2016年9月1日木曜日

Re:ゼロから始める異世界生活 第22話 『怠惰一閃』

 何の前触れもなく、中世風の異世界に転移してしまった主人公は、死ぬたびにある地点まで
 時間を遡り生き返ってしまうという能力を持っていた。周囲の人々に降りかかる不幸を回避
 するために、何度も「死に戻り」を繰り返し不幸の元凶を突き止めるミステリー要素の強い
 ファンタジー物語です。
 
 原作はWEB小説(のちにコミカライズ)↓
 http://re-zero.com/
 公式サイトは↓
 http://re-zero-anime.jp/
 原作小説は「小説家になろう」のサイトで読むことがきでます。
 

--- 5行で読む この回のあらすじ ---

 ・白鯨を退治したスバルと討伐隊。そこへユリウス率いる増援隊が合流する。ユリウスは
  以前スバルと大喧嘩を繰り広げた相手。しかし、この後の「魔女教討伐」を考えると
  増援はありがたく、スバルは複雑な心境のまま増援軍と合流する。
 
 ・魔女教の討伐に向け、メイザース領(エミリア陣営の領地)へ進軍する討伐隊。その道中
  でユリウスがスバルに声をかける。「白鯨は本来であれば自分たち騎士が倒さなくては
  ならない相手であった。それを倒してくれた事に感謝し、スバルをあなどっていたことに
  謝罪する」と。
 
 ・この件が切っ掛けでユリウスとの遺恨は「一応の和解」となる。やがてメイザース領に
  到着。怠惰の大罪司教ペテルギウス・ロマネコンティと対峙する。死に戻り前に接触経験
  のあるスバルはペテルギウスを罠にハメて、見事に討ち取ることに成功した。

 ・ペテルギウスには10小隊の配下がいた。ペテルギウス討伐時に1小隊倒しているので
  残りは9小隊。スバル達はこれらの討伐作戦に入る。しかし休憩中にペテルギウスの
  能力「見えざる手」によって奇襲を受ける。
  
 ・殺したはずのペテルギウスの能力に奇襲され、混乱する討伐隊。森に引きずりこまれた
  スバルの前に現れたのはペテルギウスではなく、女性の魔女教信徒であった。この女は
  ペテルギウスのように振る舞い、ペテルギウスの能力を自在につかう強敵だった。
  なんとか撃退するが、怠惰の大罪司教ペテルギウスは複数存在するという新事実に
  焦りを覚えるスバルであった。
 
    
--- レビュー ---
 
 「魔女教編」のエピソードの1話目です。
  
  ユリウスとの遺恨が懸念されましたが、スバルが「白鯨討伐」という武勲をあげたため
  スバルに対する評価が変わり、ユリウスがスバルに対しても「敬意をもって」接する
  ようになったため、事を荒立てることなく和解に至りました。
 
  何度も「バットエンドルート」を繰り返し、1話分の尺を使った復活エピソードを経た
  今回の「正解ルート」にはスバルの闇の部分は殆ど現れず、スバルがカッコよく表現
  されるヒーロー的な構成と演出に終始するようです。
  
  二人目のペテルギウス戦ですが「みえざる手」に対して、水しぶきをかけることで
  認識可能にしています。
  
  特に説明がなく突然ヴィルヘルムが「みえざる手」を切り裂いて、二人目のペテルギウス
  を討伐したように見えますが、よく見ると水しぶきで見えざる手が輝いている描写が
  ちゃんと描かれています。
 
  小説のように「文字だけ」で構成される作品だと、こういった描写も「文字」で表現しな
  いと絶対に伝わらないのですが、戦闘シーンのようにテンポよく読者に読んでほしい
  シーンなどでは書き方に苦労します。(長々説明するとシラけてしまうので・・・)
 
  今回はアニメの持ち味である「視覚効果」をうまく使ってテンポを損なうことなく「みえ
  ざる手」を攻略しているあたり、工夫されたいい演出だと感じました! 
  
 
--- 総括 ---
   
  全25話ということなので、毎週楽しみにしていた「Re:ゼロから始める異世界生活」も
  残り3話となりました。
  
  魔女教編が最後のエピソードになりそうなので、王選の結果は原作かアニメの2期で
  知ることになりそうです。(2期は未定です)
  
  原作の小説ですが、WEB版は随分先まで書かれていますが、商業文庫版は現在8巻で
  魔女教戦までとなっています。
 
  つまり、商業ベース的には原作を使い切った形になっているので、2期があるとしても
  だいぶ先になりそうです。
  
  最終話をアニメオリジナルエピソードとして、王選の結果を表現するのもいいですが
  折角なので多少待っても原作どおりの王選エピソードも見たい気がします!

  

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