文化も文明も現実の日本にとてもよく似た異世界のお話です。
現実との違いは「亜人」とよばれる「人」以外の「人類」が存在し、
彼らは端的に言えば「吸血鬼」や「雪女」である。
しかしこの世界では日常に溶け込み「ちょっととがった個性的な人」程度の
認識で普通に暮らしており、その日常を描いた作品です。
アニメ公式ページは↓
http://demichan.com/
ネット配信は↓
Amazonプライム・ビデオにて毎週土曜深夜より独占配信(予定)
--- 5行で読む この回のあらすじ --- ※9話目
・佐藤先生は高橋先生に恋をしていた。しかし自分がサキュバスであるがゆえに
高橋先生との恋愛に奥手になっていた。そこへ亜人課の刑事の宇垣から電話が
入る。
・佐藤はサキュバスの能力を「恋愛において持ち込みたくない」と考えていた。
しかし宇垣は恋愛において催淫は避けられない。自分を知るためにもやって
みろとけしかける。
・翌日、佐藤は少しだけ高橋を催淫してみることになる。今まで催淫に対し無反応
だった高橋に僅かな反応が見られ、サキュバスの能力にちょっとだけ前向きに
なった佐藤だった。
・そのころ、雪とひかりは夏の暑さに悩んでいた。二人とも亜人の特性で暑さに
弱く初夏だというのに真夏のような猛烈な暑さを感じ、クーラーのある高橋の
部屋に逃げ込んできた。
・同じ亜人なのにシャツの上にベストまで着込んでいる京子に二人が「何で?」
と問いかけると、学力に続き2度目のショックを受けてしまうのであった。
--- レビュー ---
亜人ちゃんは語りたい9話目になります。
前半のサキュバス無双からの後半のオチが「お色気オチ」とうまく繋がった
エピソードでした。
佐藤先生のエピソードは「サキュバスのエピソード」なのでお色気色が強く
通常の「亜人ちゃん~」に比べるとややアダルトな感じになります。
そのせいか、1話全部を佐藤先生のエピソードにはせずAパートもしくは
Bパートのみに絞ってアダルト感を和らげる工夫がなされています。
今回もAパートが佐藤先生でBパートが3人娘(ひかり・雪・京子)という
構成になっています。
普通の日常系アニメ(とくに原作が4コマ漫画)だったりすると、エピソードの
主役が変わるときにアイキャッチでシーン転換したりします。
※アイキャッチ=CM前後にはいる定型の1カット。もしくは物語の区切り目と
判りやすい1カット、例えばメイドラゴンの・・・・⇒(・w・)
アイキャッチはシーン転換に便利ですが、本当に物語がブッツリ切れてしまい
ます。その点において本作品はアイキャッチを使用せず、それとなくシーンを
かえる工夫がされていて勉強になります。
ちなみに今回は以前のエピソードで登場したギャグ漫画の続きを佐藤先生が
雪から借りるシーンを使って、エピソードの中心も佐藤から雪にバトンタッチ
しています。
--- 総括 ---
冬アニメレビュー、レギュラーアニメ「亜人ちゃんは語りたい」の9話です。
この作品、本当に作画の見せ方がうまいと思います。もちろん脚本が日常系の
ギャグなので作画のカロリーが若干少なくても見劣りしないというのは利点と
してあるとは思います。
それにしても、脚本上重要でないシーンは静止画もしくはクチパクだけで
カロリーを控えておいて、その労力をうまく「必要なシーンや芝居」に
使っていると思います。
作画のメリハリは一歩間違えると「作画崩壊」と評価されかねないだけに
この作品ではうまく使い分けていると思います。
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