2016年3月28日月曜日

日記的なモノ ~本を売るなら悲劇かな~

こんばんわ!

 本日は、日記的なものです。今週・来週は少々日記記事が多くなります。
 
 アニメの改編期なのでご了承ください。
 
 本日の記事ネタを探して、古いネタ帳などを見ていました。
 
 
 そんな中に「悲劇は売れる」とキーワードがありました。
 
 おそらくシェイクスピアあたりを読んでいたときのネタだと思います。
 

  では、今日は悲劇が売れるのか管理人なりの分析を掲載しようと思います。

 最初に質問です!
 
 途中まで全く同じアニメで、結末が3つパターン用意されているとします。
 どれが、一番「記憶に残る」と思いますか?
 
 前提として、よくあるストーリー物のアニメで、主人公(男)が幼馴染(女)と
 共に悪の組織と立ち向かう物語です。

 1)数々の刺客を倒し悪の首領を討ち取った。そして二人は結ばれた。
 
 2)数々の刺客を倒しついに悪の首領との決戦が始まる。(決戦は描かれない)
 
 3)数々の刺客を倒し首領を討ち取ることは出来たが最後の一撃で幼馴染は死亡。
 
 
 答えは3です。
 
 1は、視聴者の心理としては「完結」となります。めでたしめでたしで、感動もしますが
 脳には「短期記憶」にしか留まりません。
 
 2は、視聴者の心理としては「未完了」となります。続きが気になる一方で、続きがあるか
 どうかも分からない状態になると、興味が薄れてコチラも「短期記憶」でおしまいです。
 
 3は、視聴者の心理としては「辛い思い出」となります。視聴者は主人公に自己投影して
 アニメをみています。そのヒロインを守れなかった「失敗」は、人の持つ本能的なロジック
 「失敗を繰り返さない為に記憶する」に組み込まれ、「長期記憶」になります。
 
 
 ということで、文章力に自信がなければ悲劇を書けば、少しは売れるかもしれない。
 そんなネタなのですが、大きな注意点があります。
 
 この論法の前提は「途中まで全く同じアニメである」と言うことです。
 
 1,2,3どのパターンだとしても、才能と熱量に溢れる作品は「長期記憶」に残ります。
 
 それは、「○○○をみて良かった!」という成功体験となり、これも本能的に「長期記憶」
 の対象だからです。
 
 
 では最後に管理人勝手にカテゴライズ!
 
 1に該当する管理人的名作は
  
   めぞん一刻・暗殺教室・おジャ魔女どれみ(シリーズ)

 2に該当する管理人的名作は
 
   冒険王ビィト・HUNTER×HUNTER・"ネオ・ファウスト(手塚治虫)"

 3に該当する作品は
 
   純と愛(NHK朝ドラ)・火垂るの墓・School Days
  
 みなさんの、記憶に残る作品はどのタイプでしょうか。
   

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