎてしまったと後悔の念を
強く感じ始めます。
 


そこで先ほどまで「男気」を振り回していた人物とは思えないほど、か細い声で
 
「な、なぁ。あんまり高価なモノもらっても、お返しに見合あう大金持ってない
 からなぁ・・・無い袖は振れないからなぁ・・・」

 
なんて予防線を張り始めます。

 
その様子を見た嫁は、少し考えるとさらに「意味深げな」笑みをこぼして
こう言います。

 
「なぁにー。義理チョコには利子まで付けて返そうなんて言いながら、もう降参?
 大丈夫よ。お礼はお金じゃなくていいし、来年の3月ごろに返してくれれば
 いいからね」

 
そう笑い飛ばす嫁の言葉に平助はやっと安心して、プレゼントを覗き込みます。
 

ですが平助、安堵のあまりに「なぜか来年までお返しは不要」という不自然な
答えを見逃してしまいます。

 
嫁は平助から疑いが消えたことを確認すると
 
「でーも、ちゃーんと利子は頂くからね!」

と、軽く。あくまで軽く、そして冗談のような口調で釘を刺しました。
 
平助は「金銭ではない」ということに安心を感じ

「ははは!わかってるよっ。俺に出来ることなら何でも利子をバッチリつけて
 返してやるよっ!」
 
などと軽口を叩いてしまいます。



 
すると嫁、スッと笑顔が小悪魔的に変わりまして
 
「言ったね。聞いたよ。」

 
と、言質をしっかり確認し一枚の写真をバックから出しました。
 

「これがバレンタインのプレゼントだよっ」

 
平助が覗き込むと、黒い背景に丸みを帯びた白い線。写真にしても奇妙なモノ。
 

「なんだい?写真?なんの写真?」
 

狐につつまれたような顔で嫁に尋ねると
 

「これはね、赤ん坊さ。昨日産婦人科に行ってみてもらったんだ。アナタの子だよ!
 まだ1ヶ月だって!アナタもパパだよーっ!」
 

うおおおおーーーーーーー
 

平助が生涯最高の歓喜の声を上げます。
 


そこへすかさず
 
「アナタ!さて、ちゃーんとプレゼントを渡したよ。」
 

嫁は指をスゥと平助の鼻先にあてると

「金券ではないわよね」
 
と確認し、平助のあご先にツツッと指を這わせると
 
「ちゃんと事前に用意してあったもので~」
 
とさらに念を押し、平助の胸に指を這わせて
 
「アナタに関係する、気持ちのこもったモノ。お返し頂けるのよねーっ」
 
と上機嫌です。


平助は何を要求されるのか一気に恐ろしくなりますが嫁は間を置かずに続けます
 
「言ったでしょ、お返しはお金じゃなくていいって」
 


そして指先をスイッと平助の股間に合わせると
 
「お返しは子供を生んでから、新しい「子種」でお願いね~っ。12か月分の
 利子は、えっと15倍かしらね・・・フフッ15人分。楽しみねぇ」

嫁はそう言うと上目で平助を見つめながら、指先を平助の唇に当てました。
 
平助はイチモツが「キューッ」っと小さくなりまして、余計な小細工を仕掛けた
自分に後悔するのでした。
 
 
1年後、15倍のお返しは無事に果たされるのですが、それはまた別のお話。

 
 
 
----

これで企画「火曜は本(ほん)の日」は全作品公開終了となります。
 
お付き合い頂きありがとうございました。
 
このような作風の作品もかけますので、お仕事のご依頼、切に願い申し上げます。

とはいえ、お仕事の話は別にしても、私の小説に興味を持っていただけたら
それだけで管理人は十分嬉しく思います。

今後とも何卒よろしくお願いします!

2017年2月26日日曜日

かるい日記的なモノ ~FTAとか落語とか色々~

こんばんわ!管理人の緑茶です。
 
 本日はまったり日記記事となります。
 
 
 昨日1日遅れで「亜人ちゃん」を掲載したので、さすがに二日続けて亜人ちゃんの
 レビューは避けようと違う記事を考えていたら、日記にたどりつきました。
 
 
 さて、レビューではありませんがFTAの1周年特番の話題から・・・
 
 
 FTA(予言者育成学園 Fortune Tellers Academy)の1周年記念特番が
 25日に配信されました。
 
 >ttp://live.nicovideo.jp/watch/lv289875686
 
 これです。
 
 約6時間に及ぶ長時間番組ですが、3部構成になっていて最後まで楽しく
 視聴できるのでオススメです。
 
 1部が(いつもの)公式放送的な番組
 2部が演劇(人狼)系の番組
 3部がゲストを迎え、豪華な1周年記念特番的な番組
 
 こんな構成です。
 
 3部にはDQXの齊藤Pや安西氏も登場し、DQXとのコラボの話があったり
 オープニングの主題歌のアカペラバージョン初披露がサプライズで用意されて
 いたりとあっという間の6時間でした。
 
 ※齊藤Pといえば、最近ニーアが発売になったばかりです。しかし今回はFTAの
  1周年大感謝祭!なのでニーアの情報は一切ありません。
  絶対ニーアの話がしたい時期なのに、FTA(とDQXコラボ)の話題に
  集中するあたり、さすが齊藤Pですね。
 
 最後のアカペラ主題歌は必見です。ここだけでも是非!(TS:5:36:00~)
 
 
 ・・・いつのまにかレビューのような記事になってしまいました。
 
 日記に戻ります。
 
 
 昭和元禄落語心中の8話、視聴しました?
 
 まだ視聴前の人も多い時期なのでネタバレは避けますが、助六の落語のシーン
 凄かった。
 
 本当にそれっぽいというか、完全模写ではないものの完成された模写。を演じる
 声優の技量と作画の描写技術が濃縮されていて、心にささる名シーンでした。
 
 直後のアレは本当に野暮。
 
 色々語りたいところですが、ネタバレせずに書くのはこれが限界ギリギリライン
 だと思うのでこの辺でやめておきましょう。
 
 
 そして今週の一部レビューに初登場したガヴリールドロップアウトも毎週楽しみ
 でドラクエやMHFの日課中に録画を見直ししていたりします。
 
 最近では油断していると7話の特殊エンディングのテーマ「ガヴリールの数え歌」が
 頭の中でループ再生されて困ってます(笑)
 
 昭和元禄落語心中とは真逆の軽いシナリオの作品ですが、その分じっくりと
 腰を据える必要がないので気楽に見れるよい作品です。
 
 
 
 さて、結局アニメとニコ生の話ばかりになってしまいましたが、次回(火曜日)の
 更新は「火曜は本(ほん)の日」最終回です。
 
 
 3話目バレンタインデーの後編を掲載しますので、こちらも是非読んで頂けたら
 うれしい限りです。
 
 
 それでは、よい1週間をお過ごし下さい!

 

2017年2月25日土曜日

亜人ちゃんは語りたい 第7話「サキュバスさんはいぶかしげ」

文化も文明も現実の日本にとてもよく似た異世界のお話です。

現実との違いは「亜人」とよばれる「人」以外の「人類」が存在し、
彼らは端的に言えば「吸血鬼」や「雪女」である。

しかしこの世界では日常に溶け込み「ちょっととがった個性的な人」程度の
認識で普通に暮らしており、その日常を描いた作品です。
 
 
アニメ公式ページは↓
 
 http://demichan.com/
 
 
ネット配信は↓
 
 Amazonプライム・ビデオにて毎週土曜深夜より独占配信(予定)
 
 
--- 5行で読む この回のあらすじ --- ※7話目
 
 
 ・ひかりが校内で不審者を見たと高橋先生に報告に来る。高橋は「ひかりの
  言うことなので勘違いの可能性も・・・」と勘繰りつつもひかりの慌てぶりを
  見て念のために校内の巡回を始める。
   
 
 ・そのころサキュバスの亜人で数学教師の佐藤は、校内で見かけない制服を着た
  生徒を見かける。転校生ではなさそうで、一緒に来た人物とはぐれてしまった
  らしい。
  
