2018年12月20日木曜日

あかねさす少女(一部レビュー)(終)

普通の女子高生達がパラレルワールドを旅することで自分自身の問題を
解決し、新しい未来へ踏み出していくアニメです。


 【アニメ公式】
  ttps://akanesasushojo.com

 【ネット配信】

 [ニコニコ動画]
  ttp://ch.nicovideo.jp/akanesasushojo
 [abemaTV]
  ttps://abema.tv/channels/abema-anime/slots/ARD2pXSHjQcAzj
 

----【梗概】 ----

 ・片道切符の異世界転移ではなく、1話~2話で戻ってこれる往復型の異世界
  (パラレルワールド)転移作品です。メインヒロインと同じ容姿をもつ
  もう一人の自分と出会い、その世界の危機を救い帰還する構成です。
 

-----【レビュー】-----
 
  あかねさす少女、ついに最終回となりました。
 
  特に印象的なのは最終カットの明日架が手を伸ばし「あかねさす~」と
  作品のテーマとなるセリフを話すシーンです。
 
  作画も演技も物凄い魂を感じました。作品愛なんて安い表現では表現できない
  素晴らしいシーンでした。
 
  数秒のカットに物凄い力強さとヒロインの成長がギューッと濃縮された
  感じで必見だと思います。  
  
  作品的にはゲームとのメディアミクスという側面もあって「ちゃんと完結
  できるのか?」と不安でした。
 
  ところが予想を大きく上回り「完結したうえで、この先を見たくなる」
  最高の結末となりました。
 
  後味もよくメディアミクスとか関係なく良いシナリオだったと思います。
  今期当たりの作品の一つであったことは間違いないと思います。
 
 
-------【編集後記】----------  
 
  ~メディアミクスと完結の関係~
 
  本文で「メディアミクスの側面があって完結するか心配」と書いた
  理由を補足します。
 
  メディアミクス作品、特にゲームに関しては世界の根幹となるアニメの
  世界が終わり方を間違えると「道連れ」を食らうのでアニメは何となく
  イイ感じのホワッとした終わり方で無難に着地させる傾向があると思います。
 
  分かりやすく言うとアニメ作品の終了で読者が世界の完結を感じてしまうと
  ゲームのLIVE感が失われてしまう。ということです。
  
  なので生かさず殺さず、ホワーッと終わればアニメは終わったけど舞台は
  ゲームの世界で続く!みたいにしたくなるのです。
 
  ですがその〆方はアニメだけを見ていた視聴者には物足りず、なにかモヤモヤと
  残ってしまうのです。(後味がすっきりしない)
 
  その点、この作品は「ちゃんとシナリオは完結させて世界は残した」という
  素晴らしい成功例だと私は思います。


 

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