2015年11月24日火曜日

ゆるゆり さん☆ハイ! 第8話「 それは、誰もが手にする笑顔のカケラ。」

ほぼ女子しか出てこない、ゆるい百合がテーマの日常系アニメです。百合要素よりも
ギャグ要素がつよい話もあります。
 
本作品は、ゆるゆりシリーズの3期となります。
 
作品総合公式は↓
http://ch.nicovideo.jp/3hai
 
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8話
【あらすじ】
 
 Aパート>>
  
  OP前に無言劇調のわらしべ長者ネタから始まる。
 生徒会長が「あかりのノート」を拾って届けると「のど飴」をもらい、その後も物々交換が
 続いていき、最終的にはたこ焼きになって満足する。
 
  ちなみに「のど飴」の後は、「京子の写真」⇒「髪どめ」⇒「眠気解消ドリンク」⇒「ボンド」
 ⇒「裁縫セット」⇒「海苔つき煎餅」⇒「爪楊枝」⇒「たこ焼き」と結構交換過程が長い。
  
  OP後、櫻子は自分に優しい向日葵の夢を見て妙な意識をしてしまい、普段の振る舞いが
 出来きずにいた。しかし、直ぐに向日葵に様子がおかしいことを察知され、押し問答をしている
 うちに普段の櫻子と向日葵に戻る。
    
 
 Bパート>>
  
  公園のベンチで読書をする千鶴(千歳の妹)。その横に向日葵の妹の花子楓がやってくる。
  ずっと隣から千鶴を見る楓の視線が少し気になりだしたころ、その理由が千鶴に天道虫が付いて
 おりそれを掃ってくれようとしていたことが判り、和やかな雰囲気になる。
  
  普段無愛想な千鶴だが、楓に笑顔はかわいいと言われ、少し学校でも笑顔を見せてみよう
 かと少しだけ思う千鶴だった。
  
  場面は変わってゲームセンター。京子と櫻子がクレーンゲームで花子の気ぐるみパジャマを
 狙っている。クレーンなれしている京子は、お手本と称して櫻子がほしい景品を取り出し口
 近くまで誘導し、最後の手柄だけ櫻子に譲るのだった。
 
  その後も京子は櫻子は一緒に遊び、櫻子と別れた後、結衣の家にお土産を持っていく。
 そのお土産が「起こさない様に気をつける目覚まし時計」で結衣のツッコミを誘うのだった。
 
  翌朝…案の定、起こす気のない目覚まし時計に一人で「起こせよ!」とツッコミを入れる
 結衣の姿があった。
        
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【感想】
 
 Aパート>>
 
  わらしべ長者ネタから始まりました。そもそもわらしべ長者とは、日本のおとぎ話の一つで
 わらを手にした男が、物々交換を繰り返し結果的に長者(金持ち)になるというものです。
  
  話の骨格が物々交換なので、亜種が作りやすく様々なアニメで再現されてきたネタです。
 最近では「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」のエンディングでも使われていた
 手法でもあります。
 
  その手法を、普通にやらずに生徒会長という声を発しないキャラクターを主人公にして
 無言劇にしたてたのは面白い演出だったと思います。普通のわらしべ長者ネタではすでに
 やりつくされてるので、ちゃんとアイディアを足してくるあたり製作の優秀さを感じます。   
 
 
 Bパート>>
     
  公園パートは、ギャグ要素もなく千鶴と楓の出会いを描かれた、日常系の一コマとなり
 ました。わらしべネタと桜子の夢の中ネタで変化球が多い回でしたので、一旦のコーヒー
 ブレイクという感じでしょうか。
  
  続いてゲームセンターのネタになると、京子と櫻子という似たもの同士の賑やか系女子が
 二人で遊んでいるというシーン。キャラクターが似ているのでツッコミ不在のボケ倒しかと
 おもいましたが、ゲームセンターでは京子が少し年上らしく振舞い、普通に日常系とし
 てギャグ控えめで描かれていて

  その控えた分のギャグ要素はちゃんとツッコミ役の結衣がいるシーンで発散されるという
 演出でした。こういう日常系とギャグの書き分けもゆるゆりならではで面白いですね。
 
  
総括>>
 
  わらしべ無言劇、夢の中の謎のアニメ、櫻子視点の夢の中と、凝った企画や演出の多い回
 となりました。凝った演出の中にギャグをバンバン入れてしまうとゴチャゴチャになって
 しまうので、演出を凝ったときはギャグを控えて、その分ギャグパートはギャグに専念する
 という脚本でした。
  
  次回は花子と楓のお話の模様。さらに広がるゆるゆりワールドが楽しみです。  

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