 
 ・その生徒はクルツというドイツ人系の男の子。佐藤との会話で「ウソが下手」
  「亜人に興味がある」「転校生ではない」という断片的な情報は判明したものの
  肝心なことを喋らないので扱いに困っていた。そこへ巡回中の高橋がやって
  くる。
   
  
 ・佐藤と高橋がクルツと会話していると、背の高い見慣れない中年男性が現れた。
  彼がクルツの探していた相手、亜人課の刑事「宇垣」であった。宇垣は亜人に
  (主にサキュバスによる美人局など)を専門に扱う刑事で、その「防犯」の
  一環としてサキュバスである佐藤の様子を見に来たのだった。
 
 
 ・高橋は初めて出会う「亜人課の」刑事という職業に興味を持ち、タバコ部屋で
  宇垣と二人だけで会話を試みる。宇垣は「最近は教育がよく亜人課は基本的に
  暇」とぼやいていたが、それを聞いた高橋は教師として亜人ともっと向き合って
  行こうと決意するのであった。
 
 
 

--- レビュー ---
 
 
 亜人ちゃんは語りたい7話目になります。
 
 
 ここまで雪に対する陰口を除き、基本的に人は亜人に優しく、亜人は人を害さ
 ない(ように努力している)という世界観に一石投じるシナリオでした。
 
 今回のシナリオも大前提は「互いに思いやる」というところでブレてはいません。
 
 しかし、今回はそれでも「そうじゃない人間や亜人も存在し、人間側は亜人の
 特性に警戒して亜人専門の対策組織を持っている」という世界観をひとつ深く
 掘り下げた形になりました。
 
 基本的に亜人に対して敵対的な組織ではないようで、亜人を犯罪から保護する
 側面の方が強そうです。
 
 ここまで軽いノリで亜人ちゃんたちが高橋先生とチョイラブコメディーを演じて
 いましたが、今回はちょっと重めのテーマで雰囲気の違う作風になっていました。
 
 毎回軽いノリだと単調になるので変えてきたのか、ここからシリアス方面に流れて
 いくのか、今後の展開が楽しみです。
 
 個人的には軽いノリに戻って欲しいです(笑)
  
  
 
--- 総括 ---
 
  
 冬アニメレビュー、レギュラーアニメ「亜人ちゃんは語りたい」の7話です。
   

 新キャラ登場回となりました。新キャラは2名です。
 
 最初に登場した学生のような容姿の刑事はクルツというそうです。
 なんでもサキュバスに催淫されないという特徴があるようで、比較的に事件を
 起こしやすい(他人に影響を与えやすい)亜人サキュバスへの秘密兵器だとか。
 
 もう一人の中年の刑事は宇垣と言って、古くから(少なくとも佐藤が学生のころ
 から)亜人課の刑事として働いているベテランです。定期的にサキュバスと面会
 し、悪事に巻き込まれていないかソレとなく確認しているようです。
 
 一通り亜人側のキャラ紹介が終わったところで、人間側のキャラが増えて着ました。
 今後、多様な亜人ちゃんたちとの絡みが面白そうな人たちでしたので楽しみが
 増えました。

 

【お知らせ】 本日の更新は難しいため、明日臨時掲載とさせて下さい。

管理人の緑茶です。
 
 本日の更新は時間的に大変厳しい状況にあります。
 
 大変申し訳ありませんが、明日の休載日と日程を交換させてください。
 
 本日休載日として、明日掲載を行います。
 
 折角閲覧いただいたので非常に恐縮ですが、ご理解のほどなにとぞ宜しく
 お願い致します。
 
 
 ここ数ヶ月の傾向として、金曜日の更新がどうしても時間的に厳しい傾向が
 あります。
 
 掲載スケジュールの変更も視野に入れて、あまり皆様にご迷惑のかからない
 形に出来るよう検討したします。
 
 取り急ぎ、本日の掲載は明日へ持ち越しというご連絡になります。

 m(_ _)m

2017年2月23日木曜日

ガヴリールドロップアウト (一部レビュ)

天界から人間界にやってきた、天使学校主席卒のガヴリール。人間界で修行をする
つもりだったのだが人間界の娯楽(主にネトゲ)にドハマリし、自堕落な生活を
送るようになっていた。そんな世界観のファンタジー日常系アニメです。
 
 
アニメ公式ページは↓
 
 http://gabdro.com/
 
 
ネット配信は↓
 
 ニコニコ動画:http://ch.nicovideo.jp/gabdro
 GYAO!:http://gyao.yahoo.co.jp/p/00998/v00807/
 フジテレビオンデマンド:http://fod.fujitv.co.jp/s/genre/anime/ser5477/
 他 
 
 
--- 4行で読む ここまでのあらすじ --- ※7話目まで
 
 
 ・天界からやってきたガヴリール。ネットゲームで困っている人を見つけ
  助けることに喜びを覚える。やがて課金アイテムに手を出し始め徐々に
  「他人を助ける」という本来の目的を忘れネットゲームに没頭してしまう。
   
 
 ・そんな自堕落な生活を送っているガヴリールの近所には魔界からやってきた
  悪魔「ヴィーネ」や自称大悪魔「サターニャ」、ガヴリールの旧知の仲である
  天使「ラフィエル」なども人間に扮して暮らしている。
  
 
 ・本来の目的は、天使も悪魔も修行が目的である。しかしネトゲ三昧の主人公
  ガヴリールを筆頭に、天使も悪魔も本来の姿とはかけ離れた生活を送って
  おり、天界(魔界)からの仕送りは減る一方である。 
  
  
 ・悪魔として「悪行」をもくろむサターニャやヴィーネを玩具にしてもて遊ぶ
  ラフィエルや、天使としてまったくやる気がないガヴリールに業を煮やして
  (悪魔だけど真面目な)ヴィーネがガヴリールの家まで押しかけていったりと
  騒がしくも楽しい人間界ライフが描かれる。
 
 
 
--- レビュー ---
 
 
 
 今期の一部レビュー作品3作品目「ガヴリールドロップアウト」です。
 
 
 作画も脚本も安定している作品で、ゆるーく気楽に視聴できるお気軽アニメ
 です。
 
 
 内容的にも多少前後関係はあるものの基本1話完結型ですので、ネット配信
 などの「無料視聴枠」で最新話だけ視聴しても、それなり面白く見ることが
 できます。
 
 
 ファンタジー要素を取り入れた「かわいい女の子型日常系アニメ」なので
 ゆるい感じのアニメがお好みな方には特にオススメです。
 
 
 一応ギャグ方向に向いた話になっており、天使&悪魔組みと人間(主に委員長や
 喫茶店のマスター)との噛み合わない会話劇が随所に組み込まれています。
 
 
 それ以外でも日常系お約束の「水着回」や「お色気回」などサービス回も
 適度に入っていて今期1番のオススメとまでは、言いませんが今期のアニメの
 中では、かなり安心感のある安定した面白さを提供してくる作品です。
 
  
 いわゆる「萌えアニメ的」な要素も含んでいるので、視聴者の好みがハッキリと
 分かれる作品でもあると思います。 
  
 
 
--- 総括 ---
 
 
  
 ザ・普通の深夜アニメという感じです。
 
 
 一応主人公のガヴリールは天使なのですが、回をおうごとに天使感が失われており
 7話時点では殆ど「やる気がない普通のネトゲ廃人」のようになっています(笑)
 
 
 1~2話目では天使らしく、羽を出したり天使の輪を出したり魔法(瞬間移動?)
 を使ったりとしていたのですが、最新7話ではネトゲ三昧で寝不足のまま
 朝普通に歩いて登校し、病気になったヴィーネのお見舞いに来るといった感じで
 
 
 天使・堕天使以前に「主人公」であるかも怪しい感じになってきました(笑)
 
 
 (補足:7話はヴィーネメイン回であったため、シーンの殆どがヴィーネ視点で
     あった事も大いに影響しています)
 
 
 
--- おまけ ---
 
 
 どんどん没個性化していくガヴリールの変化が個人的には興味深い作品です。
 (いい意味で↑)
  

 別作品の話題になってしまいますが、ネトゲ廃人+天使という点では
 「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った」のヒロイン玉置亜子の方が堕天使感が
 出ている気がします(笑)
  

   閑話休題

 
 7話のエンディングは「ヴィーネがひたすらガヴリエルの数を数える」という
 特殊エンディングになっています。
 
 ご興味があれば最新話無料視聴期間に是非どうぞ!
 
