2024年6月2日日曜日

(映画)ゴジラ-1.0(実写映画ミニレビュー)

 <あらすじ>(公式引用)

焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。

残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。

ゴジラ七〇周年記念作品となる本作

絶望の象徴が、いま令和に甦る。


<レビュー>

敗戦後の日本の東京を舞台に、ゴジラに強襲された日本人の戦いを描く映画です。


細かい考察は映画系の専門サイトが扱っているので、本サイトではアニメファンからみた映画のレビューを掲載し、大まかな魅力と解説を共有していこうと思います。


さて、面白いかどうかという点では「面白いが後味は悪い」という結論になります。以降ネタバレを含むのでご注意をお願いします。


まず今回のゴジラはテーマの一つに核の恐怖があります。ゴジラが銀座で核を放ったことで3万人が死傷し、ヒロインも命を落としてしまいます(あえて「落とす」と表現します)。


その描写は爆発の衝撃波で、瓦礫と共に銀座は一瞬で吹き飛ばされ、直後に減圧した大気が周りの空気を吸い込んですべてを破壊するというものです。


核の圧倒的な破壊力をリアルに疑似体験できます。当然被ばくもしますから、ゴジラを撃退したエンディング後の世界では多くの人物の悲惨な情景が想像できてしまいます。そういった点で後味がかなり悪いのです。


とはいえ、作品としては非常に面白いです。時代設定が戦後になっていることで日本軍にはほとんど戦力がありません。しかもGHQはソ連との関係を考えて助けてもくれません。


そんな中、戦時中の特攻隊の生き残りと、戦争を経験した多くの民間人が「貧乏くじだ」などと言いながらも奮起し、ゴジラの撃退を試みる内容は、常に緊迫感がありながら「生きる」というテーマを感じさせる素晴らしいドラマになっています。


主人公が特攻隊から逃げ出し、挫折を経てヒロインと出会い、生活を立て直していくシナリオでも十分に面白い作品に、ゴジラを巧みに融合させることで、主人公の成長や生きる意味を見つけ、また死に場所を求める心情の動機付けになっており、視聴者の共感を強く刺激する構成になっています。


リアルなドラマパートを主軸にしておきながら、ゴジラのシーンは怪獣ものとして分かりやすい表現となっているところも素晴らしいです。ただ怪獣が暴れるだけではなく、ゴジラは熱線を放つときに、しっぽからエネルギーを上昇させていくような動きを見せます。この辺は物凄く嘘くさい。これはアニメや特撮モノの「子供にも分かる危険な雰囲気」を表す手法で、リアルにゴジラを描こうとすれば不要な演出です。


しかしこの作品は「ゴジラ」であって怪獣映画なのでリアルさよりも分かりやすさを優先しているので、ゴジラに詳しくない海外の視聴者にも刺さりやすく、日本よりも海外で受けている理由の一つだろうと思います。


本作の劇場公開は終わっておりますが、配信が始まりました。残酷描写はありますが、グロテスクな描写は控えめなので親子で視聴されても面白いかもしれませんね!



2024年5月30日木曜日

月が導く異世界道中 第二幕 ~★第二十一夜(一部レビュー)

<あらすじ>(引用)

真は学園都市へ向けて旅立つ……はずだった。しかし女神によって、ヒューマンと魔族の戦いのド真ん中に転移させられた真。そこでヒューマン最強の冒険者・ソフィア=ブルガと上位竜の御剣に襲われる。魔族に味方するソフィアたちは、女神の使徒と見なした真に容赦ない攻撃をしかける。最大の危機に陥った真は、最後の力を振り絞り魔法を発動する——。

<レビュー>

学園編が終わり、魔族との闘いが物語の中心になってきました。あまり出番がなかった亜空の住人も再登場し、今までの小規模な戦闘から、都市をかけた対魔族との戦争のような大規模な争いにスケールが変化してきました。


他のアニメ(例えば転スラ)でも同じように、個人の戦いから群衆の戦争に変わってしまうと、スケールに比例して登場人物も増え、登場人物が増えれば一人一人の描写時間が減ってしまい、群像劇のような描かれ方になってしまう場合もあります。


群像劇は群像劇で良さがあり、戦争においても主人公を中心とした1対多の争いであれば、主人公の強さがより引き立てられる良さもあります。一番よくないのは、主人公を見せるタイプのシナリオで群像劇化してしまうパターンです。視聴者は主人公の活躍に期待しているのに、脇役のシーンばかりでは萎えてしまいますよね。


さて、本作はどうかというと、今のところ群像劇部分は少なめにしつつ、主人公パーティーを活躍させることで主人公を引き立てる方向で話が進んでいます。最新話では、ついに現実世界で知り合った別の国の勇者「音無響」との再会もあり、物語の中心は主人公のままブレずに進んでいると思います。


身バレを警戒した主人公は、とっさに変なヒーロースーツで姿を隠してしまうわけですが、今後の音無との再会の展開がどのような形になるのか楽しみでなりません。




2024年5月28日火曜日

休載のお知らせ

こんばんは!

