アニメ・ゲームではありませんが、拝見したので軽い感想などを掲載します。
「興味はあるけど、行ったことはない」といった方の参考になればと思います。
実弾生活は、ホリプロコム所属のコメディアン「インコさん(旧姓 成田優介)」が
出演しているコントライブです。1つの長いストーリーではなく、7つの多彩な
物語からなるオムニバス形式です。
ホームページは↓
http://www.jitudan.net/
--- 5行で読む会場のイメージ ---
・会場は100席くらいの劇場です。そこにパイプ椅子が並んでいて自由に座れます。
・客層は社会人が多く、女性も男性もほどよいバランスでいます。男性でも女性でも
入りやすい客層です。
・椅子の上に座布団が置いてあって、長時間座っていても疲れないようになっています。
(※管理人の感想は後述)
・舞台と客席がとても近いです。最前列に座ると舞台で使った、紙切れが触れる位です。
・回によって違うのかも知れませんが、終了後に演者と接する機会があります。
(任意ですので、直接会話してみたいファンの方にはチャンスだと思います。)
--- 感想 ---
感想の前に、管理人の当日の状況を先にお知らせします。それを踏まえでご覧ください。
当日の管理人は午前中に別件(創作系)の打ち合わせがあって、朝から珍しく外出。
折角東京に行くので、昼は旧友と会食。午後はご縁のあった会社に久々にご挨拶をしに行って
一旦東京駅にもどり、そこから新宿へ行ってコントライブを見るという、超ハードスケジュール
で行きました。なので、会場に着いた時にはすでに管理人のHPは1の状態で見ています(笑
では、それを踏まえて感想です。
まず、想像よりもとても演者との距離が近くて細かい表情芝居までよく見えます。最前列には
座りませんでしたが、それでも物凄い迫力でした。
テレビのお笑いや動画配信とは、一線を画す物凄い臨場感でした。おそらく、この感覚は一度
実際に舞台に行かなければ分からない凄い感覚だと思います。
ライブのお話について具体的に書いてしまうと、講演が終わっているとはいえネタバレになって
しまうので避けますが、今回は7つの物語で構成されていました。
1本目:ケガに泣く
・冒頭の導入部にあたる作品です。BGMによるミスリードがあって、観客に「重い話」と
思わせてからのインコさんらしい、分かりやすいコントが展開されました。
物語の質量をミスリードすることで、観客を引き付ける手法は鉄板ですが、それだけに
視聴者も警戒しているので「ミスリード」すること自体が難しいのですが見事に引っかかり
ました。
また、1本目らしく演者が全員登場するので、それぞれのキャラクター(役割)を掴むのにも
いい内容でした。
2本目:押し込まれる朝
・(あえて完全割愛します。もし、再演や媒体化があったときのお楽しみに!)
3本目:新宿ミッドナイト
・途中で石川竜太郎が羨ましくてたまらないシーンがあります。内容としてはシチュエーション
密室ギャグです。女優3人の軽快なテンポのコントで、3人の役割が非常に分かりやすく
場面も限定されたシチュエーションなので、脳内にストレートに入ってくる面白い演目でした。
伊藤さんが演じるOLが、実在しそうなリアル感なのですが、外見からセリフ回しまで昭和感が
にじみ出ていて、それがまたコントを一層おもしろくしていたのが印象的でした。
4本目:インタビュー・ウィズ~(略)~
・ここから数本、小山まりあさんの演技の幅が印象的でした。ここでは、深夜番組にありそうな
こりん星アイドル風の役柄でした。あのウザかわいい感を見事にコピーされていて影の主役で
あるインコさんをうまく引き立てていました。
お話としてはインタビューが主軸かと思わせてからの、意外性のある展開になっていきます。
最終的には格闘になってしまうという、意外性を積み重ねる面白さのある演目でした。
インタビューをうける、チャン・ミルボンがお手本のような韓流スター風で、演技を見ている
だけで「あるある感」で笑いそうになるくらいでした。
5本目:人の暮らしに吹く風は
・突然衣装も小道具も豪華になる演目でした。序盤からは想像もつかない演目で某人気アニメ
作品から強い影響を受けた演目です。
ナ○シカ風の役を小林きな子さんが演じているのですが、絶対違うでしょ風の外観と、