  

2017年2月21日火曜日

火曜は本(ほん)の日 ~3話 バレンタインデー 中編~

こんばんは!管理人の緑茶です。

当サイトでは火曜は本の日ということで7回(当初予定では6回)に分けて
全3本の短編小説を掲載します。

 
本日は第6回目ということで、3話目の中編になります。

本来なら最終回となる予定でしたが、この「バレンタインデー」が
思った以上に長いので、後1回お付き合いいただけると幸いです。

なお、短編形式なので各話独立した別のお話なので、この話からでも是非!


では、よろしければご贔屓によろしくお願いします。


~ バレンタインデー ~ (ばれんたいんでー) 中編


  
平助は自分もそんなにうまく話が出来るものか?
 
  
そんな事など考えながら帰宅いたしました。
  
「(ピンポーン)ただいまー」
 
平助が家に帰ると、台所から嫁がやってきました。
 
「おかえり~」
 
実は平助は今年は用意されているんじゃないか。
「去年はたまたま忘れていたのかも」なんて思いながら少しだけ期待を
膨らませて帰宅してきたのです。
 
 
ところが、台所から出てきた嫁の格好は「右手に包丁」左手に「軍手」という
いでたち。
 
平助は「はぁ」とため息などをつきまして

「これじゃぁバレンタインじゃなくて節分の鬼だね・・へヘッ」と期待を裏切られ
た寂しさを笑い飛ばして家の中に入ります。
 
 
それでも平助は淡い期待を抱いておりました。
 
 
例えば豪華な晩飯が用意されていて「これがバレンタインよ!」とか
食後に艶っぽく隣に座って「今日はデザート買ってあるの」なんて感じで
チョコじゃなくても何かあるんじゃないかと少しソワソワして過ごします。
 
  
しかし晩飯は普通に鮭の塩焼き。なんでも実家から鮭が1匹まるごと送られて
きたとか。
 

ああ、なるほど、あの包丁と軍手は鮭を下ろしていたのか・・・なんて変なところに
納得してしまう始末。
 
  
もちろん食後にデザートなんて洒落た物なんてなく、晩酌すら「駄目」とバッサリ
切り落とされてしまいました。
 
 
風呂に入って湯船で鼻歌なんぞを歌ったら「近所迷惑だからやめなさい」と小言まで
言われたものですから、平助もいささかカチンと来てしまいます。
 
 
 

平助は会社帰りに聞いた浜の話を思い出して一芝居打ってやろうと思い立ちました。
 
 
「おう。そんなに邪険にしていいのかい!」
 
 
 
平助は語気を強めて芝居を始めました。
 
 
「俺だってまだまだ捨てた者じゃないんだぜ、昨日なんてな義理ではあったけど
 ちゃーんとチョコとかもらってさ」
 
 
ひねりも何もない。先輩の浜から聞いた内容をそのまま即興芝居にしたものですから
話がおかしくなりまして
 
 

「おや。アナタ昨日は残業で終電がなくなったって言っていなかった?いつチョコ
 なんて貰ったの?」
  

平助はこりゃぁしまったとあわて始めます。

本当に仕事で終電がなくなったのに、このままでは他の女と遊んでいて
終電がなくなったようになってしまうと口から出任せで取り繕います。
 
 
「そ、そりゃぁ、会社だよ!仕事が終わって寝てたら、近くに住んでる女性社員が
 明日・・・つまり今日な、自分はお休みだからってくれたんだよ!」
 

なんとも無理がある話、当然のことながら嫁も不思議に思ったようで
 
 
「へぇ。義理チョコをわざわざ準備して、アンタが仕事が終わる待ってバレンタイン
 の前日なのに”義理チョコです”なんて渡すなんてなんだか意味深いねぇ」
 

嫁の声のトーンが僅かに低くなってまいりました。
 
 
平助は「この流れはマズイ」と察知して話題をそらそうと「お返し」の話をはじめ
ます。
 
 
「そんなたいしたモンじゃないよ!ほら、バレンタインに貰ったらお返しってのが
 面倒だろ。なんでも3倍にしてお返しなんて話だからショボイ物しか受け取れ
 ないしな!ハッハハハ!」
 
  
その言葉に嫁は予想外の反応を致します。
 
 
「へーえ。ちゃんとお返しまで考えているのかい?!本当にそのチョコ義理なの
 かーい?」
 
 
いっそうトーンが低くなる嫁の声に平助はすかさず
 
 
「いやいや、チョコのお礼なんてかしこまった話じゃなくてな、まぁ4月くらいに
 ちょちょいと何か渡して義理を返そうかって話だ」
 
  
必死に存在もしない女性社員との関係を取り繕う平助。
 
嫁の声はどんどん低くなります。
 
「4月?なんでもない義理チョコなら普通にホワイトデーに返せばイイじゃないの」
 
などと予想外の方向からツッコミを入れてきます。
 
 
「いやいや、違うんだよ。ホワイトデーに意味ありげにお返しなんかしないで
 利子を4倍ににして、ドーンと4月に返して綺麗さっぱりって男気だよ!」
 

平助は取り繕うのに必死になって、浜から聞いたら「利子の話」が混ざってしまい
ます。
 
「4倍?お礼を増やすのかい?」
 
 
「え?!お、おうよ、男気よ!4月なら4倍!5月なら5倍ってな!でも、まぁ
 本当に義理も義理、ぶっち義理なんてな!そんなチョコだから4月にパパッと
 終わらしてくらぁ!」
 
 
もう駄洒落交じりの意味不明な言葉をペラペラとしゃべる平助。
 
  
その様子を察知した嫁のトーンが急に明るくなりまして
 

「義理チョコだってのに、そんなに男気を見せるなんて見直したわぁ。私が何か
 あげたら凄い利子がつくかしら?」

急にそんな話を始めました。
 

 
--- 2/28 後編に続く ---
 
 
このお話は少々長いので3回に分割いたします。次回が最終回(後編)となります。
ついにこの「火曜日は本(ほん)の日」も次回最終回です。
 
 
是非最後までお付き合い頂けたら嬉しい限りです。

2017年2月19日日曜日

亜人ちゃんは語りたい 第6話「小鳥遊姉妹は争えない」

文化も文明も現実の日本にとてもよく似た異世界のお話です。

現実との違いは「亜人」とよばれる「人」以外の「人類」が存在し、
彼らは端的に言えば「吸血鬼」や「雪女」である。

しかしこの世界では日常に溶け込み「ちょっととがった個性的な人」程度の
認識で普通に暮らしており、その日常を描いた作品です。
 
 

アニメ公式ページは↓
 
 http://demichan.com/
 
 
ネット配信は↓
 
 Amazonプライム・ビデオにて毎週土曜深夜より独占配信(予定)
 
 
--- 4行で読む この回のあらすじ --- ※6話目
 
 
 ・バンパイアである小鳥遊ひかりの家に、家庭訪問に訪れた高橋先生。
  両親と妹はバンパイアではなく「人」であり、バンパイアが一人だけ
  人の中に暮らしているという環境である。
   
 
 ・ひかりの家族は、父が家庭を守る「主夫家庭」であった。ひかりの髪色が
  生まれつき「明るい」ことに気をかけて、父は大胆に髪の色を抜いていた。
  また、妹のひまりも少しだけ髪の色を抜いており、細やかな家族の気遣いを
  感じさせる家庭であった。
  
 
 ・姉妹の関係は学校におけるソレと変わらず、しっかりモノの妹とのんびりした
  姉の組み合わせで、家でも相変わらず賑やかな関係である。
   
  
 ・しかし普段は姉に厳しい妹のひまりも、常に姉に関しては「亜人」であること
  に気を使っており(誤解ではあったが)高橋先生に、「亜人であるがゆえに
  本当に困っているのでは?」と諭されると、青ざめて姉を探しに行くほどで
  あった。

