2016年1月16日土曜日

ルパン三世 第14話「モナリザを動かすな」

30年ぶりのルパン3世のTVシリーズです。世界の大泥棒ルパンの末裔
ルパン3世の物語です。何とTVシリーズ第1回1話目は1971年の作品です。
 
本シリーズの公式サイトはコチラ↓
http://lupin-new-season.jp/
 
作品総合公式は↓
http://www.lupin-3rd.net/

第2クールに突入です。
 
 
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14話

【あらすじ】
 
 パリのザ・ミュージアムに保管されている「モナリザ」を盗むと予告状を出した
 ルパン3世。だがその会場の警備は鉄壁。銭型を始め、ICPO、フランス警察
 軍特殊部隊が強固な警備体制を引いていた
 
 ルパンは警備を混乱させる為に、次元に「ルパンの変装」させて会場に潜伏させ
 次元が警備を引きつけている間にモナリザを盗み出した。
 
 しかし、会場にあったモナリザは盗まれておらず、なにか裏があると思慮を重ねる
 銭形だった。

 実は会場にあったモナリザは既にニセモノで、文化省のフィリップが賄賂の着服の
 ために、「国外持ち出し禁止」のはずの名画を海外に無断で貸し出していた。
 
 公には出来ないため、フィリップは貸し出している間は「ニセモノ」を展示して
 誤魔化していたのだ。銭型が警備していたのは「貸し出し期間中のニセモノ」で
 ルパンが盗んだのは「返却された本物」というシナリオだった。
 
 だがホンモノを裏ルートで売却しようとしたルパンに誤算が生じる。不二子が裏切り
 フィリップに内通していたのだ。
 
 ルパンの計画を知ったフィルップは予め「返却された本物」を隠し、不二子が露天で
 調達した「ニセモノ」にすり替えていたのだ。つまり、展示物も隠していたモノも
 両方ニセモノだったのだ。
 
 ニセモノを売ろうとしたルパンは、「詐欺師」として命を狙われる。しかし
 念のためニセモノを鑑定した相手から実は本物だったと連絡をうけ、自体は思わぬ
 結末を迎えるのだった。
 
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【感想】
 
 話数的には2クール目の2話目になりますが、内容をみると事実上の2クール目の
 第1話です。
 1クール目のレベッカのお話も決着し、原点回帰の回となりました。
 
 新キャラクターである「レベッカ」「ニクス」の露出もなく、ルパン2015の新
 要素を一端脇に置いた内容でした。イメージ的には旧ルパンTVシリーズを、その
 まま2015年に作り直したらこうなったという感じです。
 
 ルパンというアニメの「劇的ビフォーアフター」を見ているようでした。
 脚本もあらすじに書いたとおり、ルパン鉄板構成の「ルパンが予告」「銭形が警備する」
 「ルパンが銭型を出し抜く」「不二子が裏切る」と教科書のような脚本でした。
 
 もちろん今の視聴者層を考慮してか、物語を二転三転させて単純に不二子に裏切られて
 おしまいではなく、見ごたえのある内容になっていました。
 
 今回のお話は2クール目の導入部的な役割もあり、最終的に不二子が露天で買ってきた
 モナリザが「本物」として評価され、売った画家自身も「俺の落書きが・・・」と
 驚きを隠せない様子でした。
 
 オープニングも2クール目からモナリザが登場しています。ですので、この露天で
 調達したモナリザが何故本物と評価されたのか、その謎が2クール目のキモに
 なるのかも知れません。
 
             
総括>>
  
 ちょうどこのレビューを書いているあたりで、リアルで体調を崩し始め納得のいく
 レビューになっていなかったので、GATEと日程を入れ替えて本日掲載と
 なりました。(裏話)
 
 2016年の目標に「あらすじを短く」と掲げましたが、ルパンは脚本が濃縮されて
 いるので非常に難しいです。もともと2枠(60分)位で収まるような、脚本を
 煮詰めて成熟させて30分に収めているので無駄がなく、省略のしようがないのが
 原因です。
 
 だからといって、ダラダラと書くことのない様に精進して行こうとおもいます。
 
 非常に毎回勉強になる脚本の多いルパン2015。次回も楽しみです!
  
  
  

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