近未来。戦争は人と人が直接殺しあうスタイルから、オブジェクトと呼ばれる
超大型兵器による代表戦のようなスタイルになっていた。各国は自国の持つ
オブジェクトの数と質によって優劣を測られるようになっていた。そんな世界観で
歩兵の主人公達が創意工夫で生き延びていくアクションアニメです。
作品公式は↓
http://heavyobject.net/
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【あらすじ】
アラスカに配属になった、クウェンサーとヘイヴィア。彼等はオブジェクト全盛の
この時代のなかで、一兵卒として軍務に従事していた。
だが、オブジェクトのパイロットである「エリート」のミリンダや、叩き上げの
軍人である「少佐」のフローレイティアとの出会いを切欠に、無理難題ともい
いえるような超人的なミッションを強いられる。
クウェンサーとヘイヴィアは、アラスカでの初陣を皮切りに「生身でオブジェクト
に対抗できる貴重な要員」として認識され、ジブラルタル・オセアニア・南極・
イグアス山岳・アマゾンと各地へ派遣されることになる。
各地でのミッションを必死でクリアし、何とか生還するクウェンサーとヘイヴィア
だが生還した先に待っていたものは、再びアラスカを舞台とした次なるミッション
であった。
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【感想】
秋アニメの総括でも取り上げた本作。総括でも書きましたが、オブジェクトという
兵器の全盛期を舞台にしておきながら、歩兵の二人を主人公にしたアイディアに
溢れる作品です。
各地でのエピソードは2,3話で完結するように作くられており、飽きのこない脚本に
なっています。
また、オブジェクトの同士の派手なアクションシーンや、フローレイティアのお色気
シーンなど「深夜枠で放送するロボットアニメ」らしい演出もしっかりと盛り込まれ
ています。
シリーズ全体を通して、「エリート」のミリンダが「歩兵」のクウェンサーに
好意を持っていく様子が描かれており、恋愛モノの要素まで取り込んでいます。
管理人的に本作が特によく出来ていると思う部分は、アイディアの引き出しの多さ
にあります。
オブジェクトが「最強」の世界観なので、オブジェクトが普通に活動できてしまうと
歩兵である主人公にスポットがあたらなくなります。
ですので、「汎用型であらゆる地域、天候に対応できる自軍のオブジェクト」が
ただ活躍するのではなく、行動不能もしくは、性能低下にさせて「歩兵」が活躍
できる舞台にし、様々なアイディアをシナリオに練りこんでいるのです。
そんなところが脚本家(作家)の熱量を感じて好感がもてます。
総括>>
作品公式ページも非常に凝ったつくりになっています。製作側の気合というか
意気込みが感じられるので一見の価値ありです。
余談ですが、HPが懲りすぎているせいか、管理人の環境ではHPを正常に表示
できないことがあります。もし、私のように画面にメニューも何も表示されない
現象に出くわしましたら、ブラウザを変えると見ることが出来るかも知れません。
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