   
--- レビュー ---
 
 
 亜人ちゃんは語りたい6話目になります。
 
 
 ひかりのお宅訪問エピソードがメインの話となりました。
 
 
 バンパイアらしい生活スタイルを妹が暴露していくわけですが、言い方にトゲが
 なく怒って暴露しているのに、ちゃんとそこに「亜人への理解と家族愛」が感じ
 られる良いセリフ回しになっていました。

  
 Bパートは学校に戻りひかりの父親がデュラハンの亜人である町京子とも
 家族ぐるみで仲良くしている描写があり、亜人が人間の世界で生きていくのは
 大変なのかもしれないが、周囲の人間がフォローしあうことで普通に生活
 できているという世界観が十分に描かれていました。
  
 
 全体的にやさしい雰囲気のエピソードで、アニメ的な折り返し(6話目)として
 も世界観を掘り下げている良いお話でした。
  
 

--- 総括 ---
 
  
 冬アニメレビュー、レギュラーアニメ「亜人ちゃんは語りたい」の6話です。
   
 ここまで基本的に亜人の生態について、色々な形で表現してきた作品ですが
 今回はバンパイアの生態を表現しながらも、作品の世界観を掘り下げることに
 注力したエピソードだったと思います。
 
 
 これは恐らく次回から登場する「亜人課」と呼ばれる人たちが出てくる前に
 世界観としては「亜人に優しく、亜人も人と同等である」ということを改めて
 視聴者に認識して貰いたかったのでしょう。
 
 
 良くも悪くも殺伐とした作品が多い今期のアニメですが、思いやりにあふれた
 本作の暖かい雰囲気はとても心地よいものです。



2017年2月17日金曜日

【休載のお知らせ】本日の更新は休載します。

こんばんわ!管理人の緑茶です。
 
本日外出先から帰宅できそうにないので大変申し訳ないのですが休載とさせて頂きます。

日曜日は予定通り更新するつもりですので、なにとぞご勘弁を。<(__)>


2017年2月16日木曜日

昭和元禄落語心中2期 (一部レビュ)

落語の世界を舞台にしたヒューマンドラマです。今は亡き名人「2代目助六」
その親友で、昭和最後の名人と名高い「8代目八雲」そしてその弟子「3代目助六」
3人の名人が落語にかけた生涯を描く作品です。

 
作品総合公式は↓
http://rakugo-shinju-anime.jp/

 
 
---
 

【あらすじ】 1期1話~2期6話
 
 ・与太郎は刑務所に服役中に8代目八雲の落語に一目ぼれしてしまう。
  出所した与太郎は八雲のもとへ弟子入りし、落語の道へ入る。やがて芸を磨き
  真打に昇進した与太郎は「9代目八雲」ではなく「3代目助六」として活動を
  を始める。
 
 
 ・そのころ、2代目助六の娘「小夏」は成人し未婚の母になっていた。弟子の
  時代から縁のあった小夏に対して助六は「結婚」を申し出る。
  唐突な申し出に躊躇する小夏。だが助六の真摯な行動に心を動かされ
  承諾することとなった。
  
 
 ・自分の落語を求めスランプに陥る助六。だが小夏を妊娠させた相手との騒動や
  自身のスキャンダルなどを経て自分の落語は「人に楽しんでもらう落語」だと
  掴み取る。スランプを脱し勢いに乗る助六はついに「師匠・八雲」との親子会を
  行うこととなる。
 
 
 ・親子会では助六が先に大きな笑いを取り、次は八雲の出番となる。
  八雲は安定した落語で客をうならせる。
  だが最中に先代助六と共に亡くなった筈の「みよ吉」の幻を見て倒れてしまった。
   
 
---
 
【感想】
 
 スタイルの違う3人の落語家の生涯が描かれています。
 
 1期は八雲視点が多く、主に八雲と(先代)助六による落語への情熱を中心に
 描かれました。
 
 2期では与太郎(3代目助六)の視点で物語りは進み、時代と共に娯楽のスタイル
 も変わっていく世の中で「伝統芸能としての落語」と「大衆娯楽としての落語」の
 狭間で助六が奮闘していく姿が描かれています。
 
 1期目と大きな違いはヒロインがヒロインらしく明確に描かれ、時代の流れも
 少しゆっくりとなりました。
 
 戦争など激動の時代を過ぎたということもあって、前期よりも少しコミカルな
 表現も増えています。
 
 しかし、作品の根幹でもある「落語のシーン」に関しては1期、2期ともに十分な
 尺を使って丁寧に描かれているのが印象的な作品です。
 
 ある種落語のシーンは、劇中劇に近いのですがそれでも落語として面白く聞ける
 ように工夫されているので必見です。
   
    
           
総括>>
  
 みよ吉&(先代)助六がメインからはずれ、小夏&与太郎(3代目助六)が
 メインに入ってきました。
 
 みよ吉も先代も個性が際立っていたキャラクターで、性格もやや世間離れした
 雰囲気のキャラクターでした。
 
 それに比べると小夏&与太郎は個性的ながらも、若干(与太郎は本当に若干)
 良心的というか常識人なのでエピソード全体が少しトーンが明るくなったように
 見えます。
 
 みよ吉と八雲の恋は「落語」によって霧散してしまいましたが、小夏と与太郎の
 関係は「落語」によってより強く結ばれているところも、2期目の見所だと
 思います。
 
 本作の前回のレビュー(1期目)でも掲載しましたが、落語に対して敷居の高さを
 感じている方には是非一度視聴してみて頂きたい作品です。
 
  
 
おまけ>>
 
 DQXの初心者大使の梨衣名さんも視聴されているようで、ツイッターに簡単な
 感想などを掲載されていました。
 
 中国人でも日本人でも見て楽しいと思える「落語の世界」を描いている製作陣には
 尊敬の念を覚えました。  
  
  

2017年2月14日火曜日

火曜は本(ほん)の日 ~3話 バレンタインデー 前編~

こんばんは!管理人の緑茶です。

当サイトでは火曜は本の日ということで6回に分けて
全3本の短編小説を掲載します。

 
本日は第5回目ということで、3話目の前編になります。

1話目とはまったく独立した別のお話なので、この話からでも是非!



では、よろしければご贔屓によろしくお願いします。


~ バレンタインデー ~ (ばれんたいんでー) 前編



「平助~」
 
会社を出たばかりの若い男に、年配の男が声をかけて走りよってまいりました。
 
 
 
「あ、先輩!お疲れ様です!今日は火曜日、定時退社ですから一杯行きますか?」
 
 
若い男がビールを飲む手つきで誘います。
 
 
 
「いいねぇ。いや、やめておこう。今日は悪酔いしそうだ。うん。」
 

男はボソボソとつぶやくと続けて愚痴を始めます。
 
「まったく、火曜は定時退社。そのために、月曜は終電までサービス残業。火曜は
 始発で出社。意味あるのかねぇ」
 
 
その愚痴に平助も同調します。
 
「先輩もですかー。私も昨日は終電逃して会社に泊まりですよ。火曜は定時退社の
 日って逆に生活のリズムが壊れそうですよねー」
 
「ほんとソレだよなぁ。平助くらい若けりゃいいけど俺みたいな老体には厳しい
 世の中だよ」
 
口ぶりとは反対に先程までヘトヘトだった男が少しばかり元気になってきました。
 
 
 
平助はコレはまずいと気がつきます。
 
 
「浜先輩は愚痴が始まると長いからなぁ。しかもループ癖があるし・・・」
 
 

平助はこのまま愚痴られたら折角の定時退社が潰れてしまうと話題を強引に変え
ようと致します。
 
 
「浜先輩、そういや今日はバレンタインですよ!イイ話とかなかったんですか?」
 
 
 
愚痴を中断された男は少々「ムスッ」としますが、話に乗ってきました。
 

「ウチはまぁカミさんが毎年何かしら用意されてるかな。それくらい、そっちは?」
 

「え?うちですか。結婚5年目にして去年から何もナシですよ。結婚前は手の込んだ
 チョコクッキーとか貰ったんですがねぇ」
 
 
 
