何の前触れもなく、中世風の異世界に転移してしまった主人公は、死ぬたびにある地点まで
時間を遡り生き返ってしまうという能力を持っていた。周囲の人々に降りかかる不幸を回避
するために、何度も「死に戻り」を繰り返し不幸の元凶を突き止めるミステリー要素の強い
ファンタジー物語です。
原作はWEB小説(のちにコミカライズ)↓
http://re-zero.com/
公式サイトは↓
http://re-zero-anime.jp/
原作小説は「小説家になろう」のサイトで読むことがきでます。
--- 5行で読む この回のあらすじ ---
・レムとラムの幼少時代の回想から始まる。
・幼少期はラムにも角があり、神童と呼ばれるほどの強い力を持っていた。一方レムは
一般的な鬼の力しか持っておらず、レムはラムに劣等感を抱いていた。
・ある日、二人の住む鬼の集落が襲われて、その戦いでラムはレムを庇って角を失った
劣等感を抱いていたレムは一瞬でも「ラムの角がなくなって嬉しい」と思ってしまった事
を悔い、それ以降、レムは自分を「姉の劣化版代替品」と自己定義して姉のために尽力
することになった。
・場面は、現在に戻り、気が付いたレムは主人公に抱えられて魔獣から敗走していた。
退路を塞がれた、レム・ラム・主人公は、主人公を囮にしてレム・ラムが逃げる作戦を
実行する。
・囮となった主人公は、魔獣のボスと対峙。善戦するものの力の差は歴然で勝負は魔獣の
勝ちだと思われたが…その瞬間、外出から戻ったロズワールが主人公を助け、何とか
主人公はロズワール邸での死に戻りのループから脱出することに成功したのだった。
--- レビュー ---
「ロズワール邸」でのエピソードの8話目です。
前半は主に、レムとラムのキャラクターの掘り下げのシーンとなりました。
深夜アニメだからこそできたのだと思いますが、オニ族への襲撃のシーンはかなり
リアルなタッチで、子供が見たら号泣しそうなタッチでした。
また、レムのトラウマを視聴者が感じるには十分な心理描写があり、今後の視聴に
おいてもとても重要なシーンになっていました。
回想シーン後は、主人公が絶体絶命になり、「もう一回死に戻りか?」と一瞬視聴者を
ミスリードしてからの、ロズワール登場による大逆転で一気に勝利フラグが立って
後日談に突入していきます。
ただ普通に主人公が「魔獣のボス」を「切り札のシャマク(魔法)」で倒してハッピー
エンドにせず、一瞬緊迫感を持たせるあたり、ちょっとした工夫ですが格段に物語が
面白くなる良いアイディアだと勉強になりました。
最後の最後で、黒幕は村に紛れ込んでいた子供だったという事実が判明。たぶん最後に
助けようとした三つ編の子供でしょうね。
脚本的にこの「ロズワール邸」のエピソードは終幕に向かっているので、リベンジとして
もう少し活躍するのか、もしくは一番最初の「暗殺女」のように物語から一旦退場するのか
その辺の物語の分岐も楽しみです。
--- 総括 ---
やはり2クールモノはキャラの説明に尺をとれるので、人物像が分かりやすく感情移入
しやすいのが良いですね。
基本的に正解の「死に戻らないルート」を探していく物語なのですが、正解のルートに
入った時に、ご褒美としてちゃんと後日談が見れるのもストレスがなくて良いです。
この辺は1クールだと話数的に厳しく、どうしても「ボスを倒した!」とか「世界を
救った!」という達成感で終わる形になってしまうことが多く、それはそれで脚本の
工夫次第で満足できますが、後日談があると視聴者にのこる印象は深くなると思います。
さて、次回は後日談の続きにプラスして新章突入の模様。次のお話が楽しみです!
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