本日は帰宅時間が不明の為、休載となります。

楽しみにして頂いた皆様、申し訳ございません。次回は木曜日に更新します。




2024年5月26日日曜日

軽い日記的なもの「畑にカルシウムをぶちまける!」

こんばんは!管理人の緑茶です。


はい。タイトル通りですがみなさまは植物にはお詳しい方もおられると思います。

野菜の栽培には「窒素・リン酸・カリウム」という肥料を買う時に袋にN-P-Kと書いてある謎の数字で記載されている栄養素が必要です。


それぞれ役割が違うのですが、実はこの他にも微量ですが必要な栄養素が他にもあります。

その一つがCa(カルシウム)です。人間もカルシウムを摂取すると骨が丈夫になるとかいいますが、植物の場合は細胞が丈夫になると言われています。


細胞が丈夫になると、病気などに強くなり安定して収穫が見込めるということで、今年はキュウリ、ゴーヤ、ナスと「うどんこ病」になりやすい植物が割と密集しているので、カルシウムの入った追肥をばらまいて来ました。


花壇の半分だけまいてみて、違いを見ようということになったので、そのうちまた続きを掲載しようと思います。


そして、本日の記事に違和感をもった人、するどいです!実は出そうとしていた記事をチャットGPTでネガティブチェックを行たところ「多くの人がネガティブな印象を持ちます」と分析されてしまったので、急遽差し替えました。ドラクエの記事はもう暫くおまちください。



2024年5月23日木曜日

転生貴族、鑑定スキルで成り上がる #7(単話レビュー)

<あらすじ>(引用)

戦場に行くことさえも許されなかったアルスは、なんとか自分も強くなろうともがいていた。しかし、父レイヴンとの別れの時は刻一刻と迫っていた。


<レビュー>

心打たれる素晴らしいシナリオ、演出、演技でした。1話冒頭の主人公アルスが領主を継承する場面へ続く演出なのですが、1話では未放送となっていたレイヴンの死に際のエピソードや、アルス以外の家臣の心情などもモノローグで語られており、レイヴンの功績と、それを継承するアルスの決意が際立つよい構成でした。


特に印象的な描写として、父レイヴンの表情、話し方が領主ではなく父親としての描写に変わっていた部分が挙げられます。今まで強面で口数も少ないレイヴンが、穏やかな表情で自分の出生の話などを息子のアルスに聞かせるシーンは、去り行く者が残る者に対して少しでも何かを伝えたいという意思が、画面全体から伝わってきて心に響きました。


また、ここまであまり描写されてこなかった、アルスが徴用した家臣と領主レイヴンとの接点も、表向きは家臣に厳しく接していたレイヴンが、実は思いやりを持って接していたことが描写され、その死を悲しむ家臣の心情の背景として非常に良く機能していたと思います。


本作は転生ものとしての表面的なエンターテインメントだけではなく、物語としてのシナリオ本体にも魅力があるのですが、この7話はその中でもトップを競うくらいに優秀なエピソードであったと思います。


良質な作品に触れ、とても感動しましたので単話レビューという形で皆様と共有できれば幸いです。



2024年5月21日火曜日

魔法科高校の劣等生 第3シーズン(一部レビュー)

<あらすじ>(引用)

2096年4月を迎え、二年生に進級した達也の身の回りには色々な変化があった。達也と美月は新設された魔法工学科に転科。幹比古は二科から一科へと転科した。新入生は七草家の双子である香澄・泉美と、新入生総代で七草家に対抗意識を持つ七宝琢磨と、一癖も二癖もある顔ぶればかりだった……。


<レビュー>

劣等生シリーズの3期目です。当初のテーマであった劣等生要素はなくなりましたが、差別や偏見といった根本的な問題は変わっていないため、違和感なく視聴できます。


主人公が進級したことで、新入生が登場し、敵対する者もいれば、達也に憧れる者もいて、新しい人間関係が作品に新鮮味を与えています。


卒業生も出番がなくなったわけではなく、主要なメンバーのうち数名は引き続きキーパーソンとして登場します。このようにキャラを捨てないシナリオ構成は好感が持てました。


学園もので主人公が進級してしまうと、どうしても人気先輩キャラが卒業という形で押し出されてしまい視聴者が寂しい思いをすることも多いのでよく配慮されていると思います。