平助のちょっと寂しそうな物言いに浜が得意げに話し始めます。
 
 
「おい平助、お前さん結婚後も鯉みたいに口をあけてりゃもらえると思っている
 のかい?」
 
 
「違うんですか?」
 
 
「そりゃそうよ向こうからしたら、もう結婚して安泰なのに見返りもなくサービス
 なんてしないだろう」
 
 
「見返りですか?」
 
 
平助が会話を合わせるので浜はどんどん得意げに語り始めます。
 
 
「そう、まず嫉妬心とか世間体をあおるんだよ」
 
 
「世間体ですか・・・」
 
 
 
「いいかい、例えば・・・家に帰って「いやぁ、昨日バレンタインの義理チョコなん
 て貰っちゃたよ」なんて言うんだよ。」
 
 
「へぇ。でも、変に誤解されませんかね?」
 
 
 
平助が少し怪訝(けげん)そうに尋ねますと
 
 
「そこは、ほれ、バレンタイン当日ではなく、前日に何かのついでで貰ったみたいな
 話にするんだよ。」
 
 
「なるほどー。そんなんで効きますかね」
  

「十分十分、知らない他人様が義理でもチョコをあげているとなれば、妻として
 何もナシってわけにはいかないわな」
 
 
「ほう・・・」
 
平助が納得しかかると、浜はかぶせるように続けます。
 
「いいか平助、これだけじゃダメ。これだけだと義務感に近い感じになるからイイ
 ものはもらえないよ。もうちょっと突かないと」
 
 
「どうするんですか?」
 
 
「ニンジンをぶら下げるんだよ。チョコを上げたら「見返りがある」って匂わせる
 んだよ」
 
 
「ホワイトデーのことですか?」
 

「そうそう。ただ、お返しって言うんじゃなくて・・・そうだな・・さっきの例えの
 続きで言うならば「ホワイトデーには3倍返しって言うからな、そんな大げさな
 チョコじゃなくて助かったよ」とか言うんだよ」
 
 
「いいかい平助、このくらい言っておけばアッチだって3倍ものお返しが期待でき
 るんだ。しかもアッチはコッチの懐具合も知っている。となりゃぁ絶妙な
 プレゼントが貰えるってもんだ」
  

そういうと、浜はちょいと自分のネクタイを引っ張り出して平助に見せ付けます。
 
「去年はコレ。ブランドモノのネクタイ。小遣いじゃちょっと買えないよなぁ」
  
 

嬉しそうな浜に平助が疑問を投げかけます。
 
 
「でも・・・ホワイトデーで3倍にして返すんですよね?結局損してませんか?」
 
 
すると浜はシタリ顔で
 

「馬鹿。3倍の品物なんて言ってないんだよ、ホワイトデーになったら家族でも
 連れてちょっとお高い食事でもご馳走すればいいんだよ。」
 
 
「そんなんで納得しますかねー」
 
 
「するする。なんてたって、俺、アイツ、娘で3人分の食事代を負担してるんだ
 金額的にもソコソコする。でもよーく考えてみなよ、そもそも自分も食べてる
 し、ホワイトデーじゃなくてもたまにやっとく家族サービスだろ。そこをさ、
 さも「お返しです」っていう体裁にしてやればいいんだよっ」
  
 
浜は腕をピシッと叩いて職人のような仕草で平助に先輩風を吹かせます。
 
ソレを見た平助は思わず 
 
「策士ですねぇ!」
  
  
なんておだて上げて見事に「愚痴ループ」を回避することに成功いたします。 
 
 
やがて話をしているうちに駅に着き、浜は違う電車で帰って行きました。
 
 
 
  
平助は自分もそんなにうまく話が出来るものか?
 
  
などと考えながら帰宅いたしました。
  
「(ピンポーン)ただいまー」
 
平助が家に帰ると、台所から妻がやってきました。

 
--- 2/21 中編に続く ---
 
 
このお話は少々長いので3回に分割いたします。次回(中編)、最終回(後編)と
3週に渡って掲載いたします。
 
 
お付き合い頂けたら嬉しい限りです。

2017年2月12日日曜日

活動レポート 2017年1月

 管理人の緑茶です。こんばんわ!
 
 先月の活動レポートとなります。
 
 【実績】
 
 文書のお仕事は・・・・0(ZERO!)
 構成作家のお仕事は・・0(ZERO!)
 
 いえーい。安定のZERO!(ZERO!)(WOW)
 
 【雑感】
 
 実績は毎月のテンプレ状態です。
 
 といってもお手伝いで色々作業をさせて頂いてる方は、最近は補助作業ではなく
 作業ひとつ丸ごと任させれるようになりました。
 
 嬉しいような、こそばゆいような不思議な感覚です。
 
 さて、肝心な創作活動の方ですが、公募に向けた(比較的長い)作品が半分位
 描き終わりました。
 
 アホみたいに強い主人公がありえない火力の装備を使い、圧倒的な勝利を収める
 話です。ラノベなので「テンプレの主人公最強」で書いてみようと始めた作品です。
 
 描いてみると、なんといいますか爽快ではあるのですが、どうしてもライバルとか
 敵側の隠し兵器のような「山場」を作りたくなってしまいます。
 
 それでも今回は「必ず圧勝。絶対勝利。どんな強力な敵も余裕で殲滅」これが
 テーマなのでグッと堪えて、強い敵が主人公を殺すためにやってきても正面から
 対峙して圧勝させたり
 
 主人公一人の力ではどうにもならないような超強力な兵器が敵陣営に配備されて
 も、超人的な頭脳で打破していく最強主人公を描きつづけています。
 
 結構がんばって書いているので、何か賞を取れたらうれしいなぁ・・・なんて
 甘い考えがあります(汗) 
   
  
 
 『レビューの話題』--------------------
   
 ニコ生のレビュー記事を意識的に増やしました。
 
 反動で「一部レビュー扱い」のアニメレビューが減ってしまいましたが
 去年の後半があまりにもニコ生レビューが少なかったので、これでバランスを
 とった形になりました。
 
 レギュラーレビューの「亜人ちゃんは語りたい」がライトな作品なのであらすじを
 まとめやすく、チャレンジとして「5行」ではなく「4行」であらすじを掲載
 するような工夫もしてみました。
 
    
 『DQXの話題』------------------------------
 
 個人的な「地味チャレ(地味なチャレンジ)」として、課金が切れているアカウントを
 使ってキッズタイムだけでVer3までクリアできるのか挑戦してみよう!
 
 続報です。
 
 水の領界に突入しました。ついに最前線に追いついた形になります。
 
 これでひとつ実証できました。
 
 ドラクエ10は「キッズタイムだけでも最前線まで遊べる」ということです。 
 
 ただし、キッズタイムを週4日位使っても半年くらい(以上?)かかっている
 ので土日だけなど時間に制約がある場合は「非常に厳しい」と思います。
 
 名前のとおり「キッズ」向けで、社会人はたった1000円/月ですから
 素直に課金したほうが精神的にもゲームを楽しめると思います。
 
 キッズタイムのみの縛りプレーで感じたのは、とにかくムービーが楽しめないと
 いう点です。
 
 常にケツカッチン(終了時間が決まっている)状態なので、ムービーを楽しむ心の
 余裕がなく、ひたすらボタン連打でセリフを高速処理するだけの作業になって
 しまいました。
 
 管理人的にはメインキャラで1度全てのムービーを堪能しているので、良いと思い
 ますが初プレイの人の場合は慣れて来たら課金して「余裕を持ったプレイ」を
 した方が結果的に楽しめると思います。
  
   
 『MHFZ(MHFG)の話題』-----------------------
  
 ハンマー熱が急上昇しました(笑)
 
 もともと嫌いではありませんでしたが、爽快感という点においては穿龍棍や
 双剣の方が得られやすいのでそちらをメインにしていました。
 
 あ、ガンランスも好きですよ!ただ野良PTではちょっとアレなのでソロで
 遊ぶときに愛用しています。
 
 イベントが次々と投入されるので、非常に楽しいです。なんというかイベントAに
 疲れてくるとBが始まり、同時にCも始まって気分で選べるような感じです。
 
 廃フレから言わせると「やることが多すぎてパンクしそう」との話ですが
 いっそ「パンクしたほうが気が楽」になるんじゃないかと思ってしまいました。
 
 ネットゲームのイベントは「参加してないと損をする」という強迫観念のような
 モノが働きやすいのですが、今のモンハンはちょっと「一歩下がって」俯瞰すると
 そこまでパーフェクトにこなさなくても十分楽しめるバランスになっていると
 思います。
 
 また、サーバー強化テストが実施中です。
 
 参加するだけでもちょっとした報酬がもらえるようなので、MHFユーザーは
 是非どうぞ!
 
