ブブキ・ブランキ (一部レビュ)
株式会社サンジゲンによる同社10周年記念作品です。ブランキという謎の巨大兵器
を使用する万流礼央子からの恐怖政治におびえる世界。5人の子供達がブランキの
パーツとよべるブブキを手に反旗を掲げる作品。
作品公式は↓
http://bbkbrnk.com/
---
【あらすじ】
ブブキの力を結集して、自分達のブランキを蘇らせることに成功した主人公の
一希 東(かずき あずま)達。だが、ブランキ使いとして経験をつんでいる
宿敵、万流礼央子(ばんりゅう れおこ)には勝つ事が出来なかった。
激しい空中戦の末、一希達はブランキと共に地下に落ちてしまう。しかし
万流礼央子に一定のダメージを与えることには成功した為、追撃を受けずに
その場から逃げることが出来た。
改めて、力を求めて旅を始める。一希達は旅の中で一希の母親である一流の
ブランキ使いである一希 汀(かずき みぎわ)の過去にふれていく。
---
【感想】
独特の世界観を持つ作品です。3話時点では作品の根幹部分である「ブブキ」と
「ブランキ」についてや、宿敵の万流礼央子と一希 汀(みぎわ)の関係など
詳細が明らかになっておらず、今後説明が楽しみな作品です。
特徴はキャラクターを含めて(ほぼ)全シーンがCGで出来ている部分です。
その為、人間的な芝居はやや不得手としていますがロボットのような無機質な
キャラクターについては抜群の迫力を持っています。
現代のアニメーションにおいて、CGは殆ど必須になっているのですがCGは
大抵の場合「車」「電車」「戦車」「ロボット」「ビル群(背景)」といった
無機質のものに使用されることが多いのが現状です。
たまに人物や動物にCGが使われることもありますが、それは限られたシーンで
あったり、モブとよばれる「物語の主人公ではない群衆」の場合が多いです。
しかしCGの可能性はそれ以上にあるというメッセージを強く持って、全シーン
主人公も含めてCGで作られた挑戦的な作品です。
製作元のサンジゲンが3DCGを得意としていることから、このような作品に
取り組んでいるのかも知れません。
総括>>
CGによる作画となっているので、視聴者の好みによって評価が大きく分かれ
そうな作品です。23年前、1993年に鮮烈な印象を残した元祖3DCGゲーム
であるバーチャファイターから比べると技術の進歩を感じます。
作品としての興味はもちろんですが、CGの技術について興味がある方が見ても
面白い作品だと思います。
余談>>
バーチャといえば、登場キャラの一人「結城晶」の勝ち台詞に「10年早いんだよ!」
というのがありました。あれから23年。確かに今から見ると初代の「結城晶」は
「13年古いんだよ!」って感じがします(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