就職試験に落ち続け就職浪人直前の主人公木春由乃。
学生時代にノリで登録したタレント事務所から仕事の依頼を受ける。
その仕事はなんと1年にも及ぶ村おこしの観光大使だった!
思わぬ大役に邁進する由乃の奮闘物語です。
アニメ公式ページは↓
http://sakura-quest.com/
ネット配信は↓
ニコニコ動画:http://ch.nicovideo.jp/sakura-quest
Amazon プライムビデオ:(予定)
--- 2行で読む ここまでのあらすじ --- ※18話目
・蕨矢(わらびや)集落に住む鈴原は、国王を(任意で)人質にとり路線バス
の廃止を訴える。その動画を見た間野山の人々から支援の輪が広がり
国王以外の大臣も蕨矢集落を訪れ、彼らが本当に車を必要としていることを
再認識することになる。
・国王がバスの運転手の高見沢に相談したことで、彼の心が動き、早苗と
協力することでネット予約制の「まのやまデマンドバス」を運行させること
に成功する。だが、功労者の鈴原は倒れ他界してしまう。同じIターン
として間野山にきた早苗は静かに決意を固める。
--- レビュー ---
SHIROBAKOでお馴染みのP.A.WORKSによるオリジナルアニメーション
です。
蕨矢集落後編です。
限界集落の交通問題に正面から切り込んで、デマンドバスという答えを出した
良いシナリオでした。
また特に早苗の演技が印象的です。
これはキャラクターのターニングポイントとして大切な話なのでとても丁寧に
演じられている感じを強く受けました。
しかし第2話の饅頭の話でもそうでしたが、1日でデマンド予約システム
を構築してしまうなんで、早苗は実は相当の技術者なんですね。
なんとなく「意識高い系の技術職」の人は、理想に技術が伴ってないイメージ
がありましたが、意識が高くて技術力も高いとなるともう早苗が本気を
出せば無敵なんじゃないかと思ってしまいます(笑)
そして最後にでました報酬アイテム。
最初は「剣鉾(けんぼこ)」でした。残る祭具は2つ。話数は7話。
むむ、話数に対して祭具が少ない…。祭具を集めた後のエピソードも何か
あるのでしょうか。
--- 総括 ---
まさかサクラクエストで死人が出るなんて思いもしませんでした。
しかも比較的元気な老人が、突然倒れて孤独死なんて・・・でもこれが
限界集落の現実なのかも知れませんね。
アニメお約束の(死亡)フラグも立てずに、日常からの他界という描かれ方が
逆にリアルで少し怖いくらいでした。
一方で作家目線で結果からみると「うーん、仕方なしか・・・」とも思えます。
必要なキャラクターですが、間野山を知りすぎています。存命されていると
今後の展開で木春たちが難題に直面したときに、自力で解決せず答えを聞きに
行ってしまうと思います。
もちろん答えは教えないでしょうが、毎回難題に直面するたびに「聞きに行く」
という件を挟むのはシナリオのテンポも悪くなりますし無駄な尺も取ります。
そうなると、限界集落の現状をリアルに感じさせつつご退場願うのがベストな
選択かなぁなんて思いました。
シナリオの都合で適当に殺さず、ちゃんと意味を含ませた演出がキャラクター
への愛を感じました。
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