何の前触れもなく、中世風の異世界に転移してしまった主人公は、死ぬたびにある地点まで
時間を遡り生き返ってしまうという能力を持っていた。周囲の人々に降りかかる不幸を回避
するために、何度も「死に戻り」を繰り返し不幸の元凶を突き止めるミステリー要素の強い
ファンタジー物語です。
原作はWEB小説(のちにコミカライズ)↓
http://re-zero.com/
公式サイトは↓
http://re-zero-anime.jp/
原作小説は「小説家になろう」のサイトで読むことがきでます。
--- 5行で読む この回のあらすじ ---
・3体もの白鯨と戦うことになったスバルら白鯨討伐隊。単体でも苦戦していた相手が3倍に
増えたことで討伐隊の士気が落ちる。
・この状況にクルシュが疑問を抱く。「400年もの間、人類を脅かしていた魔物が群を
なしていたことを誰も知らないなんてありえない」と。
・スバルをその話を聞いて白鯨が3体とも「同じ傷」を負っていることに気が付く。そして
3体の白鯨のうち2体は積極的に地上へ降下して討伐隊に攻撃しているが、1体だけ上空
に留まってダメージを恐れていることも看破する。
・この状況から、上空にいる1体が本物で残りに2体は実体を持った分身であると推測する
スバルはクルシュに地上にいる白鯨(分身)の相手を頼むと、レムの力を借りて上空の
本体に接近し「魔女の匂い」を放つ。
・スバルの「魔女の匂い」で挑発された白鯨は、スバルに誘導されて地上付近まで降下する
その時、討伐隊が大樹を一斉に攻撃し折れた大樹の下敷きとなった白鯨は、ヴィルヘルム
に討ち取られ白鯨討伐は成功するのであった。
--- レビュー ---
「白鯨編」でのエピソードの10話目です。
白鯨討伐成功です!
3体に増えた時には、またもや「死に戻り」とい選択肢も頭をよぎりましたがクルシュの
助言とスバルの観察眼で見事にカラクリを見破って勝利となりました。
まさか、大樹を武器にするとは思いませんでした!この作品のシナリオは本当によく練り
こまれていて、伏線の張り方が絶妙で描写が上手いと思います。
他の感想のサイトでいくつかコメントがあった「スバルはどうやって白鯨本体のいる上空に
あがったのか」ですが、詳しい描写はありませんでしたが状況から察するに最初のレムの
巨大氷魔法に乗っていた。と思われます。(つまりタオパ○パイのような感じ)
今回のエピソードは白鯨の霧や粉じん、花びらなど多様な小物をつかった「風の表現」が
とても効果的に使われていたのが印象的でした。
また、シーン全体の明度(明るさ)を戦況の改善に合わせて徐々に明るくしていき、白鯨
討伐のカットで朝日を出す演出も王道の勝利演出ではありますが、先ほどの「風の表現」
と融合することで討伐シーンの「爽やかさ」が際立って良い演出であったと思います。
--- 総括 ---
21話目にして白鯨は見事に討伐されました。このまま最後の強敵「魔女教」との戦いに
突入するようです。
ひさびさにエミリア(ヒロイン)登場の予感です。しかし、魔女教戦の戦力として新しく
合流した部隊に、スバルと大喧嘩を繰り広げた騎士「ユリウス・ユークリウス」が参加して
いました。
どうもスバルは、このユリウスと出会うと「嫉妬」が抑えられないようで、また「カッコ
悪いスバル君」になってしまわないか心配です。
しかし戦力として【剣聖】ラインハルト級らしいので、スバルとの関係が改善すればこれ
以上にない援軍となるでしょう。
今回の白鯨戦でレムは消耗しきってしまい魔女教戦には参戦していませんので、作品的には
その(戦力面での)穴埋め的な役割も担っているのだと思われます。
次は恐らく最後のエピソード「魔女教編」です。楽しみです!
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