  
 『その他の話題』------------------------------
  
 国外からのアクセスが依然として多く、何とか追加で手を打てないか検討中です。
 
 もし、この記事を読んでいる方でサイトが「これはそれ」でなかったらその記事は
 管理人に無断でコピーされた記事です。 
 
 執筆者である管理人はとても嫌がっています。「これはそれ」の本物のサイトを
 見てください。よろしくお願いします。
 
 
 また、出来る範囲の対応として、一部の接続先からこのサイトの記事を見ると
 内容が(超)微妙に変わるように意地悪を仕掛けました(笑)
 
 主語が変わっていたり、1行消えていたり、最下行の編集後記が消えていたりと
 一見ちゃんと見えているようで、実は正しく表示されていないという罠です。
 
 プログラムをやってる人は「ピン」と来るかもしれませんが、普通に403エラー
 でブロックされるよりも、いやらしい対策だと思っています(笑)
 
 
 
-----
 
 以上で今回の活動レポートは終わりです。
 
 
 それでは長文お付き合いありがとうございました!
 
 今月も引き続き更新しますのでズズズイッとよろしくお願いします!!

2017年2月10日金曜日

かるい日記的なモノ ~漫画のツールだよ!~

こんばんわ!
 
 管理人の緑茶です。
 
 本日の記事は先日掲載して好評だった「漫画」のツールのお話です。
 
 
 火曜日に掲載した漫画ですが、もちろん私が一から描いたものでは
 ありません。
 
 「コミPO!」というお手軽漫画作成ソフトの無料体験版で描かれています。
 
 標準となるキャラクターの髪形や髪色、メガネなどの小物でキャラを
 作り、あとは「ポーズ集」から好きなポーズを選びます。
 
 それをペタペタとシール感覚で貼っていきながら、吹き出しにセリフを
 入れて完成。
 
 1日さわれば大体の機能は把握できるほど簡単で、(製品版の)値段も
 追加パック込で2万円位と、本格漫画作成ソフトに比べてお手軽です。
 
 キャラクターは3Dですので、カメラワークの自由度が高く表現の幅は
 かなり広いソフトです。
 
 詳しくは公式をご覧ください↓(直リンクは避けます)
 
 ttp://www.comipo.com/
 
 
 商用利用もできるので、ちょっとしたポスターや宣伝4コマにも
 よさそうです。
 
 
 ちなみに前回使ったメインキャラを使わずに、モブ用のキャラを編集して
 キャラを濃くすることもできます。
  

 ↓こんな感じ(よくある日常系4コマ風、お話に意味はありません(汗))


 
 
 
 体験版では基本的に制服しかありませんが、製品版の拡張パックで色々な
 服装が選べるようです。
 
  
 また、キャラクターの首の傾きや手首の捻りなど細かい部分もいじれますので
 3Dキャラでも表現の仕方次第で自然な絵が描けそうです。
  
 
 絵が描けないけど漫画を描いてみたい!そんな想いがある方には最適な
 ソフトだと思います!

2017年2月9日木曜日

亜人ちゃんは語りたい 第5話「雪女ちゃんは冷たい」

文化も文明も現実の日本にとてもよく似た異世界のお話です。

現実との違いは「亜人」とよばれる「人」以外の「人類」が存在し、
彼らは端的に言えば「吸血鬼」や「雪女」である。

しかしこの世界では日常に溶け込み「ちょっととがった個性的な人」程度の
認識で普通に暮らしており、その日常を描いた作品です。
 
 
アニメ公式ページは↓
 
 http://demichan.com/
 
 
ネット配信は↓
 
 Amazonプライム・ビデオにて毎週土曜深夜より独占配信(予定)
 
 
--- 4行で読む この回のあらすじ --- ※5話目
 
 
 ・日下部 雪は雪女の亜人である。友人関係での悩みは解決したのだが雪には
  亜人として「自分の力の強弱か判らない」という本質的な悩みを残していた。
  
 
 ・事の始めは、高校に直前に雪は湯船の中に浮かぶ氷を発見した事だった。
  今まで体験したことのない自分の新たな力に気がついた雪は、自分の力が
  今までどおり友達に害を与えない程度の力なのか判らなくなり、人との
  接触を避けるようになった。
 
  
 ・その話を聞いた高橋教諭は伝承などを調査して、氷の正体は「汗である」と
  実証する。発する冷気が強くなっているわけではない、つまり、他人に害を
  与えるような力ではないと結論付けた。
  
 
 ・自分の力の本質を知り、自分の中で亜人の力について折り合いがついた雪は
  明るさを取り戻し、同じ亜人である「ひかり」や「まち」だけではなく
  以前陰口を言っていたクラスメイトとも仲良くなっていくのであった。
  
   
--- レビュー ---
 
 
 亜人ちゃんは語りたい5話目になります。
 
 
 
 雪女の性質について語られたエピソードでした。
 
 
 雪が「ひかり」や「まち」よりも、自分の亜人の力に悲観的であったため
 なんとも言いがたい、こそばゆい表情や芝居が多かった印象です。
 
 
 高橋先生に「氷の正体」を証明されるまでの表情と「無害である」と気がついた
 あとの表情の違いにも注目してみると、丁寧に作られている作品である
 ことがわかると思います。
 
 
 そして色々と雪女意外の情報も、散りばめられたお話でした。
 
 
 たとえば、バンパイアは時々「カジカジ」したくなる。(あま噛み癖がある)
 
 また高橋先生は、色々な亜人と語り合い親睦を深めているが亜人の(主に)生徒を
 下の名前で呼ぶのは「ひかり」だけである。
 
 ラストのシーンでは、前回のお話で雪の陰口を言っていた女子生徒
 (クレジットをみると名前は木村 静香と井森 敦美のようです)ともカラオケに
 行くほど親交を深めているようになっており、ちょっと暖かい気持ちになり
 ました。
 
 
 次回は新たな亜人の話ではなく、ひかりの家庭に着目した話のようです。
 「小鳥遊姉妹は争えない」を楽しみにしたいと思います!
  
 
--- 総括 ---
 
  
 冬アニメレビュー、レギュラーアニメ「亜人ちゃんは語りたい」の5話です。
   
 ここまでは、ほぼテンプレで「特性に悩む亜人(生徒)が先生に相談する」
 と言う形でしたが、ここから先はテンプレから脱してもう少し亜人に踏み込んだ
 内容になるようです。
 
  
 蛇足ですが今回で公式にアップされているPVの内容はほぼ使い切りました。
 
 つまりPVを見て「何となく想像できるエピソード」はここまでと言うことで
 次週からの展開が楽しみでなりません。

2017年2月7日火曜日

かるい日記的なモノ ~漫画だよ!~

こんばんわ!

