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2015年11月26日木曜日
(再)キャラクターメイキング -兄妹編ー (前編)
こんばんわ!!管理人の緑茶です。
先日アップした(再)キャラクターメイキング-ハルーの続編で、先にキャラメイクを終えた兄と
妹がどういう設定に落ち着いたのかを書いたお話です。
ハルのときは、以前書いたものをほぼそのまま再掲載したのですが、兄妹編は昔書いた原文が
既に紛失しているので、今回は記憶を辿って書き直しました。
その為、文体や表現が微妙に変わってしまっているかも知れませんが、ご容赦ください。
----本編----
「さてと、俺達のキャラメイクも終わったみたいだし、小説が始まるまでのんびりするか」
俺は自分の部屋でベットに寝転がりながら、春のやわらかい光で本を読んでいる。
俺はとある小説の主人公。今は創造主から作られて小説が始まるのをまっている。
キャラメイクというのは、俺が主人公として創造主に作られた過程を指していてる。
主人公は俺と妹のハル。俺もハルも作られたばかりだが、キャラメイクを終えた今は
それなりに個性を持った。
たとえば俺は、高校2年。そこそこの進学校に通っている。身長も体重も人並みで
部活は文学部。趣味も読書で、体力を使うことは面倒で嫌い。そんな感じになっている。
彼女がいるかどうかは、創造主と交渉に交渉を重ねて、幼馴染がいるだけになってしまった。
幼馴染の名前は鮎川といって短気でお節介で成績優秀で運動もできて、容姿も悪くない。
しかし、非常に嫉妬深いのでクラスの女子とたまたま会話をしただけで、その夜は惨劇に巻き
込まれた。
創造主から、鮎川とは今後、付き合ってもいいし付き合わなくても良いけど
「ちゃんと盛り上げてね」と言われてしまったので、設定上彼女ポジションだし付き合おう
みたいな安易な事も言えず、普通の幼馴染になっている。
せめて鮎川が付き合ってもいいと思っているかくらいは聞いて置けばよかったと後悔して
いるが、嫉妬するくらいなのだから嫌われていはいないのだろう。
そして妹のハル。キャラメイク時に創造主に贅沢を言い過ぎて酷い設定にされかけたが
それでは俺が困るので妹のキャラメイクに介入して修正した。
「コンコン」
俺の回想を遮って部屋のドアを誰かが叩く。鮎川か!何?!もう小説始まるの?
「おにーちゃん」
何だ。ハルか・・・。
「何?私がきたら不満なの?・・・ははぁ鮎川姉ちゃんだと思ったんでしょう。いやらしー」
その汚いものを見るような目は、妹ながら腹立たしい。
「はっ何言ってるの?何で昼からあんな恐ろしい幼馴染のことなんて考えなきゃならないの?」
まったく、こいつは人の心でも読める特殊能力でもあるのだろうか。
「んー?お兄ちゃん。私のこと何か悪く考えてるでしょう…。」
マジ怖い。そんな設定あっただろうか。
たしか妹のハルの設定は、公立共学中学2年生で成績は中の下、部活は帰宅部。
趣味はゲームと料理、家族との関係は良好。容姿は普通。くらいだったはずだ。
特殊能力なんてないと思うが…。
「まぁいいや、それよりお兄ちゃん!コレ、覚えてる?」
満面の笑みのハルが手に持っているのは、緑色の封筒。ああ、これは創造主から渡された
もので、小説が始まるまでに、小説の中で活かせそうな小道具が思いついたらこのお金で買って
用意しておくようにと渡された金だ。
正直、中身を見て5万とか。創造主の癖にセコイ金額でちょっと引いたのを覚えている。いまどき
夏休みのバイトでも、もう少し稼ぐよなぁ。
「何?なんか欲しいものでも思いついたの?」
---つづく---
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