この第3シーズンでは、再び九校戦が描かれます。前回の九校戦は競技にフォーカスをあてて選手の活躍と達也への称賛が描かれましたが、今回は九校戦の裏で進む兵器開発の話がメインになっており、九校戦の内容はほとんど語られません。


個人的には九校戦の中身にも興味があったので、この点は少し残念でした。しかし、その分国家権力とせめぎあう達也の有能さが際立ったシナリオや、友人が増えたことで感情が乏しい達也が仲間を守りたいと苦悩するシーンなどがあって、キャラの魅力という点では非常によい構成になっています。


人気シリーズ作品ということもあり、世界観・キャラ設定・作画など安定した作りこみになっていますので、是非ご興味があれば視聴をご検討ください!




2024年5月19日日曜日

DQX異界アスタルジア初見レビュー

こんばんは、管理人の緑茶です。


本日はDQXに新しく実装されました「異界アスタルジア」の初見レビューを掲載します。

かなり辛口なので、まだプレイされていない方はプレイ後に読んでいただいた方が良いと思います。


異界アスタルジアとは、Ver7の新コンテンツで今までシナリオに登場したNPCキャラクターと共に最深部のボスの討伐を目指すコンテンツです。NPCと親密度をあげれば新装備「こころ」が手に入ります。



異界アスタルジアの流れ


・7人のNPCから3人を選びパーティーを編成します。

・3層ある攻略エリアを踏破します。

・4層目にいるボスを倒すと週1回限定でアイテムがもらえます。

・限定アイテムを消費し、異界アスタルジアの外で使える新装備「こころ」をNPCからもらえます。


<レビュー>


・今までのメインシナリオで旅をしたNPCと再び旅ができる点は非常に良い点です。4層前でキャンプを行い、NPCと会話ができNPCの意外な一面や小話をきけるのも面白いと思います。


・パーティーメンバーは、だれを選んでも弱いです。行動間隔が異常に長いのと主だった技がチャージタイム技なので1回の戦闘が長引く傾向があります。ぶっちゃけ道中の敵のHPやボスのHPが多すぎです。10分の1で良いと思います。

(おそらく各キャラのチャージタイム技には、ボイスが付いているのでこれをプレーヤーに聞かせるために無駄に戦闘が長くなっています。制作側のエゴを感じる仕様でした)


・レベルを上げていけば快適になるのだと思いますが、いつもの「長期的計画だけを見て足元を見ない」スクエニの悪い癖が出ていて現時点ではただひたすらにテンポが悪いです。


・新装備「こころ」で得られる効果も同様で、「こころレベル1」では誤差みたいな性能なので急いでやる必要はありません。


・NPCとの会話は本当に「雑談」です。いわゆる乙女ゲーのように話題から思考や趣味を推察したり、行動を予測してプレーヤー側が攻略対象に対して積極的にアタックできるような情報源ではありません。この雑談に面白さを感じるのかどうかで評価は分かれると思いました。少なくとも万人向けではないですし、あまり興味のない攻略対象との雑談はスキップされてしまいそうです。


・攻略エリアでは、まれにメタキンエリアなどがあります。とても幸運なエリアではありますし、通常のメタキンよりも逃げにくいような気がしますが、仲間の行動間隔が遅すぎるのと会心率もさほど高くないので、プレーヤーが会心技を持っていないと倒すのに時間がかかってしまいます。最低限ばくれつけんを使えるようにしておくとよさそうです。

 

 

<初見の総評>


★★☆☆☆


王家の迷宮とアスフェルド学園を足して混ぜたようなコンテンツです。NPCとの会話は面白い試みですが会話の中身が虚無すぎて少し痛々しい感じでした。

開発者はボイスを使えばプレーヤーが満足すると思っているような節を感じます。最近のゲームはフリーゲームでさえボイスが付いていることもありますから、ボイスの中身が大切だと思います。


と、ここまで辛辣に書きましたが、ここまでなら「★4」くらいの楽しさはありました。下記要素が、それを大きく損なっています。


その要素は「テンポ」です。このコンテンツは恐ろしくテンポが悪いのです。王家の迷宮と同じ構成でありながら歩くスピードが遅いです。雑魚敵をスルーして次の階層へは行けません。雑魚敵のHPが高く仲間の行動間隔長いので戦闘に時間が奪われます。景観も普通のフィールドで特にギミックなどはありません。


「進めていけば面白くなるんだよ!」と開発者の声が聞こえてきそうな調整ですが、プレーヤーに進めてもらえる前提になっている部分がとても傲慢だと感じます。