 管理人の緑茶です。
 
 
 本日はかるい日記的な記事になります。
 
 某ネット漫画の話題です。
 
 有料で毎週公開されるWEB漫画があります。しかし作者は最近スランプのようで
 お話がまったく進展しなくなりました(笑)
 
 
 管理人的には「作者の苦悩」が感じられ、非常に辛さのわかるエピソードなの
 ですが、自分で創作しない読者からは不満が爆発中です。
 
 今回は、あまりポジティブな話題でもないので作品名やエピソードの内容には
 触れません。
 
 触れませんが、行き詰った作家が描く有料漫画は「こんな感じ!」というのを
 伝えたいので、私が書きました(笑)
 
 
 内容は全て私のオリジナルですが、テンポ感とか内容の厚みを見てもらえると

 面白いと思います。




 





 
 どうでしょう。
 
 しかも、このお話に出てくる女子生徒。

 本物の作品での扱いは「脇役」です(笑)

 1話まるまる脇役の恋愛話、この感じですでに3週間くらい続いています。
 

 追い詰められてますね・・・
 
 編集も「番外編」とか「○○○さん家」みたいに「本編じゃないですよ扱い」を
 すればいいのに・・・なんて思います。
 
 そうすれば、読者もそういう目線で見てくれるので不満も少なくなると思うの
 ですが
 
 きっと番外編にすると、読まない(=購読しない)読者がいるので出来ないのかも
 知れませんね。
 
 
 最後に・・・
 
 読者がパッと見で「ちょっとなぁ」と思う作品は、だいたい作家側も自信満々で
 出せてるわけではないと思います。
 
 作家にもいい時もあれば悪いときもあるので、まぁあまり短気にならず応援して
 あげたらいいのになぁなんて思います。
 
 

2017年2月6日月曜日

亜人ちゃんは語りたい 第4話「高橋鉄男は守りたい」

文化も文明も現実の日本にとてもよく似た異世界のお話です。

現実との違いは「亜人」とよばれる「人」以外の「人類」が存在し、
彼らは端的に言えば「吸血鬼」や「雪女」である。

しかしこの世界では日常に溶け込み「ちょっととがった個性的な人」程度の
認識で普通に暮らしており、その日常を描いた作品です。
 
 
アニメ公式ページは↓
 
 http://demichan.com/
 
 
ネット配信は↓
 
 Amazonプライム・ビデオにて毎週土曜深夜より独占配信(予定)
 
 

--- 4行で読む この回のあらすじ --- ※4話目
 

 
 ・日下部 雪は雪女の亜人である。しかし雪女としてではなく一人の女子高生
  として「クラスメイトから快く思われていない」と悩みを抱えていた。
 


 ・多少陰口を言われた程度の話だが、雪女である雪は亜人である自分と
  普通の女子高生でもある自分について気持ちの折り合いがつかず
  高橋教諭に相談をする。
 


 ・それを知った吸血鬼の亜人、ひかりは陰口を叩く女子生徒を強襲する。
  「陰口はかっこ悪いからやめろ。それは相手が亜人であってもなくても
   人として恥ずかしい行為だからやめなさい」と諭すのだった。
 

 ・この啖呵を影で聞いていた雪は、自分のために怒ってくれるひかりに大きな
  関心を抱く。やがて高橋教諭の計らいで同じ亜人である「ひかり」「京子」
  「雪」は友達として学園生活を送ることになった。
 
   
--- レビュー ---
 
 
 亜人ちゃんは語りたい4話目になります。
 
 
 
 今回は主だった語り手はおらず、シーンによって主観だったり、客観的な語り手
 だったりとうまく使い分けた感じのエピソードでした。
 
 雪の亜人としての特性にはあまり触れず、普通の女子高生が悩み、友人と出会い
 前向きになっていくような暖かいシナリオでした。
  
 
 当面の問題「陰口を叩かれた嫌な思いをした」に関しては、ひかりが啖呵を切った
 おかげもあって深刻な状態になるまえに鎮火したようです。
 
 


 しかし、この作品はタイトル通り「亜人ちゃんは語りたい」のです。
 
 
 雪女の亜人的な部分については今回は殆ど語っていないので、次回のお話
 「雪女ちゃんは冷たい」で語られるのだと思います。
 
 
 
 この作品のテーマである亜人は、差別・偏見・イジメなどにさらされ易い立場にも
 かかわらず、作中でそこを深く掘り下げず第一話で宣言したとおりに
 
 「亜人と言っても同じ人、ちょっと変わった個性をもっているだけ」という
 ライトな世界観を貫いているのが、見ていてとても救われる気がします。
 
 

  
--- 総括 ---
 
  
 冬アニメレビュー、レギュラーアニメ「亜人ちゃんは語りたい」の4話です。
 
 
 日曜日に掲載予定でしたが、急遽メンテナンスが発生したため、一日ずれて
 本日掲載となりました。
 
 


 さて今回ですが、相変わらず丁寧な作画&シナリオでした。
 
 シナリオとしては少しテンプレ化しかかっていた、1話の構成をちょっと変えて
 亜人要素薄めの日常回のような形になりました。
 
 雪のエピソードに紛れていますが、ひかりのエピソードもだいぶ含まれており
 あの明るい性格の裏にある「ひかりの過去」についても少しづつ匂わせるような
 シーンも出てきました。
 
 来週は「雪女ちゃんは冷たい」ということで、雪女ちゃんの生態について語って
 くれそうです。楽しみですね!
 


----

 おまけ
 
 明日(火曜日)の更新ですが、小説ではありません。火曜は本の日の小説3話目は
 次週2月14日に掲載となりますので、お楽しみにしていただければと
 思います!
 
 
----

 おまけの独り言
 
 緊急メンテナンスですが、
 
 疲れた・・・ 
 
 こういう無駄な労力はあまり使いたくないで・・・・す(ぱたり)

【お知らせ】 緊急メンテナンス終了のお知らせ

管理人の緑茶です。


昨日より実施しておりました、メンテナンス作業は終了致しました。
 
ご迷惑をおかけいたしました。

2017年2月5日日曜日

【お知らせ】 緊急メンテナンスのお知らせ

管理人の緑茶です。
 
 
 海外のプロキシーサーバーからの多量のアクセスが検知されています。
 
 少しアクセスが多すぎるので急遽対応を行います。
 
 
 そのため、本日0時~明日12時の間、断続的にページが表示できなくなったり
 フォーマットが崩れるなどの事象が発生するとおもわれます。
 
 
 ご不便をおかけしますが、ご協力よろしくお願い致します。 m(_ _)m


 

2017年2月3日金曜日

かるい日記的なモノ ~お知らせと通常回~

こんばんわ!

 管理人の緑茶です。
 
 
 本日はかるい日記的な記事になります。

 
 さて、日記の前に1つお知らせです。


 
 来週の火曜日の記事ですが、通常のアニメレビュー(もしくはニコ生レビュー)に
 なります。

 
 掲載を予定していた小説が、大人の事情的なモノで修正が必要になり時間的に
 間に合わない為です。
 

 楽しみにして頂ている方には申し訳ありません。
 
 
 翌週の2月14日(火曜日)には掲載できると思いますので、1週間だけお待ち
 下さい。
 
 
 お知らせは以上ですが、お知らせだけで終わるのも勿体無いので日記ネタなど
 
 
 
 驚いたことが3つあります。
 
 
 まずVisual Studio が (個人利用に限り)無償化されていました!!
 

 いままでも無償版(Ex版)が存在していたのですが、かなりの機能的制約があり
 ました。
 
 ちょっと本格的に開発をしようと思うと、製品版(数万~)を買わなければ
 ならなかったのですが、今回の無償版は今までのバージョンで言うと
 Professional版に近い拡張性になっています。
 
 チーム開発の機能など「企業向け」の機能に関しては、相変わらず製品版が必要
 ですが、小規模な開発ならこれで十分です。
 
 
 有料アプリも作成してOKということで、VBやVC(C#)などの統合開発
 環境が無償で手に入るのは夢のような話だと思います。
 
 詳しくはマイク○ソフト社の「Visual Studio Community」のページに記載されて
 います。(ダウンロードもそちらから出来ます)
 
 プログラム開発に興味がある方は是非!
 
 
 

 つぎに驚いたことなど・・・
 
 プリクラを十数年ぶりにとりました。(半ば強制的に・・・)
 
 まず、使い方が判らない事に驚き!
 
 私の知っているプリクラって、証明写真撮影機的な小部屋に入りお金を入れて
 写真を撮って、文字なんかを書いて終了って感じでした。
 
 今のプリクラは凄いですね!
 
