ニートの青年27歳が、見た目だけ高校生に若返る薬の実験台となる。実験内容は該当薬品を
使用した社会復帰プログラム「リライフ」。薬品の力で高校生に戻った主人公は2度目の
高校生活を始めることになった。
原作はWEB漫画 comico です。↓
http://www.comico.jp/articleList.nhn?titleNo=2
アニメ版公式サイトは↓
http://relife-anime.com/
--- 5行で読む この回のあらすじ ---
・玉来と狩生の亀裂は改善する様子がない。悩んだ玉来は日代に相談するものの「天然」の
日代にはオブラートに包んだ言い回しが伝わらず相談にならなかった。
・その頃狩生は職員室にいた。病院で診察してもらった結果、2週間程度で治るという報告と
「卒業試合には間に合っても万全で望めないので、このまま引退する」という決意を顧問に
伝えた。
・翌週。玉来と狩生の関係は悪化したままだった。異変に気が付いた日代だが対処法が分か
らず悶々とした時を過ごす。新太も異変に気が付いていたが、新太は「過去のトラウマ」
から踏み込めず、同じく悶々と過ごしていた。
・そんなある日、日代が新太の家に突然やってくる。考えても「対処法」が分からないので
新太に相談にきたのだ。
・その会話で日代もまた「過去にトラウマ」を抱えており「他人の人間関係に踏み込むこと」
を恐れていることが分かった。新太と日代は悩んだ末に「トラウマを克服しよう」と
リベンジすることを決意したのだった。
--- レビュー ---
学園青春アニメに戻った感じの第9話です。
原作漫画の66話~相当です。原作よりも「玉来、狩生編」のテーマをピックアップして
その分、細かい説明を省いた形の脚本になっています。
なぜ日代が新太の家を知っていたのか?狩生が大神と口論になった際に、どういう心境で
肩を借りることにしたのか。その辺を掘り下げて知りたい方は原作WEB漫画の方に詳しく
描写されています。
一方で、新太のトラウマ部分や玉来の心情の描写などはアニメ版の方が漫画版より誇張して
表現されているので分かりやすくなっています。
アニメ版では新太のトラウマそのものの描写はさすがに刺激が強すぎるためか、かなり
暗がりでボカした描写になっています。その代わりに、新太の回想シーンを漫画版よりも
尺を使って重めに過去が描かれています。
原作72話と見比べてみると中々面白いと思います。
(セリフを絞って、強調したいセリフが際立つような演出になっています)
エピソードとしては次回で決着がつきそうな感じです。「玉来と狩生の亀裂」を描いた
お話ですが、うまい按配で日代と新太を絡めているのでこのまま最後の「日代編?」に
突入するのでしょうか。
--- 総括 ---
この作品の前回のレビューで「そろそろ主人公である新太にもスポットを~」と書きまし
た。
やはり、そろそろ時期のようで今回のシナリオは表面上は「玉来と狩生」に着目していま
すが、内容としては「新太と日代」の過去(トラウマ)にウエイトが置かれた構成になり
ました。
玉来と狩生のイザコザは、玉来の幼馴染の粋な計らいと日代&新太のリベンジ行動によって
あまり陰湿にならずに解決しそうです。
この作品は問題が発生しても、変にこじれたりせず爽やかに解決してくれるので見ていて
気分が良く、こういう作品を私も書けるように頑張りたいと思います!
ちなみに今回のエンディング曲は「the brilliant green」の「There will be love there
ー愛のある場所ー」でした。
管理人には馴染みのない曲でしたが、1998年に放映されたテレビドラマの主題歌のよう
です。
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