2016年2月2日火曜日

ルパン三世 第17話「皆殺しのマリオネット」


30年ぶりのルパン3世のTVシリーズです。世界の大泥棒ルパンの末裔
ルパン3世の物語です。何とTVシリーズ第1回1話目は1971年の作品です。
 
本シリーズの公式サイトはコチラ↓
http://lupin-new-season.jp/
 
作品総合公式は↓
http://www.lupin-3rd.net/
第2クールに突入です。
 
 
---
 
17話
【あらすじ】
 
 救世主と呼ばれる「グレコ」という男は、悪党たちを「仲間割れ」させる
 手口で次々に葬る。
 
 グレコはそれを中継することで、自分を神格化させ寄付巻き上げる手口で
 儲けていた。
 更ならる神格化を目指し、グレコが狙ったターゲットは「ルパン一味」だった。
 
 グレコはルパンに勝負を挑む。「ルパンが死ねば負け」「ルパンが盗めば勝ち」
 その勝負に乗ったルパンは、グレコの策略で迷路のような地下に落とされる。
 
 迷路の中で一時的に全員バラバラされ、グレコに「お前等の中に一人だけ俺の
 マリオネット(操り人形の意)がいる」と告げられたことで、互いに疑心暗鬼と
 なって、争うルパン一味。
 
 だが、それは芝居。ルパンはグレコの「麻薬を使った催眠術」というネタを暴き
 同士討ちをしているふりをしていただけだった。
 
 グレコはルパンの話術によって、逆に催眠術をかけられてしまい、勝負はルパン
 の勝利で幕を閉じた。
 
 
---
 
【感想】
 
 醍醐味はAパートです。だれが「マリオネット」なのか視聴者に予想させることで
 参加型のような推理パートとなりました。
 
 製作側の「隠そうとしている」意図がとても強く、不二子のイヤリングを光らせた
 り次元のタバコを封印したりと「怪しい感」を演出して視聴者をミスリードして
 いきます。
  
 ヒントになりそうな各々の特徴「頭脳」「美貌」「拳銃」「刀」も披露せず
 Bパートが始まるまでCM中も視聴者に推理させる作りになっています。
 
 唯一のヒントとしては「不二子」が殺される(実際は芝居)というシーンだけに
 なります。ただ、この演出をAパートに持ってくることで「逆に不二子説」が
 出てきそうな脚本になっていて、非常に良く出来ていました。
 
 Bパートの見せ場は「次元」Vs「五エ門」の一騎打ちになるのですが、ヌルヌル
 動くアクションアニメ風ではなく、昭和アニメのような芝居と表現で迫力を描く
 懐かしい作画でした。
 
 全体としては「細かい部分の最適化」と「見せたい部分の強調」が素晴らしく良く
 出来ているお話で、見事に30分という1枠で濃密な話を詰め込んでおりました。
              
総括>>
  
 次週はついにレベッカ再登場の模様!2クール目のメインシナリオであるモナリザ
 関連のお話が進みだすようです。
  
 次回もとても楽しみです!

0 件のコメント:

コメントを投稿