<あらすじ>
ユーザーランキング一位を獲得した伝説のプレイヤー・伊良拓斗は、入院中に意識を失う。
気が付くと拓斗は、まるでゲームの中のような世界、イドラギィア大陸に降り立っていた──。
<レビュー>
本作は、異世界転移モノのファンタジー作品です。
派手なバトルというよりも、建国や内政を中心にじっくり楽しむタイプの作品です。
ゲームの世界に転生し、主人公が地道に勢力を拡大していく「立身出世型」の物語は、ある意味で王道とも言える展開でしょう。
その一方で、後発作品ならではの宿命として、既存作品の影響が多少見られるため、それを探しながら見るのも楽しみの一つです。
注目したいのは、主人公とヒロインの対話の多さです。
主人公が一方的に思いつきで突っ走るのではなく、
・発案
・ヒロインとの相談
・実行
・軌道修正
と、段階を踏んだ試行錯誤が描かれています。
ヒロインは少し天然系ながらもしっかりサポートしてくれる存在で、
この二人の関係性が丁寧に描かれている点も、本作の魅力の一つです。
今のところ物語は平和に進行していますが、
公式ページの主人公の紹介には、以下のような一文があります:
「いわゆるコミュ障である。内政と平和を好むが、敵には容赦しない苛烈な一面も」
今後、外敵との接触を通して、彼の“苛烈な側面”がどのように発揮されるのか、非常に楽しみです。
また、主人公は「緊急生産」というスキルを持っており、
知っているものであれば大体なんでも生み出せるという、かなりのチート能力を持っています。
ただし、MPの概念がゲーム時代と同様に存在し、使用には制限があります。
この“制限付き万能スキル”をどう使いこなしていくのか──
内政・外交の戦略にどのように活かされていくのかも注目ポイントです。
総じて、定番ながら丁寧に作られた作品という印象です。
興味を持たれた方は、ぜひご視聴されてみてはいかがでしょうか!
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