就職試験に落ち続け就職浪人直前の主人公木春由乃。
学生時代にノリで登録したタレント事務所から仕事の依頼を受ける。
その仕事はなんと1年にも及ぶ村おこしの観光大使だった!
思わぬ大役に邁進する由乃の奮闘物語です。
アニメ公式ページは↓
http://sakura-quest.com/
ネット配信は↓
ニコニコ動画:http://ch.nicovideo.jp/sakura-quest
Amazon プライムビデオ:(予定)
--- 2行で読む ここまでのあらすじ --- ※19話目
・掲示板に祭具に関する書き込みがあった。廃校になった中学校に祭具の
一つがあるらしい。由乃達は直ぐに夜の廃校へ向かう。そこで真希の父親に
出会い、協力を得ることで吊太鼓を手に入れた。
・しかし吊太鼓は破損しており、そのままでは使用できない状態。一旦倉庫に
仮置きをし、由乃達は祭りの復活に向けてお神輿のルートの確認などを
始める。その頃、真希のもとに有名監督の映画へのオーディション書類審査
合格の通知が届く。
--- レビュー ---
SHIROBAKOでお馴染みのP.A.WORKSによるオリジナルアニメーション
です。
廃校編 前編です。
限界集落に続き、人口が減っていく地方の廃校(の校舎)問題に切り込んで
いくシナリオになりました。
そして並行して、真希のターニングポイント回のようです。
前回の早苗に続き、真希の未来にもスポットが当たるようです。
真希メインですが、こうしてみると真希は難しいキャラクターですね。
夢に挫折してやさぐれている上に、基本的に表情が薄く口数も少ないので
映像で分かりやすく表現しにくそうでした。
その代わりに、目線やちょっとしたしぐさ、セリフの1つ1つを丁寧に
表現して、感情や決意を視聴者伝えたいのが印象的な回でした。
実家で父親と鉢合わせしたときの空気感の演出とか、ちょっとコメディなのに
超ピリピリしていて面白いシーンでした。
--- 総括 ---
血まみれサンタのシーンは、よく聞くと全然怖くないはずの怪談なのに
由乃達が激しくおびえるのです。
サクラクエストには所々こういうツッコミ待ちのような面白ネタが仕込まれ
ています。私的にはとても好きな部分です。
お仕事系アニメなのに、お堅い感じの作風にならないのはこういう作り手側の
遊び心というか、オマケ心みたいなものが感じられるからなのかも知れません。
そういう遊び心を仕込みつつもコメディに倒れ過ぎず、ちゃんと廃校問題にも
真希の未来にも向き合う脚本の出来の良さ。
視聴者視点では満点なのですが、モノを書く身としては「やるなぁ」とちょっと
嫉妬したり複雑です(笑)
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