何の前触れもなく、中世風の異世界に転移してしまった主人公は、死ぬたびにある地点まで
時間を遡り生き返ってしまうという能力を持っていた。周囲の人々に降りかかる不幸を回避
するために、何度も「死に戻り」を繰り返し不幸の元凶を突き止めるミステリー要素の強い
ファンタジー物語です。
原作はWEB小説(のちにコミカライズ)↓
http://re-zero.com/
公式サイトは↓
http://re-zero-anime.jp/
原作小説は「小説家になろう」のサイトで読むことがきでます。
--- 5行で読む この回のあらすじ ---
・4度目の死は崖から自ら飛び降りることで発生した。
・自分が守りに入ればロズワール邸の別の住人が「呪い」によって殺されてしまうことを
悟った主人公は、ついにこの「ロズワール邸」でのループ脱出条件を見つけ出す。
・脱出条件は2つ。1つはロズワール邸の住人に「信頼」されること。信頼されなければ
レムに殺されてしまう。2つめは呪いをかけた犯人を見つけ撃退すること。失敗すれば主人公
もしくはロズワール邸の別の住人が「呪い」によって殺されてしまう。
・主人公はまずは、信頼を得るために必死に行動する。だが、心理的に追い詰められており
完全に空回り状態。ついには限界を迎えてエミリアに助けてもらうことになる。
・ひとまず、心理的に楽になった主人公は冷静になってベアトリスに呪いについて相談する。
その結果、「呪いをかけるには、対象に触れる必要がある」という知識を得ることができ
今までの経験から、「呪いをかけた犯人は村にいる」ということが判明。主人公の反撃が
始まる。
--- レビュー ---
「ロズワール邸」でのエピソードの5話目です。
前回のラストで自ら「死に戻り」を選んだ主人公。4度目の朝を迎えたことで新たに一つ
「死に戻りの条件に死に方は問わない」ということが判明しました。
他殺でも呪殺でも自殺でも、何らかの形で「死」を迎えれば少なくとも4度までは死に戻り
できることが分かりました。
そしてもう一つ、「呪いは発動したら解除できない」「発動する前の呪いは解除できる」
「呪いをかけるには対象に直接触れる必要がある」ということも判明してミステリー的な
部分でのヒントがとても多く出されたお話でした。
脚本としては、ロズワール邸を気に入った主人公がバッドエンドを回避すべく大奮闘し
その結果、信頼を得ることに成功。呪いをかけた相手を探しに村へ行く。という感じで
した。
シンプルな内容ですが、主人公がロズワール邸を守るために無理をするという部分が脚本の
キモになっていて、この主人公の演技が視聴者に共感を持たれないとロズワール邸での
信頼獲得という重要な事実が薄っぺらい感じになってしまいます。
その点、今回の作画と声優の演技は十分に視聴者に共感を与えるとても素晴らしい出来
でした。
演出的には、コミカルに近い演出なのですが「コミカルを演じて無理をしている主人公」と
いう難しい演技を見事に表現されていました。
こういう、キャラクターが隠している内面を共感が持てるように読み手に伝えるのは小説を
書く上でも難題になることが多く、キャラクターが隠し過ぎれば伝わらないし、隠さなければ
共感されないので、この話は全体的に本当によくできていると思います。
--- 総括 ---
ついに次週からはループ脱出へ向けての、主人公の反撃が始まるようです。
しかし既に8話目に突入し、1クールも後半に入りました。どうやら2クールモノらしいので
ロズワール邸のエピソードで1クール目終了として、次のエピソードが2クール目からという
感じなのでしょうか。
1つのエピソードに数話かけてじっくり楽しむタイプの作風なので、1クールに詰め込まずに
2クールで余裕をもって描かれるのはうれしい限りです。
さて、主人公の反撃はどうなるのか!呪いの犯人と動機は何なのか!気になります!
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