2016年5月19日木曜日

月刊少女野崎くん(ミニレビュー)

こんばんわ!管理人の緑茶です!
 
 本日は、アニメはすでに終了していますが、原作は好評連載中の「月刊少女野崎くん」を
 ミニレビューです。
 
 なぜか今更・・・とも思いますが、最近は「田中君はいつもけだるげ」「坂本ですが?」など
 主人公の名前をそのまま、タイトルにした作品を多くレビューしたので、なんとなく思い出して
 録画を見直してみました。
 
 この作品、放送当初(2014年夏アニメ)ではレビュー対象になっておらず、視聴していく
 うちに「あまりの面白さ」にレビューしておけばよかったと後悔した作品です。
 
 そんなわけで、良い機会なので「ミニレビュー」という形ですが、掲載したいと思います。
 
 なお、アニメはDVD化されていて購入することも可能です。

 では、ミニレビューです。
 
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 高校生の野崎君は「プロの少女漫画家」です。恋愛経験ゼロの野崎君ですが、少女の心を
 描かせたら超一流で、売れっ子漫画家の一人になっています。そんな彼に恋心を抱くヒロインの
 「佐倉千代」を始め、同じ学校の生徒である「アシスタント」たちが繰り広げるギャグ漫画です。
 
 
 TVシリーズ・公式ページはこちら↓
 http://www.nozakikun.tv/

 原作WEB漫画のページはこちら↓
 http://www.ganganonline.com/comic/nozaki/
 
 ニコニコ動画での視聴はこちら↓(1話目のみ無料。以降有料)
 http://ch.nicovideo.jp/nozakikun
 
 
--- 3行で読む この漫画のあらすじ ---
 
 ・野崎君は一人暮らし、自宅兼仕事場で学校と仕事を両立させている。
 
 ・そんな彼をサポート(主にアシスタント)をしてくれるのが、ヒロイン、親友、先輩と
  いったレギュラー陣。
 
 ・漫画作成にまつわるネタと、高校生の男女関係を描いたネタを使い分ける読みきりタイプの
  4コマ漫画です。
 

--- レビュー ---
 
 1話~中盤くらいまでは、漫画作成のネタが中心で「野崎君がネタに困り、ヒロイン達を巻き
 込んで騒動を起こす」タイプの脚本でした。
 
 その為、主要登場人物も少なめで主に「ネタに困る野崎君の奇行」がギャグの柱になってい
 ました。
 
 しかし、話が進むにつれて、親友である「御子柴君」や先輩の「堀先輩」、それをとりまく
 登場人物が次々と増えていき、ギャグの幅も「漫画作成」だけではなく「恋愛」「学校関係」
 「(野崎君が連載している雑誌の)編集関係」と広がっていきます。
 
 基本的にはギャグ特化の作風ですが、ときおり強い恋愛要素(たいてい進展しない)が入る
 ことがあり、作品のよいアクセントになっています。
 
 現時点では、登場人物が非常に多くなり、主人公との関係も複雑な人物もでてきました。
 (たとえば、野崎君のアシスタントの若松君の先輩の女子生徒、声楽部の「ローレライ」こと
  瀬尾結月の兄とか)
 
 「ゆるゆり」と同じように徐々に登場人物が増えて、結果大所帯になった作品ですので、お話
 自体は1話読みきりですが、1話目から見た方が断然面白い作品です。
 
 ギャグの「落ち」の視点が独特なのと、原作では4コマ内の起承転結のほかに、その掲載号での
 4コマのエピソード同士がうまくつながってギャグになっていることもあって、作者のセンス
 の良さを感じます。
  
 
--- 総括 ---
 
 一見すると、「坂本ですが?」型のお気楽ギャグアニメなのですが、そこに学校の男女関係が
   適度に入り組んで、恋愛的な要素が絡まることで学園ラブコメ的な視点でも楽しめる作品です。
 
 また、非日常的な描写を「日常風」に表現するのがとてもうまい作者です。

 あるエピソードでは・・・

 「携帯電話を使わずに、学校内で糸電話で会話してみよう」というシーンがありました。
 しかし、過剰な演出をせず、主人公とヒロインが糸電話で会話をしている状況を、うまくモブを
 使うことで学校生活の日常に溶け込ませていたりします。
 
 物語的に、次々と新キャラクターが登場してきますが、主要な人物は個性も分かりやすく
 書き分けもできているので、「人物が多すぎて誰が誰だかわからない」ということにはなって
 いません。
 
 キャラクターを作るうえで結構参考になる作品でもあると思います。
 
 とてもお勧めできる作品なので、とりあえず「ニコニコ動画」で無料1話目をご視聴されてみては
 如何でしょうかー!
 
 
 
 

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