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2016年3月24日木曜日
ルパン三世 第24話「世界解剖 後篇」 (終)
30年ぶりのルパン3世のTVシリーズです。世界の大泥棒ルパンの末裔
ルパン3世の物語です。何とTVシリーズ第1回1話目は1971年の作品です。
本シリーズの公式サイトはコチラ↓
http://lupin-new-season.jp/
作品総合公式は↓
http://www.lupin-3rd.net/
最新話は有料ですが↓(1話目は無料です)
http://ch.nicovideo.jp/lupin-new-season
第2クールの最終回です。(長いです)
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24話
【あらすじ】
ダ・ヴィンチによって封印されてしまったレベッカの人格を取り戻す為、ルパンは
レベッカの夢の中に自分の人格を送り込んだ。
夢のなかではレベッカの個性を生成している「記憶」が次々と失われ、ダ・ヴィンチの
描く無機質な城のようなものに吸い込まれていった。
ルパンはその城に侵入し、レベッカを追う。
城に侵入したルパンは、レベッカとの結婚式の場面にいた。
その場面は直ぐに崩れ落ち、レベッカとルパンは離れ離れになってしまう。
ルパンは必死にレベッカを取り返そうとするが、レベッカの夢に入り込んでいる
ダ・ヴィンチの人格が妨害する。
やがて、ダ・ヴィンチによるレベッカの記憶の消去は進み、残す記憶はわずか1つと
なる。
しかし、最後の記憶はルパンが最初にレベッカと夢の中で出会ったときに、すでに
レベッカから盗んでいた指輪であった。
その指輪をレベッカに返すことで、レベッカの意識は戻りルパンのアドバイスを受けた
レベッカは自分の想像力で夢の世界を書き換えて、ダ・ヴィンチの人格を追い詰めること
に成功する。
そこまで見届けたルパンは夢から去り、やがて現実のレベッカが目を覚ます。
驚くダ・ヴィンチだったが、「レベッカ一人を救っても意味がない」とルパンに告げる。
だが、ルパンは答える「レベッカの夢の中に入ったと言うことは、他の全ての夢に囚われた
人々の中にもルパンの人格は入っている。」
そう。ルパンはレベッカの人格だけではなく、全被害者の夢の中に入り人格を取り戻して
いたのだ。
敗北を知るダ・ヴィンチに「もう。お前は長くない」と、クローンであるダ・ヴィンチの
体が死へ向かっていることを言い当てる。
その言葉のとおり、ダ・ヴィンチは倒れ、ルパンはイタリア全土をダ・ヴィンチによる支配
から救い出すことに成功する。
ところが、イタリア全土の人々の夢の中に登場したルパンは、集団昏睡事件の首謀者とされ警察
から総力をあげて追われることになる。
去りどきを感じたルパンは、レベッカに「ミセス・ルパン」の名前を残してイタリアを
去っていった。
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【感想】
ダ・ヴィンチ編の後編です。
Aパートがレベッカ救出編、Bパートが大団円となりました。
Aパートですが、ダ・ヴィンチとの対決を芸術家VS泥棒という形に抽象的な表現にして
アニメとしても常識に囚われない「ものすごくルパンらしい」戦いの描写でした。
その描写は芸術的すぎて、上記の「あらすじ」では旨く書ききれていません。
文章では、その面白さを表現することがとても困難な描写でしたので、是非視聴して
直接感じて欲しいと思います。
よい意味でアニメならではの表現方法で「芸術家流の戦い方」を描いていて、アニメ風の
「おふざけ」を使いつつ「シリアスなシナリオ」を進めていく演出も凄く勉強に
なりました。
Bパートで、ダ・ヴィンチとの現実での戦いを描かず、ダ・ヴィンチは芸術的に敗北して
役目を終えてしまうところが、脚本の潔さと言うか無理に盛りあえげて終わるのではなく
ルパンらしい最終話としての方向に尺を振り分けるルパンという作品への造けいの深さを
感じました。
最後はヒロインの心盗んで、颯爽と去っていく。
ルパン2015の最終回は、原作ルパン世代の「美学」にピシャリと焦点を合わせて
近年のアニメにはなかった、息を呑むほど良く出来た最終回となりました。
総括>>
Aパートの内容がハードすぎて、あらすじを書くのにとても苦労しました。
何度も書き直した結果、感想パートで「うまく書けてないので実際に視聴を・・」と
書くしかなくなり、実力不足を思い知りました(^^;
あのような「アニメだからこその面白さ」を引き出されてしまうと、文書だけで表現する
側としては、安易に逃げるなら「漫画を張る」しかないような気がします。
話は脚本に変わりますが、 15話で「ハイスクール潜入大作戦!」を書かれた脚本家の
方なのですが、15話は結構低年齢層向けに書かれていました。
しかし、今回は30代後半~50代のルパン世代をバッチリ狙い撃ちした脚本になっていて
ハードボイルドを突き進む深い脚本でした。
昔はこの手の作品も多く、「シティーハンター」なども有名ですが、昨今でココまで
最終回で徹底した「大人のカッコよさ」を表現した作品は少ないと思います。
しかもレベッカ(また管理人大好きレベッカの話)が、ルパンから「ミセス・ルパン」を
名乗ることを許されました。
これなら、次回作にも登場できるかも知れないという期待が持てて、個人的にも嬉しい
最終回でした。
ニクスは・・・銭型の部下Aになってしまったので、ちょっと再登場は厳しいかも
知れませんね。強敵キャラはいつまでも居続けると、その世界のパワーバランスがインフレ
してしまうので、仕方がないのでしょう。
※ニコニコ動画のリンクを追記しました。(本記事の上部にリンクしました)
1話目のみ無料で以降のお話は有料となりますが、見逃し放送がある方はコチラをご利用
されては如何でしょうか!
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