ニートの青年27歳が、見た目だけ高校生に若返る薬の実験台となる。実験内容は該当薬品を
使用した社会復帰プログラム「リライフ」。薬品の力で高校生に戻った主人公は2度目の
高校生活を始めることになった。
原作はWEB漫画 comico です。↓
http://www.comico.jp/articleList.nhn?titleNo=2
アニメ版公式サイトは↓
http://relife-anime.com/
--- 7行で読む この回のあらすじ(汗) ---
・ある日の教室にて突然新太が夜明を呼びだした。理由は「昔の会社の先輩の命日なので
墓参りに行きたい。会社の人間に会うとまずいので元の姿に戻りたい」という。
・この申し出に夜明は「自分も同行してよければ薬を渡す」と条件を出した。なぜ条件を
出したのか。それは新太の会社を辞めた経緯にあった。
・新太は新卒で入社。営業成績トップの女性社員が教育担当になって日々仕事に取り組ん
でいた。しかしその会社は所謂「ブラック企業」であり、環境としては厳しい日々が
続いていた。
・そして教育担当の女性社員が「女性だから」という理由で男性社員から妬まれて嫌がら
せをウケていることを知る。やがて女性社員は自殺してしまった。だが、彼女の同僚は
「昇進」のことばかり考え、社長もイジメによる自殺とは認めず、愛社精神を持って
最後の場所に会社を選んだと「美談」にして彼女の死に向き合うことはなかった。
・そんな会社に嫌気がさして新太は退職した。夜明はその過去を知っているので突発的な
事故(衝動)を危惧したのだ。
・夜明と共に墓参りを済ませた新太。帰り道で若い男女に出会う。彼らは新太の1年下の
後輩だった。彼らも新太と同じく「この会社はおかしい」と感じている。
・そして自分の意志を貫いて退職した新太を「凄い人」と認識し、そういう道も取れると
いうことに救いを見出しながら働いていた。
それを聞かされた新太は「自分の取った行動は無駄ではなかった」と前向きに過去と
向き合えるようになったのだった。
--- レビュー ---
新太の過去にスポットを当てたエピソードになりました。
1話の中に新太の過去の詳細と現在と過去の心境までグーッと圧縮した回になりました。
今まで小出しだった新太の過去が全て繋がって、一つのエピソードに完結しているので
この話を見てから1話~を見直すと少し違った見え方が出来そうです。
しかもこの回は過去を描写するだけではなく、新入社員と引き合わせることで新太が
Relife実験を通して成長した結果、過去に向き合えるようになっているところまでが
描かれているので1話完全完結の後味の良い脚本でした。
また最後のシーンで夜明が新太に「ありがとう」という部分は良いセリフでした。
新太の成長は前回Relife実験で失敗をしてしまった夜明にとっても救いとなっていること
がわかる気持ちのいいシーンでした。
--- 総括 ---
残り2話です。
実はアニメ版では大きくカットされている要素があります。漫画版では前回の「玉来・
狩生編」のエピローグで夜明と小野屋の恋愛模様にメスが入って一騒動あるのです。
今回のエピソードの中で、新太が夜明に「朝起こしてくれる人、見つけた方がいいですよ
杏(小野屋)とか」と夜明をからかっているシーンはそこに繋がっているのでアニメ版
だけ見ていると、ちょっと唐突だったかも知れません。
現在のエピソードは原作「report92.二人三脚」に相当します。結構割愛されている描写
もありますので、ここまでアニメ版のみを視聴していた方も復習も兼て原作を読んでみて
は如何でしょうか!
その際は勢いで92以降のネタバレまで読んでしまわないようにご注意ください!
原作は本編の後にそのエピソードのオマケ1コマ漫画が掲載されているので、それを
見るだけでも面白いですよ!
ちなみに今回のエンディング曲は「CHEMISTRY」の「PIECE OF A DREAM」でした。
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