こんにちわ!管理人の緑茶です。
今回のレビューは、「これそれ」恒例の総括レビューです。
今期はレビュー対象4本+未(一部)レビュー3本が対象です。
総括レビューとは、各話レビューのまとめ的なレビューです。完結まで見て
全体としてどういうアニメだったのかを纏めて書こうというモノです。
通常のレビューで対象外にしていたものの視聴していたものも総括では
レビューします。
では、早速総括です。
【オーバーロード】(未レビュ)
ゲームの世界に異世界転移してしまったプレイヤーのお話です。お話の骨格
としては兎に角「俺最強」をひたすら押しまくるスタイルを中心にしていて
ドラゴンボールのように強敵を次々出して主人公が成長するものではありません。
最初から主人公は最強。世界の弱者を蹂躙しまくるという一風変わった作風です。
執筆活動をしているとこの手のネタは結構思いつくのですが、この自分だけが
最強と言う状態で面白い作品が出来るのかと不安になり、大抵ボツにしてしまうような
題材に一つの明快な答えを出した作品でした。
お話としては原作が続いているようで、俺たたEND(俺たちの戦いはこれからだ!)
でしたので2期に期待したいアニメです。世界観がよく出来ているうえに
お話の骨格がブレない良い作品でした。
【がっごうぐらし!】(一部レビュ)
学園生活部という学校で暮らすことを部活動にした変わった日常系アニメを装った
バイオホラーアニメです。世界観の説明が(意図的に)なく、1話の終了5分前まで
日常系を装ったスタッフのアイディアと情熱に溢れた作品でした。
主人公が現実逃避しており、お話が主人公目線になると日常系として描かれ主人公
以外の目線になるとリアルなバイオホラーになる。目線の境界線を何度も行きかいます。
あえてその境界線をはっきりとさせず、妄想なのか現実なのかよく判らない演出をし
あわせて背景を語らないことによる視聴者への情報遮断を巧みに使って、視聴者に
暗闇の中を進むような心理的恐怖を与えることに成功しています。
久しぶりに突然大きな音を出すような驚かせる系の恐怖アニメではなく、じっくりと
本質的に怖い系のアニメを見ました。
また、ホームページも深夜だけ荒廃バージョンに差し替えるなど、スタッフの作品に
対する情熱も好印象でした。
【Charlotte(シャーロット)】(レビュ)
思春期だけ超能力を持つという設定の世界で、能力を持った少年少女達の生き抜く姿を
描いたお話です。設定を細かく考え抜かれた作品で主人公達が持つ能力や、彼らの
家庭環境まで緻密に計算されている作品です。
学園モノのようなノリでしたが、結果的にかなりSFに近い作品でした。伏線が多数
設置され、あとからなるほど思わせるストーリーがいくつもありました。反面未回収の
伏線もいくつかあり、1話でいいのでWEBとかOVA特典で回収してほしいところ。
映像はさすがのP.A.WORKSと言った所で同社の前作SHIROBAKO同様に
背景は美しくアニメの芝居も自然で最高でした。某ジブリのように人が注目しないよう
なところでもキチンと芝居をしているので質の高さを感じられる作品でした。
***明日の後半に続く***
追記(完全な感想):がっこうぐらしのオープニングはとても気に入りました。歌詞が
しっかり作品にあっているのですが、ホラーだと悟られないように
歌詞を練りこんで日常系に偽装されているあたり最高です。
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