何の前触れもなく、中世風の異世界に転移してしまった主人公は、死ぬたびにある地点まで
時間を遡り生き返ってしまうという能力を持っていた。周囲の人々に降りかかる不幸を回避
するために、何度も「死に戻り」を繰り返し不幸の元凶を突き止めるミステリー要素の強い
ファンタジー物語です。
原作はWEB小説(のちにコミカライズ)↓
http://re-zero.com/
公式サイトは↓
http://re-zero-anime.jp/
原作小説は「小説家になろう」のサイトで読むことがきでます。
--- 5行(+1)で読む この回のあらすじ ---
・レムや主人公に呪いをかけた犯人が村にいると判明した。犯人を捜すためにラム・レムと共に
村を訪れる主人公。
・村で子供たちと遊びながら、各村人に体の各部位を触らせて呪いをかけた犯人を特定する作戦
を実行する。
・ベアトリスが主人公の呪いを調べた結果、呪った犯人は村人ではなく「村にいた子犬」で
あることが判明する。
・子犬が子供たちを噛めば、子供たちも呪われてしまう。主人公は急いで村へ戻ることを
決意する。レム・ラムに相談したところレムが同行して村へ戻る事になった。
・村では子供たちが行方不明になっており、主人公らは昼間子供たちが遊んでいた草原に
目星をつけて森の奥の草原へ向かう。だが、そこには子供たちを囮にして魔獣が待ち
構えていた。
・魔獣と戦闘になる主人公とレム。圧倒的に強いレムだが魔獣の数が多すぎるため、村へ
逃げ帰ることに。村のかがり火が見えた時、レムの一瞬の隙をついた魔獣の群からレムを
かばった主人公は瀕死の重傷を負い意識を失う。
--- レビュー ---
「ロズワール邸」でのエピソードの6話目です。
ラム・レムが鬼であることが判明しました。どうやら鬼化すると角が一本額から具現化して
正気を失うようです。
この話も色々伏線が出てきました。ロズワールがレム・ラムに主人公の監視を依頼して
前回までの死に戻りまでにはなかったイベントとして外出して不在になります。
また、ラムは何かが「見える」ようで、話しぶりからすると千里眼のような能力をもって
いるようです。
脚本ですが、この話もよく出来ていました。
すでに物語の先を知った上でレビューを書くために何度か見直して気が付いたのですが
主人公が村に戻り森へ入るシーンがあります。
そこでレムが「なぜ、そこまで村人に対して親身になれるのか?」と問う場面があります。
主人公が子供たちの名前を浮かべながら、それぞれが未来に希望を持っている。だから
助けるんだ…と説得するシーンでさりげない伏線が隠されていました。
子供たちは6人いたのですが、回想シーンでは5人しか出ていないのです。(細かい!)
脚本から動画の話になりますが、今回の動画は戦闘シーンということで迫力満点でした。
とにかく多数の魔獣がレムに襲い掛かるのですが、あの数であのクオリティ(一体ごとに
体の模様まで描写されている)を考慮すると、おそらくCGだと思うのですが、管理人には
CGなのか、手書きなのか判別できないくらい自然な動画になっていました。
もし、手書きであの量の魔獣を書いていたら、アニメーターのとてつもない努力の結晶だと
思います。(たぶんですが、引き絵がCGでアップが手書きだと思われます)
全部CGだとしたら、日本のアニメ業界のCGの技術はもう見分けがつかないレベルなの
ですね!
ラスト、主人公は再び重体になってしまい、次週が気になる良い引きで終わりました。
--- 総括 ---
このアニメを見ていて思うことの一つに、動画のバランスがとても良いという点があります。
今回の戦闘シーンもそうですが、キャラクターが難しい構図で物凄く動き回るシーンが
ある一方で、背景だけの止め絵にして声だけの芝居で戦闘を表現したりと、限られたコストを
とてもバランスよく配分して全体的に見ごたえのある動画に仕上がっています。
もちろん映画のように全てのカットでキャラクターが動いていれば、特に今回のような戦闘
シーンは迫力満点なのですが、当然コストも時間もかかってしまいます。
その点で、本作は本当にバランスよく良くできた動画であると思います!
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