2016年8月18日木曜日

甘々と稲妻(一部レビュー) 7話

 半年前に妻を亡くした主人公が娘のために慣れない料理に奮闘する。ふとしたきっかけで
 教師である主人公は生徒である女子高生の飯田小鳥と出会う。彼女の家は料理屋を経営してい
 るため、色々相談したりしながら3人で料理を作るようになる。そんな感じの料理アニメです
 
 原作はgood!アフタヌーンに連載中の漫画です。↓
 
 http://www.moae.jp/comic/amaama?_ga=1.86158559.614189589.1469111332

 TVアニメ版公式サイトは↓
 http://www.amaama.jp/


--- 5行で読む この回までのあらすじ ---(主に7話)

 ・妻を亡くして半年。主人公の教師、犬塚公平は娘と二人で外食中心の生活を送っていた。
 
 ・ある日、公平は発熱し寝込んでいた。何事かと声をかけてくれるつむぎにも「お父さん
  少し寝るね。」と相手をしてあげられなかった。
 
 ・やがて公平が寝入ってしまうと、心配になってきたつむぎは一人で家を出て、小鳥のお店
  に助けを求めに行ってしまう。
 
 ・つむぎは無事に小鳥の店に到着。幼稚園児が一人で訪ねてきたので驚く小鳥だったが、事情
  を聞いて、栄養ドリンクやフルーツの缶詰を持たせて自宅に送りに行く。
  
 ・途中で探しに来た公平と出会う。公平は知らないうちに居なくなったつむぎを心から心配
  していたので、つい大きな声で叱ってしまう。そんな二人を見た小鳥は、二人を店に招いて
  料理をふるまい仲直りの手伝いをするのであった。
 

--- レビュー ---
 
  2回目のレビューになります。主に7話「五平餅とだいぼうけん」のレビューです。
 
  今回のお話ですが、見る視聴者の年齢によって全然見え方の違う面白い作品になって
  いました。
 
  大人視点でみると子供(5歳児)が家のチェーンを外して勝手に外出し、迷子になりそうに
  なったり、自転車に引かれそうになったり、目的地についても店が閉まっていたりと
  「万が一」を考えると怖くて仕方のない描写が多くありました。
   
  しかし、子供視点でみると「大人の居ない自由な外出」として、日常のありふれた景色を
  想像で補うことで、刺激に溢れたタイトルどおりの「だいぼうけん」として純粋に楽しめる
  描写になっていました。
  
  料理アニメなので「五平餅」を作って食べて仲直り。という展開になっていますが
  今回のエピソードでは、そこに至るまでの描写が上記のようにとても面白い作りに
  なっていたので、掲載することにしました。
 
  つむぎの大冒険のシーンは、忘れていた童心を思い出させてくれるいいシーンでした。
  深夜枠の「大人向けアニメ」にもかかわらず、このシーンだけは夕方の子供向けアニメ
  のような表現になっているのも良い演出だと感じました!  
    
    
--- 総括 ---
 
  今回は今までのテンプレ構成となっていた「公平目線中心」の構成ではなく「つむぎ目線」
  の構成となりました。
 
  しかも「つむぎ目線」になっている時は、カメラの位置も「子供の視点」に合わせて低く
  なっており、その視点で横をすり抜ける巨大な自転車や通行人が描かれているので、何か
  懐かしい気持ちになりました。
  
  話はそれますが前期のアニメ「坂本ですが?」で主人公の高校生「坂本君」も、今回の
  つむぎと同じように「白線だけ踏んで通行する」というシーンがありました。
  
  当たり前ですが、同じことをしていても高校生がやるとシュールな絵図らでしたが
  子供がやるととても愛らしいので不思議なものです。


     話を戻しますが、この作品。つむぎの演技というか「声質」が非常にリアルなのです。
  
  普通の声優であれば子供の役を演じていると多少「違和感」のようなモノがどうしても
  出てしまうのです。

  ところが、つむぎにはまったく違和感がないので物凄いベテランの声優さんなのかと思い
  調べて見たところ、遠藤璃菜さんという本物の子役(10歳!)でした。
  
  10歳にしてアニメの主要キャラクターを演じることができるなんて驚きです!
  

  
  
  
  
     

0 件のコメント:

コメントを投稿