東北地方の山奥にある熊出村では、熊を祀る伝統があり、その巫女として使えるのが主人公の
「まち」。まちは、ずっと山奥で熊である「ナツ」と共に生活してきたので、クマと会話する
こともできる。そんな世界感で「まち」と「ナツ」の同居日常生活を描いたライトギャグ作品です。
原作はComicWalkerにて連載中のWEB漫画↓
http://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF01000004010000_68/
公式サイトは↓
http://kmmk.tv/
--- 5行で読む この回のあらすじ ---
・主人公「まち」は熊に使える巫女として、熊の「ナツ」と自宅で同居している。
・ナツはヒグマだが、作品中では人間の言葉をしゃべり、姿以外は人間そのものである。
・まちは、田舎暮らしに辟易しており、都会に出たいと思っている。
・しかしナツは「まち」の「ド田舎的センス」では都会で生きていけないと引き止める。
・まちは「都会に出たい」という気持ちはあるものの、ナツの説得に応じ「すきあらば」と
思いつつもナツとの共同生活を送っている。
--- レビュー ---
日常系、巫女アニメです。特色としては、神として祀られているヒグマのナツにあります。
ナツには容姿以外の「クマ要素」は皆無で、目をつぶって声だけ聴いていると、主人公の
まちが娘で、その父が「ナツ」のように聞こえてきます。
主人公は「巫女」ですが、異能力がある訳ではなく普通の中学生です。役場にたのまれて
村の行事の際に、巫女として仕事をするだけで、いわゆるバイト巫女に近いです。
ただ、幼少からクマ(ナツ)と同居しているのでクマと家族のように話せるぐらいでしょうか。
(ちなみに、ナツは殆どの村民とも会話することができます。能力的には「まち」の
能力ではなく、「ナツ」が人間の言葉を覚えているという設定です)
非常にノンビリとした作風で、バトルやギャグの連発などはありません。タイトルどおり
「くまみこ」という熊と巫女の日常を淡々と描いたものです。
その淡々とした日常の範囲で、多少の恋愛話があったり、都会への憧れがあったり、
女子中学生らしくファッションに興味を持つ話があったりと、ショートエピソードが展開されます。
ゲラゲラとわらうタイプの日常系(たとえば「ゆるゆり」)ではなく、くすりとこそばゆく
なるような、牧歌的なライトギャグ作品ととらえると大体あっていると思います。
のんびり、まったり見れる作品なので、疲れている時や、食事をしながら見るには
とても良い作品です。
--- 総括 ---
ショートエピソードの数珠つなぎ式の脚本ですが、1話1話で完結しているものの完全に
独立してはおらず、興味のある方は1話から順番に見ていくことをお勧めします。
おそらく、いきなり最新話や途中から見ても、登場人物の相互関係や世界観が理解できず
くまみこの面白さがよくわからないと思われます。
お話は急展開するようなモノではないので、休日にでもまったり1話からご覧になっては
如何でしょうか。
ある意味日常系の王道のアニメですので、こういう作品もたまには良いものです。
なお、過度なお色気シーンやアクションシーン、百合要素・ショタ要素・BL要素などは
まったくありませんのであしからず(笑)
1話からニコニコ動画で視聴できます。(1話、最新話以外は有料です)↓
http://ch.nicovideo.jp/kmmk
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