何の前触れもなく、中世風の異世界に転移してしまった主人公は、死ぬたびにある地点まで
時間を遡り生き返ってしまうという能力を持っていた。周囲の人々に降りかかる不幸を回避
するために、何度も「死に戻り」を繰り返し不幸の元凶を突き止めるミステリー要素の強い
ファンタジー物語です。
原作はWEB小説(のちにコミカライズ)↓
http://re-zero.com/
公式サイトは↓
http://re-zero-anime.jp/
原作小説は「小説家になろう」のサイトで読むことがきでます。
--- 5行で読む この回のあらすじ ---
・白鯨を退治したスバルと討伐隊。そこへユリウス率いる増援隊が合流する。ユリウスは
以前スバルと大喧嘩を繰り広げた相手。しかし、この後の「魔女教討伐」を考えると
増援はありがたく、スバルは複雑な心境のまま増援軍と合流する。
・魔女教の討伐に向け、メイザース領(エミリア陣営の領地)へ進軍する討伐隊。その道中
でユリウスがスバルに声をかける。「白鯨は本来であれば自分たち騎士が倒さなくては
ならない相手であった。それを倒してくれた事に感謝し、スバルをあなどっていたことに
謝罪する」と。
・この件が切っ掛けでユリウスとの遺恨は「一応の和解」となる。やがてメイザース領に
到着。怠惰の大罪司教ペテルギウス・ロマネコンティと対峙する。死に戻り前に接触経験
のあるスバルはペテルギウスを罠にハメて、見事に討ち取ることに成功した。
・ペテルギウスには10小隊の配下がいた。ペテルギウス討伐時に1小隊倒しているので
残りは9小隊。スバル達はこれらの討伐作戦に入る。しかし休憩中にペテルギウスの
能力「見えざる手」によって奇襲を受ける。
・殺したはずのペテルギウスの能力に奇襲され、混乱する討伐隊。森に引きずりこまれた
スバルの前に現れたのはペテルギウスではなく、女性の魔女教信徒であった。この女は
ペテルギウスのように振る舞い、ペテルギウスの能力を自在につかう強敵だった。
なんとか撃退するが、怠惰の大罪司教ペテルギウスは複数存在するという新事実に
焦りを覚えるスバルであった。
--- レビュー ---
「魔女教編」のエピソードの1話目です。
ユリウスとの遺恨が懸念されましたが、スバルが「白鯨討伐」という武勲をあげたため
スバルに対する評価が変わり、ユリウスがスバルに対しても「敬意をもって」接する
ようになったため、事を荒立てることなく和解に至りました。
何度も「バットエンドルート」を繰り返し、1話分の尺を使った復活エピソードを経た
今回の「正解ルート」にはスバルの闇の部分は殆ど現れず、スバルがカッコよく表現
されるヒーロー的な構成と演出に終始するようです。
二人目のペテルギウス戦ですが「みえざる手」に対して、水しぶきをかけることで
認識可能にしています。
特に説明がなく突然ヴィルヘルムが「みえざる手」を切り裂いて、二人目のペテルギウス
を討伐したように見えますが、よく見ると水しぶきで見えざる手が輝いている描写が
ちゃんと描かれています。
小説のように「文字だけ」で構成される作品だと、こういった描写も「文字」で表現しな
いと絶対に伝わらないのですが、戦闘シーンのようにテンポよく読者に読んでほしい
シーンなどでは書き方に苦労します。(長々説明するとシラけてしまうので・・・)
今回はアニメの持ち味である「視覚効果」をうまく使ってテンポを損なうことなく「みえ
ざる手」を攻略しているあたり、工夫されたいい演出だと感じました!
--- 総括 ---
全25話ということなので、毎週楽しみにしていた「Re:ゼロから始める異世界生活」も
残り3話となりました。
魔女教編が最後のエピソードになりそうなので、王選の結果は原作かアニメの2期で
知ることになりそうです。(2期は未定です)
原作の小説ですが、WEB版は随分先まで書かれていますが、商業文庫版は現在8巻で
魔女教戦までとなっています。
つまり、商業ベース的には原作を使い切った形になっているので、2期があるとしても
だいぶ先になりそうです。
最終話をアニメオリジナルエピソードとして、王選の結果を表現するのもいいですが
折角なので多少待っても原作どおりの王選エピソードも見たい気がします!
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