2016年5月21日土曜日

坂本ですが?(一部レビュー)主に6話目

 以前にも1度一部レビューを行った作品ですが、今回の第6話が衝撃的だったので
 再度一部レビューします。

 何をするにもスタイリッシュ&クールな坂本君。学校での生活ももちろん。クール!
 そんな坂本君を中心としたシリアスギャグアニメです。原作はすでに完結しております。
 
 原作は漫画です。↓
 
 http://www.enterbrain.co.jp/product/comic/beam_comic/12432401.html

 公式サイトは↓
 http://www.tbs.co.jp/anime/sakamoto/

--- 5行で読む この回のあらすじ ---

 ・主人公の坂本は何事においても「カッコイイ」しぐさしかしない。

 ・男子小学生の定番遊びである、石蹴り下校をスタイリッシュにやっている坂本
 
 ・石が道を外れ、用水路に落ちかけても用水路の壁で石蹴りを続行。見ていた小学生を魅了。
 
 ・翌日、今度は道路の白線から落ちたら負け下校をスタイリッシュにやっている坂本。
  それを見ていた小学生をさらに魅了してしまう。

 ・学校では坂本の隠れファンの女子が坂本を盗撮。そこには坂本のファンと思われる霊が
  写っていた。様々な霊的現象が発生するが、華麗に回避。そしてスタイリッシュに
  除霊するのだった。
 
--- レビュー ---
 
 すべての動作がカッコイイというコンセプトを全面に押し出したギャグ作品です。
 
 今回の話は、3本つのシナリオで構成されています。
 
 1.石蹴り下校を小学生に交じってスタイリッシュに行う坂本。
 2.白線下校を小学生に交じってスタイリッシュに行う坂本。
 3.霊に取りつかれ、心霊現象が発生するが華麗にかわして成仏させる坂本。
 (4.おまけパートでナポリタンの話がED後にありますが割愛します)  
  
 パート分けとしては、Aパートで1と2、Bパートで3という感じなのですが、Aパートだけで
 尺が8分程度あります。
 
 Aパートの間、ずっと石を蹴るか、白線をあるくという「超縛りシチュエーション」での
 ギャグ展開となりました。
 
 しかも登場人物は、坂本君と小学生3人組みのみ・・・。
 
 基本的に坂本君は無口なので、小学生との「会話ギャグ」も成立しないので、この条件で脚本を
 書いた原作者は物凄く苦労されたと思います。
 
 むしろ、よくギャグとして成立させたと感心しました。
  
 Bパートは、坂本君の隠れファンである女子生徒が坂本を隠し撮りしたところ霊的なモノが
 映り込みポルターガイストや、洗面器に髪が大量に浮いているなど、状況としてはかなりホラー
 にも関わらず、「まったく怖くない」演出になっていて、こちらもホラー系のシナリオなのに
 ギャグアニメとして一切ブレないという、脚本と演出に驚きました。
 
 Bパートはまだしも、Aパートの「超縛りシチュエーション」におけるシナリオ作りは作家としては
 尊敬に値します。物凄いシュールな絵面の8分間なので、未視聴の方は1度見てみると、作家の
 苦労が垣間見れるかも知れません!
 
 
--- 総括 ---
 
 前回の一部レビューは2話目視聴時点での1話目中心のレビューを行いました。
 
 今回は6話目まで視聴した時点での6話目のみのレビューでした。
 
 ここまで視聴して感じたのは、この作品のテーマ「坂本君はいつもスタイリッシュ。かっこいい」 
 を徹底してブレることのない鋼の意思を持った作品だということです。
 
 大抵の作品は、連載当初は分かりやすいように「一つのテーマ」を決めてお話を進展させて
 いきますが、徐々に話の幅を広げて最初のテーマ以外の視点でも楽しめる作品になってい
   きます。
 
 つまり、世界観を広げることで主人公だけではなく、ヒロインやライバルといった魅力ある人物
 を登場させて物語の「マンネリ化」を防ぎ、長期連載になったとしてもシナリオの幅を持たせて
 視聴者(購読者)離れないようにします。
 
 しかし、この作品は一貫して「主人公は坂本」それ以外は「モブ扱い」という閉じた世界観を
 貫く、異色の作品だと思います。
 
 ここまで一貫されると、好みが相当別れそうな作品ですが、まずは1話ご視聴してみては
 如何でしょうか!坂本ワールドにハマかも知れません!
 動画配信サービスとしては、ニコニコ動画で現在1話目無料で視聴することができます。

 ニコニコ動画↓
 http://ch.nicovideo.jp/sakamoto-anime
 
 

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