※(再)表記について
この表記があるレビューは、以前に移転前の「これそれ」で一度レビューしたものです。
移転前サイトのレビューが回復不能のようなので、改めて書き起こしたものになります。
SHIROBAKOは、架空のアニメーション製作会社「武蔵野アニメーション」を舞台にした
お仕事系アニメです。(製作はP.A.WORKS)
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Aパート>>
最終話の脚本を考える製作会議、作中の主人公アリアがどうして飛ばなくなったのか、また
どうすれば再び飛ぶようになるのかと頭を抱える面々。
次第に話は作品から離れて、なぜ自分たちがアニメ製作の仕事をしているのかという話題に
代わって言った。
結局結論も出ず会議は終了となったが、脚本家の舞茸に弟子ではないが弟子のような存在に
なった今井みどりが舞茸から出された課題を見てもらっていた。
そこへ平岡が通りかかり「女は簡単にチャンスがもらえていいよな」と捨て台詞を吐くのだった。
Bパート>>
翌週、何とかシナリオが出来た舞茸は再び会議に臨んでいた。監督のOKも貰いセリフに着手
することで合意し、帰路に着いた。その帰りにみどりに呼び止められて、自分は女だからとか
そういう甘えで仕事はしていないと突然宣言される。舞茸はみどり(平岡とは知らないが)
誰かに何か言われたのだろうと察して、自分がそう思っていればいいんだよ。とやさしく
気遣うのだった。
その頃、平岡は演出家の円(まどか)と口論になっていた。平岡の悪態と平岡が紹介した
アニメーターの質が悪いことが原因だった。次第にエスカレートし暴力沙汰になる寸前で
総務の興津が仲裁に入り事なきを得た。(事後、社長の説得もあり和解した)
ケンカの件を会議で話題にすると、ケンカの理由がまどかの言葉が平岡の心につきささった
ことにあり、これを作中に置き換えることで舞茸はアリアが飛べなくなった理由に気が付く。
そして最終話の脚本に重みのある背景が追加されることとなった。
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Aパート>>
これまで登場してきた色々な人物が、何故アニメ製作の仕事をしているのかという質問に
それぞれの立場を踏まえて回答していくのですが、みんな結局は「好きだから」になって
しまうあたりで、好きなことを仕事に出来るなんて素直にうらやましく、好きでないと
やってられないのだろうと思ってしまう管理人です。
後半の平岡のひどい捨て台詞ですが、正直仕事がない側からすると僻(ひが)みたくなる
気持ちも判るような気がします。
たまたま仕事が順調なあいてが女性だったのであのセリフなのでしょうが、きっと男性が相手でも
違った形で僻むのだろうなと思います。
しかし現実は努力した人がやはりチャンスは多く掴むし、しなければ幸運を待つしかないので
しょう。そんな深みのある話のパートでした。
Bパート>>
平岡VS(ヴァーサス)まどかの大喧嘩シーン。SHIROBAKOには珍しいバトルシーンで
したが、あまり直接的な表現はなく、タップ(原画を束ねる道具)が飛び交う程度です。
それでも声優の迫真の演技で非常に迫力のある内容となりました。
そのケンカからヒントを得て舞茸が「アリアの飛ばない理由」にたどり着くわけですが、こういう
流れるような脚本をかけるSHIROBAKOのスタッフは本当に優秀だと思います。
この話のように視聴者が納得できる経緯を持ってるようなシナリオの書き方を管理人も実践して
行きたいと思っています。
総括>>
残り話数も少なくなってきましたが、SHIROBAKOは失速せずに物語を突き進めてくるので
見直すのが楽しみです。
あと4話、合間を見つけてレビューできればと思いますので、よかったら読んで下さいm(_ _)m
動画は↓で見ることが出来ます。
http://ch.nicovideo.jp/shirobako-anime
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