 人間の顔を認識して自動で「美顔補正」
 
 おめめパッチリ!ツルツルお肌の小顔人間に強制改造されます。
 
 しかも、写真を撮影したら隣の部屋に移動、編集したら次の部屋に移動と
 ベルトコンベアー方式に。
 
 うっかり先頭で出てしまって、次にどこに行けばいいのかわからなく
 なりました(汗)
 
 その上、携帯に送信してSNSのスタンプとかにも出来るんですね・・・
 
 技術の進歩に驚きでした。
 
 
 
 最後に驚いたこと・・・
 
 電卓のプロフェッショナル(普通の事務の方ですが)を見かけました。
 
 右手でまさかの3電卓。しかも左手で合計を暗算してPCに入力・・・
 
 人間クアッドコアCPU恐るべし。
 
 
ーーー
 
 日記は以上です。

 実は最後の電卓ネタには続きがあります。
 

 とても忙しそうにされていたのですが、電卓3台で可能な計算であれば
 パソコンが得意とする分野です。

 
 そこで「入力だけすれば、自動で計算するプログラムを作りましょうか?」と
 事務の方ではなく、一緒にいた年配の方に言いました。
 
 すると

 
 「そのプログラムには「やさしさがないから要らない」」と言われてしまい
 ました。
 

 一瞬意味がわかりませんでしたが、ハッと気がつきました。

 
 あの電卓の技は事務の人が長い年月をかけて手に入れた技術。
 それをプログラム化すれば、確かに楽になる。楽になるけど事務の人の長所を
 奪ってしまう。
 

 長所を奪われたら誰だって良い気分ではない。長年勤務して会社に貢献した
 事務の人のモチベーションが下がってしまう。
 

 その流れを「やさしさ」という言葉で表現したんだと思います。


 
 
 ああ、こういう所で考えが及ばない。

 やっぱり自分はコミュニケーションが下手糞なんだなぁと実感しました。
 
 反省です。

 



2017年2月2日木曜日

ニコ生・ドラゴンクエストX初心者大使企画 ミニレビューという名前の感想集 その31

こんばんわ!
 
 
 管理人の緑茶です。
  
 ちょっと小さな壺でも作ろうかと思い、陶芸用の土を買ってコネまくり、いい
 感じの「ドラクエ風」の小さな壺を作りました。
 
 焼く前に乾燥させるため、庭先に出して外出しました。
 
 しばらくして突然の雨。

 家族に「壺を玄関に待避して」とLINEをしたところ・・・
 どうやら自宅はだいぶ前から雨が降っていたようで、泥の山の写真が返って
 きました。
 
 泣きたい(笑)
 
 
 さて、本日はDQXのニコ生配信2つのレビューというか感想です。

 
 例のごとく激しく私見を含みます。また基本的に敬称略とさせて頂きます。
 
 では、さっそく!
 
  
 
・初心者大使関連(2期)
 
 
  2期大使 集合配信

 【DQX】ドラゴンクエストX第二期初心者大使磯部恵子の生放送【ニコニキ始め】
 【DQX】ドラゴンクエストX第二期初心者大使インコさんの生放送【ニコニキの2017】
 
  大使企画2期目、通称ニコニキの集合配信です。
 
  2枠あって、磯部枠とインコさん枠がありますがどちらも内容は同じです。
 
  今回の磯部枠は音がこもり気味なので、気になる方はインコさん枠で視聴すれば
  改善されるようです。
  
  
  内容ですが、1つ目の企画はバトルチャレンジとして「モグラ討伐」に4人で
  いきます。
  
  今でも強敵の部類に入るボスですが、報酬が「HP+」の効果のついた
  アクセサリなので人気のあるボスです。
 
  大使企画4期の卒業試験の相手でもありました。
 
  
  ただ強敵といっても、結構古いボスなのでキャラクターが成長した現在で
  あれば苦戦しないだろうと思わせておいて、超苦戦するというエンター
  テイメントにあふれるバトルでした。
 
  2期のいいところはバトルに突入してもトークが「バトルの指示」だけに
  なってしまわず、ギャグを入れたり、雑談を入れたりとバトルに興味がない
  視聴者でもバトルをともに楽しめるような配慮があるところだと思います。
  
  
  ただ、その影響である種「ネタをしながらプレイ」という縛りプレイ状態なので
  集中力に欠き、ボスモンスターの大技を全員で被弾して全滅したりと
  してしまいます。
 
  ところがコレがまた「バトルに自信がある視聴者」からのコメントを引き出し
  配信が盛り上がっていくので、幅広い視聴者層が楽しめる内容に
  なっていると思います。
 
    
  後半はドラクエあるある書初めという書道企画。
  
  
  ドラクエのゲーム配信なのに、ブルーシートを床に引いて書を嗜めるという
  予想を超えた展開に(笑)
  ニコニキならではのアイディア勝負の面白い企画でした。
  
  約90分という配信でしたが、あっという間に終わってしまいました。
   
  来月も楽しみです。
 
  
 
      
・初心者大使関連(2期 )
  
  
  【DQX】ドラクエX第二期初心者大使リューザの生放送 【いざ!強化!】
  
 
   2期男性陣による、石川竜太郎のストーリー配信です。 
   
 
   見所は、素人が作る「かまぼこ」です。
 
  
   私も色々なものを自作しますが、かまぼこの自作は興味深いものでした。
 
  
   まず判った事は「かまぼこは手間も食材もそれなりにかかるので、損得で
   考えたら買った方が安い」という事実です(笑)
  
   そもそも、かまぼこの板が一般人には「流通に乗った市販のかまぼこ」から
   入手するしかないので、かまぼこを作るために「かまぼこを買う」という
   矛盾がどうしても発生してしまうようです。
  
 
   とはいえ、素人でも作れるという事実には素直に感動しました。
 
  
   食材も魚と塩、卵(卵白)と片栗粉、(板がない場合はかまぼこ)だけで
   良いようなので管理人も一度作ってみたいと思います。
   
   
   たしかサメなどでも、かまぼこの原料になっていて、意外と魚の種類は
   問わない模様ですし、調理器具もすり鉢と蒸し器があればできるので、
   お手軽な部類だと思います。
   
  
  
   何より、魚のすり身を作っているインコさんが若干楽しそうだったので
   運動もかねてトライしてみようかと(笑)
  
  
   
  
   一方、ゲームの方は石川竜太郎が炎の領界から氷の領界の遺跡までという
   結構長丁場な内容でした。
  
   
   石川竜太郎のストーリー配信はそもそもトリッキーで面白いのですが
   右下のワイプで黙々とインコさんがかまぼこを作っているのがシュールで
   3割り増しくらいに面白い構図になっていました。
   
  
  
   何かを作りながら「ストーリー配信」は意外に良い発想なのかも知れないと
   思いました。 
  
   
   ストーリー配信は性質上、どうしても「ゲーム内での移動」が発生するので
   その移動中の間を「トーク」でつながなければなりません。
  
  
   しかし、最新ストーリーなら「今後の展開予想」など視聴者と共有するネタも
   豊富でつなぐことも簡単ですが、少し前のストーリーになると、そういう
   わけにもいかず・・・
  
   これが、阿見201のサブ配信のように「視聴者が懐かしくなるほど古い話」
   なら、それはそれで盛り上がるのですが・・・
  
   
   ところが、この「ワイプで別の何かが進行している」という構図にすると
   その「ワイプ作業」の話題を視聴者と共有できるので、無理なトークをせず
   とも、自然と間が埋まるので可能性を感じる企画でした。
 
   
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 今回のレビューは以上です。
  
  
 レビュー対象が2期ばかりになってしまうので迷いましたが
  
 
 ゲーム配信というか「かまぼこを作る配信」の方にどうしても自作魂が
 惹かれてしまうので、今回は2期の配信を2つになりました。
  
 
 阿見201のサブ育成長時間配信も、なかなか面白いです。大使企画が
 終わってしまい「視聴者が昔を振り返る」配信が途切れてしまったので
 いわゆる「ロス」状態の人にはオススメです。
  
  
  
 ラジオ替わりに、TSを流してみはいかがでしょうか。