何の前触れもなく、中世風の異世界に転移してしまった主人公は、死ぬたびにある地点まで
時間を遡り生き返ってしまうという能力を持っていた。周囲の人々に降りかかる不幸を回避
するために、何度も「死に戻り」を繰り返し不幸の元凶を突き止めるミステリー要素の強い
ファンタジー物語です。
原作はWEB小説(のちにコミカライズ)↓
http://re-zero.com/
公式サイトは↓
http://re-zero-anime.jp/
原作小説は「小説家になろう」のサイトで読むことがきでます。
--- 5行で読む この回のあらすじ ---
・死亡することである一定の時間を遡り、生き返ることができる主人公
・3度目の死はロズワール邸の使用人「レム」の手によって実行された。
・主人公は、4日目の夜を生き抜くことが今回のクリア条件と仮定して、ロズワール邸の
禁書庫の番人「ベアトリス」と5日目の朝まで自分を警護するように願い、契約を結ぶ。
・4日目の夜を禁書庫で「ベアトリス」と共に徹夜で過ごし、主人公は5日目の朝を迎える
ことに成功する。だが、そこに平穏はなく何故か「レム」が呪いによって殺されていた。
・「レム」の死について主人公が何か知っていると感じた「ラム」は主人公に憎悪を向ける。
一旦は逃げ出してしまう主人公だが、レム・ラムとの楽しい時間を思い出し二人を守るため
自ら命を絶ち、4度目の死に戻りを決行するのであった。
--- レビュー ---
「ロズワール邸」でのエピソードの4話目です。
前回の最後のシーンで「レム」が鎖の持ち主であり、2度目・3度目の主人公の死亡の
犯人であったことが判明しました。
しかし、主人公が徹底して行動を起こさず守りに徹した結果、5日目の朝にその「レム」が
死亡してしまうという結果になりました。
死因が主人公の1度目の死亡と酷似していることから、レム以外に何者かが屋敷に不幸を
もたらしているということになり、主人公の推理はやり直しとなりました。
ロズワール邸での謎解きは、次週もまだまだ続きそうです。
今回の話の後半は声優の演技も、演出も脚本も素晴らしい出来栄えでした。悲痛のラムの声、
憎悪のラムの声、そして主人公の心情の変化の演出、セリフ回しも感動的です。
あえて通常のエンディングにせず、特殊エンディング(お話を進めながら、エンディング曲と
スタッフロールを出す手法)もこの回の話には最適だったと思います。
--- 総括 ---
特殊エンディングといえば、「ガンダムSEED」シリーズが印象的です。特殊といっても
今回の「ゼロから始める異世界生活」のように、エンディングシーンを完全差し替えではなく
物語の登場人物が、キメゼリフを話している途中からエンディングテーマが流れ始め次第に
通常のエンディングになっていくパターンです。
このパターンは古くは「シティーハンター」シリーズなどでも多用される演出方法で、それなり
に物語を感動的なのですが、特にコストもかからないので、多用する作品も多く視聴者もだいぶ
慣れてしまっているの演出だと思います。
作品によっては全話このパターンで終わる作品もある程、多用された時期もある演出です(笑)
しかし、本作のように完全差し替えとなると、動画の枚数も増えますし、曲とセリフのバランス
も難しいので「ここぞ!」というときに使われるようで、格段に印象が深くなります。
ちなみに管理人が、この完全差し替え演出でもっとも印象に残っているのは「SHIROBAKO」
のアンデスチャッキーの演出です。
あれは、違うアニメ(劇中アニメ)のエンディングをたった1回の放送のためだけに曲から
すべて作りこんだという超力作でした。
話がそれてしまいましたが、本作も作画・演出・声優ともに制作側の情熱を感じる良作です。
しかもミステリー系の脚本もよくできているのでお勧めです!
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