30年ぶりのルパン3世のTVシリーズです。世界の大泥棒ルパンの末裔
ルパン3世の物語です。何とTVシリーズ第1回1話目は1971年の作品です。
本シリーズの公式サイトはコチラ↓
http://lupin-new-season.jp/
作品総合公式は↓
http://www.lupin-3rd.net/
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3話
【あらすじ】
Aパート>>
マリーアントワネットの首飾りに狙いを定めたルパン3世だが、その首飾りをめぐって
イギリスのMI6(諜報機関)と激突する。次元大介と不二子は捕縛され(描写はないが
五ェ門は不在)一人きりになってしまったルパン。
なんとか首飾りは盗み出すことに成功するが、地下水路を使って逃走する際にMI6の
ニクスによって執拗に追跡されてしまう。
Bパート>>
どこを逃げてもニクスに先回りされてしまい、次第に追い詰められていくルパンだったが
ニクスに対して煙球を使った時に、ニクスの不自然な防御行動を見て何故先回りできるのか
彼の能力に気が付く。
能力に気が付いたルパンはその能力を逆に利用して地下水路から無事に脱出し、次元の
監禁されている場所へ救出に向かう。だが、次元の救出に手間どう隙にニクスに追いつかれ
絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
その時、ルパンが仕掛けていた「保険」が発動し、ニクスは渋々ルパン達を見逃すことに
なる。ルパン対ニクスの初対決はルパンの辛勝となったのだった。
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【感想】
五ェ門と次元、不二子と手勢を封じられニクス(MI6)直接対決となったわけですが
派手な撃ち合いをあまり好まず、逃げて逃げて撃たれて逃げてと泥棒のルパンと諜報部の
対決らしい演出となりました。
Aパート>>
新シリーズの銭形的なポジションらしいMI6のニクスの本格始動パートとなりました。
登場回としては前話から登場しているので、初登場ではありません。正直、MI6で
殺しのライセンス持ちと言うと別の人が思い浮かぶのですが、その件については別の機会に
しようと思います。
ミセスルパンことレベッカ・ロッセリーニもルパンの保険役として再登場。新キャラを
推し過ぎず程良い登場頻度で好感が持てました。
バトルシーンは鉄板のルパン方式。出会い頭に銃撃戦からの逃走、追いつかれてまた
逃走の懐かしい感じです。
ニクスの雰囲気がロボットというかアンドロイドというか映画「マトリクス」に出てきた
エージェント・スミスを彷彿させる無機質なところが情熱型で人間味に溢れる銭形との違い
としてとても判りやすく表現されていました。
Bパート>>
逃げるルパンを常に先回りするニクス。そのニクスの特殊能力を感知して裏をかくルパン。
そのルパンをさらに追い詰めるニクスとテンポのよい攻守交替劇。
ニクスの特殊能力を「エコーロケーション」と鋭く言い当てるとニクスは「それだけかな?」
といった含みのあるリアクションをしていました。まだニクスには何か能力があるのかも知れ
ません。煙玉の音から耳を防御する際に爆発側の右耳ではなく、左耳を守っていたのは右手に
銃を持っていたからなのか、何かの伏線なのでしょうか。
エコーロケーション能力で無口なキャラクターというとコチラも何か別の美食・・もとい
人物を想像してしまうのですが、それもまた別の機会に。
総括>>
相変わらず1話1話入念に考えられており、わかりやすい1話完結型に収めつつストーリー的
には着実に進めていく、非常に良く出来た脚本でした。1クールだとあと10話前後あるので
今後も旧キャラと新キャラの程よいバランスが保たれればいいなぁと思っています。
次回は次元の主人公回の模様。ベテラン声優の小林清志さんの演技も楽しみです!
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