30年ぶりのルパン3世のTVシリーズです。世界の大泥棒ルパンの末裔
ルパン3世の物語です。何とTVシリーズ第1回1話目は1971年の作品です。
本シリーズの公式サイトはコチラ↓
http://lupin-new-season.jp/
作品総合公式は↓
http://www.lupin-3rd.net/
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8話
【あらすじ】
Aパート>>
ルパンは自分の盗品の中から、とあるホテルに更なる財宝が隠されているという文書を
発見する。そのホテルとは「呪われた花嫁の館」とよばれ、訪れた客の中には幽霊を
見たものや、動く甲冑に追いかけられた者もおり、恐怖度★5つの名が知れたホーンテッド
ホテルだった。
お宝を探すルパンと次元だったが、一向にお宝が見つかる気配も泣く。次元はタバコを
買いに別行動をとる。ホテルのフロントにやってきた次元だが、残念なことにホテルは
禁煙でタバコを買うことはできなかった。
その帰り道、次元は少女の幽霊と遭遇し、ルパンの元へと逃げ帰ったのだった。その話を
きいたルパンはこのホテルに財宝がまだ残っていると確信したのであった。
Bパート>>
次元を脅した少女の幽霊の正体はホテルの支配人の娘で、経営が厳しいホテルに客を呼ぶ
ために、元々話題になっていた幽霊騒ぎを、さらに意図的に演出して客を呼んでいることを
ルパンから教えられた次元は、支配人の下へと向かう。
一方で、ルパンは隠し通路を発見し、お宝へと近づいていくのだが、ルパンの行く手には
次元のときとは違う、一回り幼い少女の幽霊だった。
支配人の次女であると感ずいたルパンは、幼い次女に「お姉ちゃんから頼まれた」と財宝
の場所に案内するように誘導する。数々の罠を掻い潜って塔の頂上にある宝物庫に入ったとき
ルパンは悲しい物語に気が付いた。
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【感想】
Aパート>>
幽霊ホテルを舞台にした今回は、ルパンシリーズの名作、カリオストロの城を連想させる
物語です。
いかにも恐ろしいホテルの表現が旧ルパンに近い劇画的な作画になっており、旧シリーズ
のファンには少し懐かしい感じの作りになっていました。
あらすじでは割愛しましたが、今回の騒動の発端となった文書はそもそも別の泥棒が所持
していたもので、その「マーマ」なる女性を中心とした悪党3人組も登場します。
こちらは宮崎アニメの天空の城ラピュタに登場した、空中海賊ドーラ一家のようで何とも
判りやすい上下関係と、小物感に溢れるキャラクターでした。
(ラピュタのドーラ一家は、この裏をかいて実は主人公を助ける味方だったのですが)
Bパート>>
シナリオとして普通に「呪われたホテルがありました」から「実は財宝を隠すためのデマで
した」として「謎を解き明かして財宝を頂きました」と結ぶだけでも30分1話使い切りそう
ですが、ルパンはそこにもう一つ、「少女の幽霊は実在しました」そして「その幽霊は何十年
も姉の教えを守り続けた健気な妹でした」として「宝物庫には朽ち果てた財宝(のようなもの)
と妹の遺体がありました」と悲しいエピソードまで盛り付けてきました。
管理人(緑茶)もこのサイトをはじめ、モノを書くので思うのですが、面白いシナリオを
ひねり出すだけでも相当の労力が必要ですが、それを文章に起こして今回のように短的にわか
り易く纏めるのはさらに数倍の努力と、才能が必要だと思います。
そうした観点でも、今回のルパンシリーズのシナリオは本当に出来がよく、毎回非常に勉強
になると思っています。
総括>>
新キャラのマーマ、ブッチ、デールの3人組。憎めない感じで、なつかしの小悪党スタイル
でしたが、登場範囲はかなりシナリオに限定されていて、キャラクター自身の掘り下げが
なかったので、今回限りのゲストキャラなのでしょう(笑)
しかし、この手のキャラクターは主人公のヒーロー感を出すには比較対象として非常に使い
安いのでもしかするとまたヤラレ役で再登場したら面白いですね。
次回は久々に登場の五エ門回でしょうか。これまた楽しみです!
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