何の前触れもなく、中世風の異世界に転移してしまった主人公は、死ぬたびにある地点まで
時間を遡り生き返ってしまうという能力を持っていた。周囲の人々に降りかかる不幸を回避
するために、何度も「死に戻り」を繰り返し不幸の元凶を突き止めるミステリー要素の強い
ファンタジー物語です。
原作はWEB小説(のちにコミカライズ)↓
http://re-zero.com/
公式サイトは↓
http://re-zero-anime.jp/
原作小説は「小説家になろう」のサイトで読むことがきでます。
--- 5行で読む この回のあらすじ ---
・前回、他の王候補から助力を得られなかった主人公は、エミリアたちを救出するべく自力で
竜車(馬車)を借りてロズワール邸へと目指していた。しかしそこに白鯨(はくげい)と
呼ばれる魔獣が現れる。
・白鯨は主人公の「魔女の匂い」に興奮し、執拗に主人公の乗る竜車を狙う。足止めが必要と
悟ったレムは主人公の静止を振り切って一人で白鯨に立ち向かっていった。
・しかしレムの足止めをもってしても白鯨を振り切ることはできない。主人公は竜車の運転手
オットーの手によって「おとり」として竜車から蹴落とされてしまう。
・一命を取り留めた主人公は何とかロズワール邸に到着。レムの死を無駄にしないために
エミリアにすべて(死に戻りの事)を話して屋敷から逃げるように頼もうとする。だが
その瞬間、魔女の呪いによってエミリアは死んでしまった。
・絶望した主人公はベアトリスに殺してくれと懇願する。ベアトリスはこれを拒絶したが
代わりに「見えないところで死んでくれ」と屋外に放り出した。そこへ魔女教徒とエミリア
の精霊パックが現れた。
--- レビュー ---
「王都編」でのエピソードの6話目です。
どうやら今回もバッドエンドルートのようで、主要人物のエミリア・レムが死亡。レムに
至っては(おそらく白鯨の能力で)最初から存在していない事になってしまいました。
今回のストーリーは正解が中々見えず、面白いです。
直接魔女教徒を倒そうとしてもダメ。他の王候補に手助けを申し出てもダメ。せめて
ロズワール領の人々を救おうと脱出作戦を試みてもダメというわけで、ナニか状況を覆す
決定打が必要なようです。
また、今回もベテラン声優の演技に加えて画面から感じる迫力のある演出が物語を
盛り上げていました。特に白鯨のシーンとエミリアが死んでしまったシーンの主人公の
描写と演技は凄く響きました。
どちらのシーンも動画の枚数が多いとか、複雑な心理描写を演じているとそういう方向では
なく、シンプルなシーンを丁寧に表現されていて、ちょっと上から目線になってしまい
ますが一言でいえば「とても良い仕事」をしています。
それからCGですが、竜車のシーンなどで使われているもののCG特有のロボット感のよう
な違和感がなく、技術の進歩に感心しました。
--- 総括 ---
引き続き「王都編(仮)」としました。
これだけ「悲劇」を連発しておきながら視聴者を魅了する魅力的な作品です。
例えるなら「ずっと相手のターン」のバトルを放送しているわけで、ドラゴンボ○ルで
言えば、もう5話にわたってゴ○ウがフリ○ザにボコボコにされ続けてる感じです。
にもかかわらず、ちゃんと視聴者を引き付けているので、そこが凄いと思います。
この「相手のターン」はシナリオ構成上の「タメ」の部分に値します。このタメが深ければ
深いほど「俺のターン」つまり「見せ場」が盛り上がるわけです。
ただ、今回はここまでタメてしまっているので、相応の見せ場にしなければ、視聴者が
納得しないと思うのでどういった「見せ場」になるのか楽しみです。
--- おまけ ---
主人公の「ナツキ・スバル」役の声優、小林裕介さんですが別作品で今期の学園ラブコメ
ディー「この美術部には問題がある!」で主人公、内巻 すばるを演じているんですね。
おなじ「スバル」で全く違うジャンルの作品なので演じ分けるのが大変そうです(笑)
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