2015年9月14日月曜日

Charlotte(シャーロット) 第10話「略奪」


P.A.WORKSが手がけるアニメです。思春期のみ特殊能力を発揮する主人公たちの学園生活を
描いた作品。

---
【あらすじ】
 
 再開した兄の隼翼(しゅんすけ)は、自分のタイムリープについて語り始める
 すべてを聞いた主人公の有宇ある決断をする。 
 
 Aパート>>
 
 タイムリープのした兄、隼翼の回想から始まる。過去に戻った兄は色々と
 手探りをしながら何度もタイムリープを使用して能力者を守れる世界を目指して行く。
 
 しかし、子供だけでは中々難しく、科学者に捕まってしまったり科学者と戦闘に
 なってしまったりと中々うまくいかなかった。
 
 どうすれば、能力者を守ることが出来るのか苦悩する兄に追い討ちを掛けるように
 タイムリープを使用することによる「代償」として「視力を徐々に失う」ことが
 判明する。
 
 状況を打開する方法が無いまま、時間を浪費する兄だったが、あるとき主人公の有宇が
 言った何気ない一言から、「自分達を守る学校を作ること」を思い立つ。
 
 そして最後のタイムリープを実行する。
 
 ついに「代償」により視力を失った兄だったが見事に学校を作り上げた。
 学校を作った兄は自分が裏方に徹することが出来るようにと、主人公と妹から自分の
 記憶を消去することにした。
 
 
 Bパート>>
 
 物語は現在に一旦戻り、主人公は兄の力を「略奪」しタイムリープを使って、妹が死亡する
 過去を修正しようと動き出す。
 
 妹が死んでしまう前日に戻った主人公は、同じ過ちを犯さぬように妹の「崩壊」の能力を
 事前に「略奪」し、崩壊の能力が発動するきっかけとなった、妹の友人による傷害騒動を
 阻止することになる。
  
 妹の中学校に潜入した生徒会メンバーの活躍もあって、無事に傷害騒動を未然に防止できた
 主人公は妹の命を救ったことに満足していた。
 
 そこに、兄の仲間である熊耳(くまがみ)が現れる。
 すべてを知っている主人公は、熊耳に兄の所へ連れて行ってくれと頼むのだった。
 
 
---
【感想】
 
 タイムリープが物語のキーとして使用されるようになって来ました。いわゆるタイムスリップ
 の能力なのですが、物語を書く上では非常に難しい能力です。時系列がバラバラになるうえに
 今の時間の流れでは、登場人物が「知っていた」ことも過去に戻ることによって本人以外は
 「知らないこと」になるので伏線などが非常に張りにくくなります。
 
 Aパート>>
 
  兄がタイムリープを使って行ってきた舞台裏が明かされましたね。タイムリープの能力者が
  ギャンブルでお金を稼ぐネタは「バックトゥーザ フィーチャー」という映画でも使用さ
  れた鉄板ネタですね。
 
  実際はやりすぎると目立つので、簡単ではなっそうですが「ちょっとした富豪」程度なら
  一番稼ぎやすい手段ですし、子供でも思いつくいい選択だと思います。
  
  また判明した「タイムリープの代償」は視力を失うことでした。これは視力が無ければ能力を
  使えないという意味らしく、視力を失ったからといって能力がそのものが消滅するわけでは
  なさそうです。 
 
  今後の展開でかなり重要な要素かもしれません。 
 
Bパート>>
 
  主人公のトラウマ解消パートとなりました。この時点で主人公が今まで居た時系列とは
  違った世界に移動しているので、今までの主人公を知っている、生徒会長とはお別れと
  なりました。すこしさびしいです。
 
  その代わり妹は存命となりました、能力は失われてしまっているので今後は物語りに
  どのようにかかわってくるのか興味のある登場人物となりました。
  
  次回は兄との再会らしいのですが、妹が生きているので「略奪」をする必要が無く
  タイムリープをする必要が無いので、物語の進展が楽しみです。      
  
総括>>
 
  タイムリープはジョーカー的な能力ですので、物語上うまく制御していかないと主人公が
  無敵になってしまいます。
 
  なので大抵の場合は「足枷」的な目的で、能力を使うための制約をつけるのですが
  今回は「視力があること」のようです。(ドラ○もんだと、装置の場所まで移動しないと
  使用できないなども足枷ですね)
 
  この辺の設定をどう活かしてくるのか、作家さんのアイディアが非常に気になります。
 
  そして余談ですが、いつのまにかシャーロットのレビューが1週遅れに(笑)ということで
  今週はどこかでもう一度、シャーロットをレビューしようかと思います。
   
 
  HPはこちらです。↓
  http://ch.nicovideo.jp/charlotte-anime

0 件のコメント:

コメントを投稿