2015年11月15日日曜日

ルパン三世 第7話「ザッピング・オペレーション」

30年ぶりのルパン3世のTVシリーズです。世界の大泥棒ルパンの末裔
ルパン3世の物語です。何とTVシリーズ第1回1話目は1971年の作品です。
 
本シリーズの公式サイトはコチラ↓
http://lupin-new-season.jp/
 
作品総合公式は↓
http://www.lupin-3rd.net/
 
 
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7話
【あらすじ】
 
 
 Aパート>>
  
  女を誘拐し売り払う組織に潜入捜査を行うMI6のニクス、家では偽名(コチラが本名?)
 をを使い3人の娘とごく普通のサラリーマン家庭を演じていた。

  その頃、ルパンは宝石泥棒を計画中。次元と共に悪巧みをしていた。またルパンを追って
 銭形もまた現地に赴いていた。
 
  また同時刻、ミセスルパンことレベッカは暇をもてあまし、何か騒動してスリルを楽しも
 うかと画策している。
  
  そんな三者三様な日常だが、ニクスの次女がレベッカのファンであり、レベッカに接触し
 レベッカのポーチ(変装道具などが入っている)を持ったまま誘拐組織に誘拐され、その
 誘拐犯が次女をトランクに詰め込んだ車をルパンが盗むという流れで、一堂に会することに
 なるのだった。
 
  
 Bパート>>
  
  序盤、ルパンが次女を誘拐したと勘違いし、執拗に追い回すニクス。しかも次女に顔を
 見られることは避けたいらしく、覆面をして追いかけるのでルパン達も相手がニクスだとは
 気が使いない状況。
  
  しかしニクスがエコーロケーション(音で周囲を感知する技。現実で暗闇でコウモリなど
 が使っています)使用すると、すぐにルパンが相手がニクスであることを察知する。
 
  相手がニクスと判れば、話せば判ると判断したルパンは、次女を安全な場所に匿って
 ニクスと対話に臨む。ニクスはルパンが次女を保護しただけだと判ると大人しく引き下がる
 のだった。  
  
   
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【感想】

  ニクスの人間的な部分を書きながら、色々な物語をニクスの次女を使って紡いで行くような
 力のこもった作品でした。

 Aパート>>
  
  一通り、五エ門を除く旧ルパンシリーズのレギュラーキャラクターの紹介が終わったところ
 で、新シリーズから登場したキャラクターであるニクスやレベッカを再び物語に絡めてきました。
 
  前回の登場時のレビューでは、あまりにも人間味の薄いキャラクターであったため、
 アンドロイドのようで、映画マトリクスに出てくる「エージェント・スミス」のようだ。と
 レビューしていたニクスです。

  しかし、今回のお話では、家族との日常シーンや、家族が誘拐されて取り乱すシーンなどが
 親しみやすく描かれていて、最初の印象のような非人間的な類ではなく、任務にストイックな
 キャラクターという感じのようです。
 
    
 Bパート>>
  
  次女を救うため、文字通り血眼でルパンを追跡するニクスですが、ルパンが誘拐犯ではなく
 誘拐犯から「結果的に」救ってくれたことを知ると、直ぐにそれが嘘ではないと見抜いたよう
 で普段の冷静なニクスに戻りました。
 
  このやり取りをMI6の上層部がモニター越しにみているわけですが、次女を救うために
 感情的にルパンを追い詰めるニクスには銃が向けられており、ニクスが問題を起こせば
 容赦なく始末していそうな雰囲気でした。

  ルパンと和解が成立しニクスの表情が和み、緊張状態が解除されたとMI6上層部が判断した
 ときも「暴走しなくて済んだか」と謎の言葉を放っています。

 今後の何かの伏線と思われますが、新キャラクターは謎の部分がまだ多いのでどのような過去
 があるのか、非常に楽しみです。

  個人的にはミセスルパンが再登場し、今後のストーリー展開にも関わっていきそうな言動
 していたのでとても期待に溢れるお話でした。
  
         
総括>>
  
  次回はホラー的な物語の様子。古びた宿屋に、幽霊、トラップと言った旧ルパンでも使用
 された鉄板的な脚本のもよう。しかし、毎回次週予告だけでは全然予想できない新ルパン
 シリーズなので、どんなお話になるのか待ち遠しいです!

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