こんにちは。管理人の緑茶です。
今回は先日配信された、ドラゴンクエストX オンラインのバージョン7.4について、シナリオには触れずにアップデート全体をレビューしていきます。
(※シナリオ部分のネタバレなし)
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異界アスタルジアの改修について
今バージョンで特に注目したいのは、「異界アスタルジア」における「異界のなかま」のレベル解放です。
ようやくストレスなく周回できるようになったのは大きな進展だと感じました。
ただし、レベル解放にはボス討伐が必須で、そのためには強い「異界のなかま」が必要というジレンマがあります。
この構造から見えるのは、運営が意図的に「最初は不自由→強化によって爽快感」という昔ながらのバランス調整を採用していることです。
現在主流のゲームでは、
・初期状態で「普通」
・少しプレイすれば「爽快」
・やり込めば「無双」
と、プラス方向にのみ強化が進みます。これに対してDQXは、
・初期状態で「かなり弱い」
・少しプレイしても「まだ弱い」
・やり込んでようやく「普通」
という形になっており、結果として「面白さ」に到達する前に「面倒くささ」を感じてしまいやすい印象です。
たとえるなら、かつてのスポ根アニメが受け入れられていた時代のような設計思想です。今の時代はもっと即効性のある「変身」「チート」「転生」などが人気を博していますので、やや古いモデルに感じるのも無理はないのかもしれません。
輝石のベルト・戦神のベルトの改修
今回のアップデートで「輝石のベルト」の効果が月に1回選べるようになりました。一見、戦神のベルトとの関連性が分かりにくい変更ですが、実際には非常に大きな影響をもたらしています。
戦神のベルトには「武器種縛り」があるため、たとえば魔剣士で「鎌」と「片手剣」の両方を使い分ける場合、それぞれに対応した効果を持つベルトが必要になります。
一方で、輝石のベルトは「闇特技〇%」のように武器種を問わず効果が発動するため、汎用性が高いのです。
魔法使いを例にとると、
・両手杖・炎
・両手杖・氷
・両手杖・雷
・攻撃魔力+
・会心率+
といった効果でベルトの枠が埋まるため、状況によっては持ち替えが非常に不便になります。
賢者は「両手杖・闇」、竜術士は「両手杖・土」など、職ごとの細かな違いにも対応しづらい状況です。
この点で、輝石のベルトのほうが使い勝手に優れていると言えますが、問題は強化素材が月1回しかもらえない点です。課金誘導の要素が強まっているのは少し気になるところです。
とはいえ、火力面で見れば、戦神のベルトの特化性が高いため、最終的には使い分けが鍵となりそうです。
バランス調整について
道具使い
こちらについては専門外のため、詳細は割愛いたします。
竜術士
体感として大きく強化された印象です。特に、チャージタイムなしで使える「超暴走魔法陣」の追加が大きく、魔法使い不在でも序盤から火力を出せるようになりました。
これにより、短時間で敵を一掃するようなフィールド系コンテンツ、たとえば王家の迷宮などでの使い勝手が格段に上がりました。
また、サポート仲間との相性も改善されており、開幕から陣を敷くことで「暴走魔法陣+やまびこの陣」に無理なく乗せることができます。
中でも「異界アスタルジア」のエステラとの相性は抜群です。神速メラガイアーを暴走で連発してくれるため、火力の出方が段違いです。
エステラは移動が多いものの、行動パターン自体はそこまで複雑ではなく、タイミングさえつかめば非常に爽快な連携が可能です。
全体的な印象とその他
今回のアップデートでは「学園」関連の内容もありましたが、制作コストが高かったとのことで、詳細についてはDQXTVでの報告に期待したいところです。筆者はすでにクリア済みですので、個人的な感想はありませんが、結果だけは気になります。
また、新規コンテンツが少なかったことも印象的でした。
この内容であれば、レベル解放や仲間モンスターの転生開放などがあってもよかったように思います。
新武器や盾に関しては、バザーの価格を見ても、防衛軍で集めたほうが効率が良さそうなため、そちらを軸に楽しんでいくのがよさそうです。
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最後に
今回のレビューではシナリオに触れませんでしたが、もう少し時間が経ち、ネタバレを気にせず語れるタイミングになった際に、改めてシナリオレビューもお届けできればと思っています。
今後もアップデートのたびに、現役プレイヤー目線での感想をお届けしていきますので、よろしくお願いいたします。
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