2017年8月6日日曜日

ドラゴンクエスト舞台 冒険者たちのホテル(一部レビュ)

オンラインで知り合った4人がとあるホテルで初めてのオフ会(現実世界で
集合すること)を行うことになった。しかし主催した藤澤が現実の身分を
偽っていたために、なにやら面倒な展開に…
 
 
------ 1行でわかる(かもしれない)あらすじ -----
 
 ・主人公、藤澤は自分が脚本家であることを隠してオフ会を開催。
  会場となったホテルは藤澤が脚本家としても同日にパーティーを
  するホテルだった。

  現実世界の人間関係と仮想空間の人間関係が交錯する中。藤澤は…
 
  (詳しくはタイムシフトをお勧めします!)
  
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-感想&総括--
 
 まず第一印象ですが、やっぱり舞台は舞台なんだなぁ。です。
 
 ニコ生の映像で見ていましたが、やはり演出も役者の演じ方も舞台向け
 なので映像ではかなり想像力による補間が必要だなぁという印象でした。
 
 そのせいか、私の周囲の感想も様々で概ね舞台を観劇した経験をもつ人は
 かなりの高評価で経験のない人はそれなりな感じでした。
  
 私なりの分析ですが、演者の演技の映り方が違ったように感じます。

 舞台は後ろの席の人が肉眼で観劇しても分かるように体全体で役を
 表現します。
 
 この表現が、舞台を知らないとオーバー過ぎると感じてしまうみたいです。
 
 タブン舞台と知りながらもドラマを見ている感覚で視聴しているので
 しょう。
 
 
 そうすると、お好み焼きを注文したのにたこ焼きが出てきた。みたいな
 錯覚に陥るのだと思います。
 
 
 さて見え方は横に置き・・・
  
 内容的にはミニコントを積み重ねて一つのお話を作るような構成になって
 いて、キャスティングもテンポもとても良い内容でした。
 
 とくに藤澤(インコさん)のセリフの量が半端なく、さすがだなぁ
 とプロの役者の実力を実感しました。
 
 また藤澤の相棒を石川ではなく大山でキャスティングしているのも新鮮味
 があって、いつものニコニキ感ではなく舞台の配役として認識しやすい
 のが好印象でした。
 
 大使以外の演者さんについては詳しくないので触れませんが、大使にまざる
 ことで舞台全体を引き締める感じになっていました。
 
 大使だけで舞台をやったら、どうしても企画内企画内企画みたいになって
 しまうと思うのです。
 
 それを大使外を加えることで雰囲気を変えて、1舞台として成立させた
 功労者に見えました。
 
 あと、末國(石川)もいい味でした。今までは素に近い配役を見てましたが
 違う一面を垣間見た気がします。
 
 そしてそして檀上にいた兼田いぶきさんが良かった。常時壇上にいる
 メンバーが男性ばかりだったので、チョイギャル系の分かりやすい女子が
 加わることでむさ苦しい感じを吹き飛ばしていました。
 
 あそこは磯部がそのまま上がってしまうと、磯部のキャラが強すぎてインコ
 さんのキャラが死んじゃいます。
 
 (舞台のキャラ設定の話ですよ↑)
 
 しかし磯部の代役として来たという体で、キャラとしてはやや普通によった
 兼田いぶきさんが入っているので、キャラの衝突もなくまとまりが出た
 と思います。
 
 あの手の「一目でゲームとは無縁のコギャル役」をやらせたら兼田さんは
 本当にうまいと思います。
 
 (しかも若いのでやっぱり動きが機敏ですね。動きが大きい演技もピピッ
  と動いてパパッと次の演技に移れるので小気味よいです。練習の成果
  だとも思いますが、運動神経との相乗効果なのでしょう)
 
 
 なかなか舞台を見る機会も少ないと思います。この舞台は分かりやすく
 テーマも身近なものですので、この機会に如何でしょうか!
 
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 最後に・・・
 
 Ver3にてドラゴンクエストX ディレクターが安西 崇さんになるそうです
 
 Ver1の藤澤 仁Dはシナリオ超重視のDでした。
 Ver2-3の齋藤 力Dはシナリオ+新しいミニコンテンツと挑戦の多いDでした。
 さて、Ver4はどんな世界になるのでしょう。
 
 長寿オンラインゲームの宿命ともいえる「レベルリセット」を行うので
 しょうか、楽しみです。

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