何の前触れもなく、中世風の異世界に転移してしまった主人公は、死ぬたびにある地点まで
時間を遡り生き返ってしまうという能力を持っていた。周囲の人々に降りかかる不幸を回避
するために、何度も「死に戻り」を繰り返し不幸の元凶を突き止めるミステリー要素の強い
ファンタジー物語です。
原作はWEB小説(のちにコミカライズ)↓
http://re-zero.com/
公式サイトは↓
http://re-zero-anime.jp/
原作小説は「小説家になろう」のサイトで読むことがきでます。
--- 5行で読む この回のあらすじ ---
・スバルとユリウスは「怠惰の大罪司教ペテルギウス」との最終戦を迎える。ユリウスは精霊を
使いスバルと視覚を共有することでペテルギウスの見えざる手を視認する作戦を取る。
・激戦の末にペテルギウスを討伐。しかしペテルギウスは「憑依」の能力を持っておりこの能力
でスバルの肉体へと入り込む。だが死に戻りの経験でこの能力を知っていたスバルは、魔女を
呼ぶことで自らの肉体に魔女を取り込んでペテルギウスを肉体から弾き出す事に成功する。
・ペテルギウスを撃退したスバル達にフェリスから連絡が入る。どうやら爆発物がエミリアの
竜車に仕掛けられているらしい。
・急いでエミリア達を追いかけるスバル。ところがその背後から黒いモノノケが襲い掛かる。
モノノケの正体は「肉体を失ったペテルギウス」であった。禍々しい姿のペテルギウスを
スバルは彼の福音書に「ここで終わり」と書き記すことで撃退する。
・やがてスバルはエミリアの竜車に追いつく。すぐに爆発物を持ち去ると近くにあった白鯨の
屍に捨てて間一髪エミリアを助けることに成功する。爆発の衝撃で気を失ったスバルは
エミリアの膝の上で目を覚ます。そしてエミリアとの再会と和解に成功したのだった。
--- レビュー ---
全25話の最終話です。
最後の最後まで目の離せないシーンの連続で、行きつく暇もないほどに「見せ場」の連続
でした。
気になっていたペテルギウスの憑依対策は、魔女を自分の体に呼び込んでペテルギウスを
追い出してしまおうという作戦でした。
予想以上に2期を意識しない作りになっていました。スバルの原動力はエミリアへの好意で
あるという『ただそれだけの物語』に上手く描かれていました。
作画・演出も気合十分でペテルギウスの「見えざる手」が動きまくり、ユリウス・スバルの
アクションも見応え十分でした。
ペテルギウスの第2形態も非常に良い意味でキモチ悪く描かれており、竜車の疾走感との
相乗効果で迫力のあるシーンになっていました。
そして後半。エミリアの竜車から爆発物を取り除き、白鯨の死体に捨てて逃げるシーン。
爆風で吹き飛ばされるスバルですが、その爆風から竜車の竜(パトラッシュ)が庇うような
描写もあって最後まで細部に拘った作品だったと思います。
ラストのエミリアとの対面シーン。スバルが自暴自棄になった時にレムから言われた言葉を
うまく流用してエミリアに告白するシーン。オリジナルの告白じゃないところがなんとも
スバルらしく最後まで面白く視聴できました。
--- 総括 ---
ついに完結です。
全話通じての総括は別途他のアニメと合わせて掲載しようと思います。
ここでは、この25話をメインに掲載します。
張りまくった伏線をうまく回収して完結しました。欲を言えば王戦の結果まで見たかったの
ですが、流石にアニメオリジナルで描くにしても尺が足りないのでしょう。
レビューにも書いたように2期を匂わせないサパッリとした終わり方でした。逆に考えると
スバルの物語はまだ序章に過ぎず、いつでも原作が溜まり次第2期が作れるキリのよい
終わらせ方だったとも考えられます。
物語の途中でぶった切られて「2期へづつく!」とか「続きは原作で!」みたいな乱暴な
終わらせ方ではなかったので安心しました。
またいつの日か続きが放映されたら、是非視聴したい作品です!
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