少年ジャンプで連載中の料理アニメです。
下町の定食屋の息子幸平 創真(ゆきひら そうま)の活躍が描かれています。
本作はTV放映シリーズの2期目です。
公式サイトは↓
http://shokugekinosoma.com/
--- 5行で読む ここまでのあらすじ --- 第2クール1話目~6話
・本戦1戦目の相手は薙切アリス。分子ガストロノミーという特殊な料理を得意とする強敵
だった。
・勝負のお題は弁当。アリスは12個の手まり寿司が入った弁当を作り出した。しかもこの
弁当は端から順番に寿司を食べていくことで、寿司同士の旨味が絡み合い食べ進むほどに
複雑で深い味わいが出るというモノ。
・対する創真は暖かいノリ弁で対抗。味では甲乙つけがたい対戦となったが、ノリ弁の方が
お題に則しているとなり勝利を勝ち取った。
・本戦2戦目の相手はトレース(相手の得意料理や思考をコピーする能力)の達人。創真の
ライバルも勝負する料理を読まれ、その料理より1歩先を行く料理を出されて敗北して
いた。
・この強敵に対して創真は「自分が今まで経験してきた料理の積み重ね」を料理に表現して
対抗する。「経験の積み重ね」つまり創真以外誰にも知りえない情報なので、トレース
されることもなく、ついに創真は予選を突破した!
--- レビュー ---
人気料理アニメの2期目です。
前回のレビューでは1期目~最新話まで範囲を大きめにしましたが、今回は2期目の
1話目~6話目を対象に掲載したいと思います。
さて、2期目の初戦。創真対アリス戦ですが、これについては前回のレビュー触れたので
今回は創真対(トレースの達人)美作昴戦を。
トレースの達人ということで、創真が創真自身と戦うような展開になりました。兎に角
作る料理がバレてしまったらその時点で「負け確定」の相手なので、どのように戦うのか
興味津々でした。
技量はトレースによってほぼ同等。そうなってくると、勝負に勝つためには「本物の創真」
と「昴によるトレースされた偽創真」との違いを見つけ、そこを突破口にするしか
なさそうでした。
創真は見事に「偽創真」には無い「経験値」というものを発揮して、勝利したのですが
視聴者が納得できるいい勝ち方でした。
もし、仮に創真の方が「偽創真」より「料理の技術が上でした」で勝ってしまったら
「トレース」という「コピー能力」をテーマにした昴戦自体が「コピーできてないじゃん」
となってしまいます(笑)
--- 総括 ---
マッチョな男やお爺さんが、女装やら全裸になることが増えてきました。
もちろん女性の審査員も「美味しいモノを食べれば脱ぐ」ことには変わりないのですが
ただ全裸にするだけではなく「女性の全裸にマッチョな男の全裸」を加える事で
さらに笑いを誘う作りになってきました。
作者のギャグへの熱意を感じます。普通の料理アニメとしてみても十分に面白いストーリー
なのに、それで満足せずギャグの要素をふんだんに組み込む情熱には脱帽です。
また、昔のレビューで書いたことがありますが、料理対決作品でもっとも作者が苦労する
モノの一つが「褒め方」なのです。
一つの料理に複数の審査員がコメントすれば、その数だけ「褒め方」も用意しなければ
ならないので・・・。
例えば、主人公が大会で美味しいハンバーグを作ったとして、試食した審査員の反応が
審査員A「うまい!」
審査員B「おいしい!」
審査員C「これはすごい!」
のように、言葉だけ差し替えて同じことを繰り返すようでは、直ぐに「言葉の引き出し」が
尽きてしまいます。しかも、イマイチ凄さが伝わりません。
そこで、審査員が「上手に褒める」わけです。
審査員A「なんだ、このハンバーグは。豚と牛だけではないな。このコクは…豆腐か!」
審査員B「これだけのボリュームがあるのに豆腐のおかげで女性にも食べやすいわ!」
審査員C「うまい!うまうま!ホハーッ!」
こんな感じです。
しかし、ご覧のように多様な観点で審査員が語るためには、その数だけ「褒め方」を作者は
考えないといけないので、まだ1戦目、2戦目はいいのですが、5戦目、6戦目になって
くるとネタが切れてくるのです。
その点、本作品は「言葉」だけではなく「視覚」として全裸にしたりコスプレさせたり
しているので、審査員の「褒め言葉」を必要最低限にしつつ、視聴者には分かりやすく
面白い表現が出来ているので、こういう工夫は見習いたいと思います。
※1期目を未視聴の方は、公式HPのあらすじだけでも見ておくと世界観に没入しやすいと
思います!
--- おまけ ---
管理人が料理アニメの原作をした場合、審査員Cは間違いなくCV子安武人(笑)
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