本作の2期目となります。異世界と日本がGATE呼ばれる門で繋がり異世界の
軍隊(帝国軍)が侵略戦争を日本に仕掛ける。
しかし文明の差は歴然で自衛隊の圧勝により、異世界の軍隊は撤退を余儀なくされる
日本は反撃を好まず、異世界の統治国家にあたる「帝国」との講和を推進するの
だった。
【あらすじ】
ダークエルフの村には炎龍の住処を知っているものが居た。彼の協力をえて炎龍の巣へ
向かう伊丹一向。
巣は、火山の火口の中にあった。偵察に入ったダークエルフによれば巣に炎龍の姿は
内容だった。
だが、巣の場所は絶壁に囲まれている。伊丹たちは、横穴からしか近づくことができ
ないロケーションにある。
そのため、洞窟(=地下)に入れないロゥリィは火口付近で見張りとして残り、他の
メンバーで巣に罠(C4粘土爆薬74Kg)を張ることになる。
罠がほぼ完成した頃、炎龍が巣に戻ってくる。ロゥリィからの無線が電波不良で届いて
おらず、不意を突かれた伊丹一行はパニック状態になり、持参した携帯兵器も使いこなす
ことが出来ずに、何人も犠牲になっていった。
そこにレレィの反撃となる魔法攻撃が始まる。水の魔法は前回照準が定まらず使い物に
ならなかったため、今回は足元に落ちている「以前に炎龍に挑み、散っていった人々の
刀」を炎龍に目掛けて突き刺す、という魔法である。
無数の刀、中には名刀や魔法の剣も含まれており、そのいくつかは炎龍に刺さりダメージ
を与えることに成功する。
しかし、致命傷にはならず怒り狂う炎龍。その時、レレィの魔法で眠っていたテュカが
目覚めて、怒り狂う炎龍の姿を見る。テュカはその光景を自分の同胞、父親が殺された
シーンと重ね合わせ、悲しみと怒りが入り混じる渾身の雷魔法を炎龍に放つ。
強大ないかずちが炎龍を襲う。しかも、レレィにより刺された剣が避雷針のように作用
して威力を跳ね上げる。
その激しい電撃で仕掛けていた粘土爆薬が爆発。炎龍の体は崩れ火口に消えていくの
だった。
なんとか炎龍を退治し、巣穴から脱出した伊丹一行。ロウリィのいる洞窟の出口まで
戻ってくると、そこには傷だらけのロウリィの姿。
なんとハーディー神の使途(ロゥリィはエムロイ神の使途)がロゥリィをさらう為に
炎龍の子供2頭引き連れて襲ってきていたのだ。
巻き込まれた伊丹たちは炎龍2匹に追われ絶対絶命の危機に陥る。間一髪の瞬間に救援の
自衛隊が現われて、空爆と短距離砲の圧倒的火力で伊丹は救出されたのであった。
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【感想】
長い「あらすじ」でもお分かりになるかも知れませんが、非常に内容の濃い脚本となり
ました。
まさか、炎龍編の炎龍が17話目(2期中盤)で倒されるという衝撃のストーリー展開
です。
1話の中に、炎龍の巣への道のりと、炎龍の巣での罠の設置、そして炎龍との直接対決から
ハーディーの使途との戦いまで全部のシナリオを詰め込んであるので、息つく暇すら与え
られないような緊迫したアクションシーンの連続でした。
以前、レビューの中で伊丹のパーティーには回復役がいないのでどうなるかと書きましたが
作品では、ダークエルフの猛者をパーティーに入れることで、人数を増やし完全消耗戦と
いう展開になりました。
たしかに強力な炎龍の攻撃を受けてチマチマ回復している余裕などないわけで、言われてみ
れば消耗戦で戦うしかないようです。
ダークエルフたちの犠牲の末、レレィが剣を突き刺すことに成功するのですが、無数の剣が
時を越えて散っていった持ち主の無念を晴らすかのように、炎龍に突き刺さるシーンは圧巻で
見ごたえがありました。
普段のGATEのシチュエーションですと自衛隊の高火力で敵を圧倒するか、異世界の
住人が日本人を驚異的な身体能力で圧倒するという形で「日本人VS異世界人」という
構図を基本に描かれるのですが、このシーンは珍しく「異世界人VS異世界の生物」と
なっていて、王道ファンタジーのようでした。
レレイの反撃を布石にして、テュカもしっかり「兵器」ではなく自分の魔法で炎龍に一矢
報い、結果として炎龍を倒すことにつながる場面もいい演出でした。
ただ、ここまでは「自衛隊が異世界に!」という作品のコンセプトとしては、すこし
物足りない感じがしていました。
ですが、そこも見事にシナリオが考えられており、炎龍の子供達が伊丹を襲うシーンが
用意され、救出に来た自衛隊が圧倒的な火力で無傷で制圧するという形で視聴者が
満足できるシナリオになっていました。
今回のお話は、非常に濃厚でとても満足度の高いお話でした。
総括>>
帝都内紛編と炎龍編を同時平行で描くのかと思っていましたが、まさかの炎龍編が
終了してしまいした。
残りの話数で帝都内紛編を描くのか、他のストーリーが用意されているのか、この先の
展開がとても楽しみです!!
最新話の動画はコチラ↓
http://ch.nicovideo.jp/gate-anime
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