このブログは概ねテキストのみで構成され、管理人が見たアニメやニコ生、ゲームなどの 感想を残しているものです 毎週 火・木・日 更新ですが、不意にそれ以外の曜日に更新したりします。 ■リンクフリーではありません!!■(詳しくは本サイト内へのリンクやURL掲載についてをみてね)
2016年3月12日土曜日
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 21話 「デッドライン」
本作の2期目となります。異世界と日本がGATE呼ばれる門で繋がり異世界の
軍隊(帝国軍)が侵略戦争を日本に仕掛ける。
しかし文明の差は歴然で自衛隊の圧勝により、異世界の軍隊は撤退を余儀なくされる
日本は反撃を好まず、異世界の統治国家にあたる「帝国」との講和を推進するの
だった。
【あらすじ】
講和派の議員をかくまった自衛隊。その駐屯地になっている翡翠宮では、翡翠宮を警護
する「ピニャ直属部隊」とゾルザルが率いる「反乱分子粛清部隊」が激しい戦闘を繰り
広げていた。
自衛隊は本国の命令で動くことが出来ず、ただ繰り広げられる殺し合いを見ている事しか
できなかった。
その凄惨な光景を12歳であるシェリーに見せまいと配慮する菅原だった。
しかし、シェリーはその配慮を拒絶する。
自分がここ(翡翠宮)に来れば戦いになるのは分かっていた。
・・・自分の行動によって散っていく命をシッカリと見る。そう言って。
その12歳とは思えない重い言葉に、菅原は「この戦争は、私が貴方を助けたことで
おきました。貴方のせいではありません。私の責任です」と慰めるしかなかった。
戦はピニャ直属隊の優勢に終わり、ゾルザル軍は一時撤退する。
その頃、伊丹はロンデルに戻っていた。
レレイの学会発表の為、そして、いつまでも逃げ回るわけにも行かないので、追っ手を
迎え撃つ為。
追ってはすぐに現われた。伊丹たちの泊まる宿の使用人が夜間のうちに部屋に忍び込み
伊丹たちを殺そうとしたのだ。
だが、警戒していた伊丹たちにあっさり捕まり、誰の指示であったのか尋問を行なわれ
ることになる。
だが、この使用人たちは「笛吹き男」とよばれる刺客の話術にハマって犯行に及んだ
だけで何も知らず、黒幕には辿り着けない。
レレイはあえて使用人たちを許して、自由にすることで再び「笛吹き男」が使用人たちと
接触するように仕向け、現場を押さえる作戦を実行に移すのであった。
-----
【感想】
夏目防衛大臣が森田総理に「自衛隊を動かす許可をくれ」といい続けても、「わかってま
す。わかってます。でも今はマスコミがいるから1週間まってね」といわれ続けて
自衛隊がまったく動けず、事態がドンドン悪化していく展開です。
今回は演出的に「ため」の部分で、視聴者にあえてストレスを与えて、この後の「開放」で
爽快感をあたえる演出だと思われます。
そのため、悪役が実に憎憎しく、しかし非常に良く活躍した展開となっており、あの
傀儡王子であるゾルザルですら、主人公側の重要人物である「ピニャ姫」の入浴中を襲って
拘束し、奮戦する翡翠宮を孤立させるなど、キレッキレの策士になっています。
以前栗林にフルボッコにされた人物と同人物とは思えません(笑)
戦争を背景にした物語のパターンは大きく分けて2パターンあります。
1つは、「敵味方双方に言い分があり、どちらの立場でも間違ったことはしていない」パターン
ガンダムシリーズのいくつかがコレに相当し、現実の戦争の実態に近いためテーマが重く
重厚なシナリオになりがちです。(また、結構な確立で主人公の近しい人物が死亡します^^;)
2つめは、「敵は悪であり、救いようない勧善懲悪」パターンです。いわゆる水戸黄門パターン
です。こちらは見ていて分かりやすく、視聴者は悪が滅ぼされるのをヒーローの視点で
見ることが出来る為、爽快なシナリオになりがちです。
GATEはテンポを重視する作風なので、後者の「勧善懲悪パターン」で描かれるようで
す。
勧善懲悪シナリオの場合の、キモはいかに「悪が悪らしく悪党であること」なので、その
点で、うらで糸を引くずる賢いテユーレではなく、悪として分かり易いゾルザルを前面に
だした今回のお話は、王道でとても分かり易いシナリオでよかったと思います。
総括>>
もしかすると、今回のお話の最後で自衛隊に「行動許可」が出ていましたので、次週22話で
そうそうにゾルザルは窮地に追われてしまうかも知れませんね。
今回の話でかなりヘイトが貯まっているゾルザル氏ですから、自衛隊が反撃に出る話は
かなり爽快で楽しそうです。
最新話の動画はコチラ↓
http://ch.nicovideo.jp/gate-anime
欄外コラム>>
私のパソコン様は、なぜか「かんぜんちょうあく」で変換すると「完全懲悪」と最初に
変換します。馬鹿なの・・・(雛月加代風)
正しくは勿論、「勧善懲悪」で意味的には、悪役と善人が明確に分かれている物語の古典的名
演出パターンで、「真っ黒な悪玉を真っ白な善玉が懲らしめる」ものです。
そう言った意味では、悪は完全な悪玉なのでニュアンスとして「完全」としたい気持ちは
分かりますが機械なんだから、ニュアンスを優先せず正確に変換して欲しいと思う今日この頃です。
0 件のコメント:
コメントを投稿