<あらすじ>
社畜の後部有人は、事故に巻き込まれ、『迷宮国』と呼ばれる異世界に転生する。
そこで迷宮探索者となったアリヒトが就いたのは、正体不明の職業『後衛』。
それは、攻撃、防御、回復もこなせる万能の支援職だった!
その支援は、力と絆を強化する――。
最強支援職の冒険譚、開幕!
<レビュー>
サラリーマンの異世界転生ものです。
公式に「転生」と表記があるので採用しますが、事故に遭って、そのままの姿で迷宮国に転生しているように見えるため、見え方としては転移に近いです。
生まれ変わったというより、そのまま異世界に移動した印象があります。
さて、本作の見どころは、平凡なサラリーマンが、女上司と共に異世界へ移り、そこで最強の後衛として活躍するという設定です。
社会人男性にかなり刺さりそうな作品だと感じました。
さらに、この後衛としての力を使うと、支援した相手との親密度が上がるというオマケまでついています。
作中では、親密度が上がる速さに「すごい」と称されていますが、能力の構造としては魅了に近いです。
その証拠に、後衛支援を受けた女性たちが主人公に強く好意を向ける描写があります。
そこまで露骨な描写はありません。
しかし、ターゲット層に向けたサービスカットもあり、作品の一番刺さりやすい層に対するアピールの強い作品だと感じました。
パーティーメンバーも女性中心ですし、公式サイトのキャラクター紹介も、主人公以外は女性キャラクターが中心です。
マーケティング戦略として、ここまで大胆にやりながらも、いわゆるエロアニメにはなっていません。
ちゃんと冒険や戦闘など、異世界アニメとしての楽しさも発揮されています。
第4話まで見た印象は、作者が好きなものを全力で書き綴ったものを、編集者がうまくマーケティング戦略に乗せて発信している作品だということです。
男はモブだけで十分。
ハーレム要素を入れたい。
でも、エロが書きたいわけではない。
バトルも描きたい。
主人公の無双も描きたい。
そんな「描きたい」が、たくさん感じられる作品です。
普通は、描きたいものだけを全部盛り込んでしまうと、作品全体がぼやけてしまいます。
しかし本作は、それでも「最強の後衛」という軸を中心に話を展開しています。
そのため、描きたい要素がバラバラにならず、ちゃんと整っている部分はよくできていると思います。
正直、視聴者を選ぶ作品ではあります。
それでも、ライトに楽しめるシナリオですので、ご興味があればおすすめです!
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