※(再)表記について
この表記があるレビューは、以前に移転前の「これそれ」で一度レビューしたものです。
移転前サイトのレビューが回復不能のようなので、改めて書き起こしたものになります。
SHIROBAKOは、架空のアニメーション製作会社「武蔵野アニメーション」を舞台にした
お仕事系アニメです。(製作はP.A.WORKS)
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Aパート>>
タイタニックの演出が降りて、スケジュールが立ち行かなくなって暗礁に乗り上げた宮森を
見かねた矢野は自らタイタニックへヘルプ要員として助力することを申し出た。
タイタニックに入った矢野は進行を把握し、降りた演出の代わりとして髭仙人こと
池谷 ひろしに依頼することを決める。池谷は俗に言う仕事嫌いで生活が苦しくても働かない
方針だったが矢野の強引ともいえる勧誘で演出を引き受けることになった。
その頃宮森は、社長に連れられて武蔵野動画という、武蔵野アニメーションの前身となる
会社の跡地を訪れた。
Bパート>>
武蔵野動画にて宮森は丸川社長の現役時代を垣間見る。現役時代の丸川社長の周囲には
今も現役で活躍するアニメータ杉江 茂や美術の大倉 正弘が若手として第一線で活躍しており
宮森の「目先の仕事に追われていい作品を作る余裕がない」という悩みに対して
「いつの時代もそんな余裕はない、でもいい作品は作れる」と解を示すのだった。
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丸川社長の過去話がとても興味深いストーリーでした。パソコン主体の今のアニメ製作とは
一味違う昭和の雰囲気満載のアニメ製作の現場が見ることが出来て勉強になりました。
Aパート>>
タイタニック沈没です(笑)でも矢野がすかさずフォローに入り、スケジュールの立直しに
着手して一安心。
劇中でも言ってますが、ダメ会社ぽっく書かれているタイタニックですが、そもそもダメな
状況に追い込んだのはムサニ(宮森)でタイタニックはスケジュールを挽回しようと矢野を
受け入れて追い込みを掛けている模様です。
やはりタイタニックはやれば出来るんですよねー。
そして仕事から逃げる大人「池谷」登場です。矢野が「仕事をしない大人がいるとは思いま
せんでした。」と池谷を罵るシーンですが、ニートの管理人にはグサリいや、グサグサグサッと
心をえぐられるセリフです。(私の場合は仕事の方が来ないのですが(笑))
Bパート>>
このパートと特殊エンディングは必見です。昔のアナログ風のアニメをデジタルで再現した
上にかなり難しいとされるカメラワークを見ることが出来ます。
とくに難しく今は殆どCGになっている、走る動物をカメラが回り込むシーンを久々にみま
した。
人間に対するカメラの回りこみ(もしくはカメラへの回り込み)は古くは「ハイスクール奇面組」
のエンディングや最近では「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」のオープニングでも
見かけるのですが、動物になると特殊なデッサン力が必要らしく、ほとんど見かけません。
そして特殊エンディングと、美術の大倉が書いている背景がメチャ上手いのでSHIROBAKO
のなかでも是非見てほしいストーリーです。
総括>>
通常のSHIROBAKOの世界で表現されているアニメ業界ですら、「精神論」「根性論」が
闊歩するちょっと旧世代的なワーキングスタイルだと思っていたら、昔はもっと凄かったので
随分変わったのだと考えを改めるのによい話でした。
まさに今、ナウのアニメ業界ってどうなんでしょう。気になりますね。
あと5話、合間を見つけてレビューできればと思いますので、よかったら読んで下さいm(_ _)m
動画は↓で見ることが出来ます。
http://ch.nicovideo.jp/shirobako-anime
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