2015年9月4日金曜日

(再)SHIROBAKO #17「私どこにいるんでしょうか…」

※(再)表記について
 この表記があるレビューは、以前に移転前の「これそれ」で一度レビューしたものです。
 移転前サイトのレビューが回復不能のようなので、改めて書き起こしたものになります。
 SHIROBAKOは、架空のアニメーション製作会社「武蔵野アニメーション」を舞台にした
 お仕事系アニメです。(製作はP.A.WORKS)
 
 最近SHIROBAKOばっかりレビューしている気がします(汗)
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 原作者からのリテイクという難関を乗り越えた武蔵野アニメーションのメンバー。
 一息つくまもなく再び編集の茶沢から試練が…突然PVを作るように依頼が入る。 
 
Aパート>>
 
 突然の茶沢から電話でPVの依頼がある。締め切りがとても短くザワつく製作陣。
 
 出来てるカット適当に繋げてしまえと中途採用の平岡。
 
 ちゃんと見せたいと言う、新人製作の佐藤と安藤。
 
 渡辺はちゃんと作る方針を選択するのだった。
 
 しかし、想定外の作業の追加で混乱する新人製作の2人。経験がないのでトンチンカンな依頼や
 全体を考えないスケジュールのゴリ押しをしてしまう。
 
  
Bパート>>
 
 場面は変わってデパートのイベント会場。
  
 ウメブーというゆるきゃらの声を担当していた声優の坂木。
 ゆるきゃらの中に入るアクターが熱を出して欠席と言うことを知り、自ら中に入り声をあてながら
 アクションもすることになった。
 
 日が変わり朝礼のシーン、平岡は参加せず遅れて出社する。
 その為に「目の処理の変更」や「社用車が使用できない」という伝達事項を知らなかった。
 宮森にちゃんと朝礼に出るようにと注意される平岡。「明日は出ます」と悪態をつく。
 
 夕方、新人の佐藤から連絡がある。原画回収に向かった帰りに道に迷ったとのこと。
 佐藤の「私どこにいるのでしょうか」というセリフでタイトル回収。
 
 安藤からも連絡があり、電車を寝過ごして遅くなるとのこと。
 
 ミスをして遅く帰社した新人2人に怒ることなく、ちゃんと諭す宮森。
 やがてPVは何とか完成し、会社の屋上で宴会をしつつ出来立てのPVをみて
 感激する一同だった。
 
 
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 PV製作というイベントを通して、新人2人と平岡の人柄を描いた回となりました。
  
 普通にPV製作だけで話をつくらず、新人達にフォーカスをあてて掘り下げてくるあたり
 SHIROBAKOの脚本は本当に良くできています。 
 
Aパート>>
  
 日常回かと思いましたが、開始3分で暗雲立ち込める感じに。PV作成と言う唐突な出来事に
 新人の安藤、佐藤、中途の平岡、それぞれの思いが表現されていました。
 
 ここでも平岡の「現場主義」的な意見は却下されますが、現実的にはどうなんでしょうね。
 PVをちゃんと作って本編のクオリティーを下げるのか、PVはそれなりにしておいて
 本編のクオリティーを維持するのか。
 
 アニメでは「両方」という最善の選択となるのですが、「どちらか」しか選べなければ
 平岡の方が正しい気がします。
 
 
Bパート>>
 
 このパートはPV製作という過程ではなく、携わる新人達の性格や人物像などが表現される
 パートでした。
 
 この頃から、平岡も少しずつ「武蔵野アニメーション流」に一定の理解を示すように
 なってきました。

 また一番成長の遅い(と感じる)声優坂木もちゃんと成長してると見せる場面もありました。

 この辺の心理描写や各キャラクターの成長を、時間をとって丁寧に表現してくれるので
 SHIROBAKOは大量のキャラクターが登場する割りに、誰がどんな人物で
 どんなセクションなのか判らなくなりませんでした。
   
  
総括>>
   
 タイトルは書きませんが、たまにありますよね、ネタに困ったら新キャラを出して
 使い捨てていくスタイル。
 当然、使い捨てなのでキャラを掘り下げたりせず、キャラクタ同士の辻褄もあやふやです。
 
 そういうスタイルも一概に悪いとは思いませんが、管理人はSHIROBAKOのように
 キャラクターはその世界の住人としてキチンと描かれる作風の方が好きです。
 
 
 あと7話、合間を見つけてレビューできればと思いますので、よかったら読んで下さいm(_ _)m
 
 動画は↓で見ることが出来ます。
 
 http://ch.nicovideo.jp/shirobako-anime 

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