そこはかとなく感じるナ○シカ感あふれるオーラのギャップが非常に良かったです。
お話としては「なんでもアリのぶち込みネタ」が多く、いま某国で有名なアノ人までパロディ
として登場します。管理人的には一番面白かった演目です。
それだけに、普通に見入ってしまって「感想として、このサイトに掲載するためのネタ」を
記憶するのを忘れました(汗)
6本目:ショートスケッチ
・いわゆるショート・ショートです。2,3分の演目を数本連続で行われます。
管理人はショート・ショートが大好きです。何故かといえば、短いお話というのは「伏線」や
「ミスリード」といったテクニックが使いにくく、発想力と工夫の一発勝負で作り手が
「これが面白い」と思った部分を濃縮して放出してくるので、その熱量を感じるのが
とても好きだからです。
このショートスケッチもショート1本の話はとても面白く、特にオチにあたる部分の瞬間の
演技は、小説を書く身としてもとてもよい勉強にりました(間とか表情とか・・)
ただ、ショート・ショートの話数が少なく、もう少し(あと2倍くらい)の本数が
見たかった印象です。
7本目:黄金のメーデー
・最後にとてもよいオチが着きます。
--- 総括 ---
実は管理人は劇場に足を運ぶのは2度目です。(一度目はまったく別の作品です)
しかし、10年以上前のことで昨日まで忘れてました(笑)
SNSで、明日の記事(つまりこの記事)は初観劇ですーと発言したところ、リアフレから
「お前、俺の金で一回行っただろ!」とマジレスが・・・。
おごって頂いたのに、すっかり忘れておりました。この場にて謹んでお詫び申し上げます(汗)
(ちなみに、今回はちゃんと自腹で行ってますよ!)
さて、総括です。
全体として、3300円分の価値は十分にありました。感想で触れきれなかった役者の方の
演技もとても熱のある良い舞台でした。
良い意味で手作り感があって、テレビでみるような「劇団○○」の手堅く作られた舞台とは
全く別物です。
心残りは、7本目です。最後の渾身の一本なのですが、朝から外出してHPが1だった管理人
のHPはついにゼロになりました。
序盤の石川竜太郎とインコさんのカレー話の途中で、HPに続き、MPもゼロになってお話を
分析したり、記憶する能力がゼロになってしまいました。
そのため、覚えているのは小山まりあさんがお綺麗だったことと、石川竜太郎の演技が意外に
面白い(失礼な感想でスイマセン…)位です。
あと椅子(笑)
普段、管理人は引きこもって書斎にいるので椅子だけは「とても良い椅子」を使っています。
企業向けの役付きの人がすわるようなアレです。
そこへ、朝からパイプ椅子⇒ファミレス⇒パイプ椅子ときて、再びパイプ椅子だったので
座布団があったのにもかかわらず、お尻というより腰が痛くなってしまって、これがまた
ダメージを受けた原因になりました。
もし、次に観劇をする機会があれば、余計な予定を無理に1日に詰め込まず、観劇に集中
しようと心に決めました・・・。
そんなわけで、7本目の感想は簡素に・・。しかし、やはり生でみる舞台はとても良いもので
したので、行ったことのない方は1度足を運んでみることを強くお勧めします!
また、舞台自体はさほど広くありませんが(目測で幅7m位)舞台の端から端まで広く
演者が移動してダイナミックに演出されます。そのため、あまり前の座席に座ると全体が
見渡せず、どうしても「セリフをしゃべっている演者」の演技しかみれないので、少しだけ
後ろの席の方が、「セリフをしゃべっている演者」も「そのセリフを受けている演者」の
演技も見ることができるのでお勧めです。
--- おまけ ---
全体を通して、実弾生活の舞台は「箱」が大活躍でした。ある時は「椅子」あるときは「机」
またある時は「踏み台」と箱が何個も何度も使用されます。
おそらく、役者よりも一番多く舞台に出演していたのは「箱」なんじゃないかと思います(笑)
演出はインコさんなので、インコさんが「箱マニア」なのか、そもそも舞台とは「箱」が重要
なのか、それは私には分かりませんが、一度気になると「箱」の存在感がとても印象的でした。
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