Charlotte(シャーロット) 第9話「ここにない世界」
P.A.WORKSが手がけるアニメです。思春期のみ特殊能力を発揮する主人公たちの学園生活を
描いた作品。
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【あらすじ】
前回からの続きで、友利とコンサートに来ることになった主人公の乙坂 有宇。
コンサート会場で転機を迎えることになる。
Aパート>>
コンサートを友利と共に楽しむ乙坂。その時、初めて聞くはずの音楽に
聞き覚えを感じる。やがて音楽と共に失われた記憶が蘇る。
場面は失われた記憶の中に移る。
有宇は死んだはずの妹の歩未と共に研究施設のような場所にいる。
周囲には沢山の能力者が実験台として収容されており、その中には有宇が忘れていた
兄、乙坂 隼翼(おとさか しゅんすけ)の姿があった。
隼翼の能力はタイムリープ(時間移動)であり、その強力な能力ゆえに拘束されている。
また、有宇の能力も単純に他人に5秒間憑依するだけではなく、憑依した相手の能力を
奪うことが出来る「略奪」であることが判明する。
Bパート>>
科学者から実験台として呼び出された妹の歩未、やがて崩壊の能力により施設が半壊する。
有宇は妹を助けるべく兄の力「タイムリープ」を求めて、沢山の仲間の協力をえながら
兄の元へ向かい兄を救出することに成功する。
そして願う。「タイムリープで過去へ戻ってこの世界を変えてくれ!」と。
救出された兄がタイムリープの力を使用した直後、有宇は現実に引き戻されてベットの上で
目が覚める。
目覚めた有宇のもとに、記憶の中で出会った男である熊耳(くまがみ)が現れ、有宇と友利を
兄のいる施設(記憶の中にあった科学者によるモノではなく、兄自信が設立した施設)に
導いてくれた。
施設で再会した有宇に、兄の隼翼は自分のタイムリープの経験を語りだす。
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【感想】
物語が一気に動き始めました。学園モノかと思っていましたがSFよりになってきました。
Aパート>>
コンサートということで、今回も音楽だけでAパートが終わるのかと思っていたのですが
今回はテンポよく必要な演出として描かれており、コンサートの雰囲気を表現する手法として
とても勉強になるシーンでした。
コンサートの後の失われた記憶の世界では、今まで張られていた伏線が補強され物語に
一段と厚みが出てきました。こういう厚みのある作品は大好物です。
Bパート>>
物凄い情報量のパートでした。上のあらすじも書き切れない部分が多々あります。
このBパートを見ると登場する能力者の立場、能力、今までの行動が物語を構成する上で
必要不可欠であったことがよくわかり、物語が入念に計算されて作られていることが
わかります。
物語はタイムリープという扱いの難しい展開に突入するようです。次回で兄からどのような
新事実が語られるのか興味が尽きません。
総括>>
今回はAパートのコンサートシーンの時間描写が印象的でした。普通だとカットを次々と
変えることで曲が次々に変わったことを表現するのですが、どうしても大胆にカットを
かえてしまうとコンサートとしての一体感のようなものが失われてしまいます。
その点で今回は視覚で曲の切り替わりを表現せず、曲調を変えることで表現することで
コンサートの一体感を崩さずに描写出来てると思いました。
あと、止め絵になりがちなボーカル以外のメンバーもキチンと演技をしていて好印象でした。
HPはこちらです。↓
http://ch.nicovideo.jp/charlotte-anime
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